世界で最も名の知れた女性の1人である、エリザベス女王。でも、彼女の日常生活について私たちが知っていることはほんのわずか。毎日の仕事についてはすでに調査済みだけど、朝食、昼食、夕食、そして気になる間食には何を食べているの?
イギリスのオンライン新聞<Independent>によると、女王は毎日高級料理に舌鼓を打っている…というわけではなさそう。週に2度、王室の料理長であるマーク・フラナガンさんの提案するメニューリストを渡され、それをチェックしているのだとか。となると、気になるのがそのリストに書かれたメニューの内容。というわけで、コスモポリタン イギリス版がその辺りを詳しく調べました!
朝食
イギリスの電気通信事業者<BT>のオンライン新聞によると、エリザベス女王は朝起きるとまず紅茶とビスケットを口にするのが習慣なのだそう。紅茶はアールグレイ(ミルク、砂糖なし)をボーンチャイナのティーカップで。ビスケットについての詳細は不明、とのこと。
その後、正式な朝食をとるときは、シリアルとフルーツが定番。イギリスの新聞<The Telegraph>によると、ケロッグ スペシャルK、クエーカーオーツ、ウィータビックスが特にお気に入りのよう。
女王のパーソナル・シェフを11年間務めたダレン・マクグレイディさんによると、女王はスクランブルエッグもお好きなのだとか(イギリスの新聞<Daily Mail>のインタビューにて)。
「女王はスモークサーモンのスクランブルエッグにトリュフを削ってかけるのが大好きでした。でも、質素な女王は自分で新鮮なトリュフを要求することはなく、クリスマスの贈り物として送られてきたときだけ楽しんでいました」。
昼食
女王はジン(おそらくは王室御用達の印のあるゴードンなど)や、デュボネ(ワインベースの甘いアペリティフ)にレモンと氷をたっぷり入れたものに目がなく、これを食前酒として楽しんでいるそう。
マクグレイディさんの証言によると、女王はほとんどの場合デンプン質の食物をとらないそうで、パスタもお米もジャガイモも食べないのだとか。「お1人で食事するときは、厳しく自制していらっしゃいます。デンプン質なしが鉄則です」。
その代わりに、「グリルしたチキンとサラダ」や「やわらかく調理したほうれん草か、ズッキーニをしいたドーバーソール(舌平目)」などを食べている、とのこと。
アフタヌーンティー
期待を裏切らず、女王は毎日かかさずアフタヌーンティーを優雅に楽しんでいる模様。
マクグレイディさんが明かしたところによると、女王の好物のケーキはハチミツとクリーム入りのスポンジケーキや、チョコレートビスケットケーキ。後者は、ウィリアム王子も結婚披露宴で選んだもの。
マクグレイディさんによれば、これにきゅうり、スモークサーモン、卵のマヨネーズあえ、ハム、マスタードなどのサンドイッチを少なくとも2種類は加えなくてはならず、耳は切り落とすのがルール。もう1つ欠かせないのが、小さな円形に切ったパンにラズベリージャムをはさんだジャム・ペニー。これらをアールグレイで流し込むのがエリザベス女王流なんだとか。
「女王はいつもすべて食べていたわけではありません」とマクグレイディさん。「小さなサンドイッチを1、2切れか、たまにスコーンを召し上がりますが、ほとんどはじゅうたんの上に砕いて、犬たちにやっています」。
夕食
一部の情報源によっては、女王は通常夕食に「ラム、ローストビーフ、マトン、ライチョウ、サーモンなどの食事を楽しんでいる」と言われているけど、「サンデーロースト(通常日曜の昼に食べるイギリスの伝統的な食事)がお気に入り」と報じているものもあり、「ガーリックステーキに、マッシュルーム、生クリーム、ウィスキーのソースをかけたもの」を好んでいるとの情報も。
先の<Independent>紙によると、女王は夕方にはシャンパンをたしなむそうで、その種類は、ランソン、ボランジェなど王室御用達のブランドを含む8種。
決して華美ではないけれど、なんともイギリス王室らしいメニューの数々。イメージを裏切らない内容に納得、ですね?
※この翻訳は、抄訳です。
Translation:mayuko akimoto
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