今年の春夏はミレニアルピンクがトレンドカラーとして浮上したけれど、秋冬シーズンはレッド(赤)がファッション界を席巻しそうな予感。<Good Housekeeping>によると、パワフルで鮮やかなレッドは今、ファッション界だけでなく、女性による抗議活動など政治の分野でも続々と取り入れられており、女性のパワーの象徴になりつつあるそう。

ロイヤルファミリーも例外ではなく、最近ベルリンで催されたガーデンパーティーでは、ケンブリッジ公爵婦人ことキャサリン妃がアレキサンダー・マックイーンの華やかなレッドドレスを披露したことで話題に。

なぜ?女性にとって「赤」が勝負カラーである理由
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さらに国際女性デーでは、赤い文字を書いたプラカードを掲げる女性たちが抗議デモに参加する姿も。

なぜ?女性にとって「赤」が勝負カラーである理由
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そこで、応用色彩心理学分野における国際的な権威であるカレン・ホーラーさんに、赤がいかにして服装だけでなく、私たちの気分に影響を及ぼすのかを解説してもらいました。

1.パワースーツとしての「赤」

心理学的に言うと、本来、赤は男性的な特性を象徴する色なのだとか。「赤は権力、主張の強さ、行動力、そしてエネルギーを表します。歴史的に見て、狩猟に赴くために体力を蓄え、モチベーションを奮い立たせる必要があったのは男性なのです」。

そして今日、赤は権力の象徴としてみなされており、女性が権力を誇示するために身にまとう場合が多いとホーラーさんは指摘。例えば、イギリスのテリーザ・メイ首相がドナルド・トランプ大統領と会った際に着ていたスーツが例として挙げられるそう。

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2.注目を集めるのにぴったり

ホーラーさんによると、赤は自信とパワーを滲み出させるのみならず、「目立ちたいときに身につけるべき色」とのこと。「女性は自分に注目してほしいときに赤を着る傾向にあります。赤いドレスや口紅をつけると自分の魅力がアップし、官能的な印象を与えるのです」。

ということは、初めてのデートの時には赤を身につけるといいかも!?

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3.モチベーションをアップする効果も

「色には物理的にも影響を及ぼす効果があります」とホーラーさん。「たとえば、疲れを感じていて気持ちをシャキッとさせたいときに赤を身につけると心拍数が上がるので、力が湧いてきます」。つまり、赤を身につけると気持ちまで華やかになるということ。

自分をよりパワフルかつ魅力的に見せてくれて、気持ちも前向きにしてくれるなんて…今年は万能カラーの赤を身に付けない手はない!?

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Rubicon Solutions, Inc.

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