コスモポリタン 日本版でも以前紹介した、人気プラスサイズモデルのイスクラ・ローレンスさん(25歳)。

下着ブランド<Aerie>のモデルを務め、いつもポジティブな姿勢が魅力的な彼女。でもコスモポリタン アメリカ版によると、現在の活躍に至るまでにはさまざまな苦労があったようで…。

ありのままの自分を受け入れることを掲げる<StyleLikeU>のプロジェクト、「What's Underneath」に参加した彼女が、その動画(※字幕なし)の中でモデルとして成功するまでの経緯を告白しています。

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
The New Supermodel Won't Be Retouched Without a Fight: Iskra Lawrence
The New Supermodel Won't Be Retouched Without a Fight: Iskra Lawrence thumnail
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フォトショップ加工は一切なし。ありのままのあなたで十分ステキだから。

ロンドンでモデルのキャリアをスタートしたイスクラさんいわく、「エージェントでは、お尻のサイズがネックになったわ。私のサイズは36インチ(約91センチ)だったんだけど、彼らは34インチ(約86センチ)を求めていたみたい。でも、お尻をそこまで小さくするのは不可能だったの」。

(体の一部を)自分が欠点だと思わなければ、それは欠点にならないから。

お尻を小さくするため、イスクラさんはあらゆるダイエットに挑戦。メープルシロップダイエット(ビヨンセが実践していた、赤唐辛子にレモン、メープルシロップを入れたレモネードを飲むクレンズ法)や、プロテイン・ダイエット(タンパク質と野菜のみを摂取し続けるダイエット法)にもトライしたけれど、どちらも健康的とはいえず、栄養の面でも偏っていたのだとか。

さらに必死でカロリー計算をし、自分が摂取したカロリーの2倍を燃焼すべくエクササイズにも没頭したけれど、サイズダウンにはつながらず…。結局エージェントをクビになり、かなり落ち込んだそう。その他にも多くの事務所の門を叩いたけれど、門前払い状態。当時の彼女は"カーヴィー"すぎて、あまりにも"女性らし過ぎる"と言われ続けたのだとか。

そんな中、18歳のときにプラスサイズモデルの存在を知った彼女は、これに挑戦してみることに。しかし今度は"(プラスサイズと呼ぶには)細い"と言われ、再び落とされる日々。当時の彼女は、サイズ6(日本でいうMサイズに相当)で、プラスサイズのモデルはサイズ10かそれ以上が対象。それでも幸いなことに、小さなエージェントに拾われたことで、現在の成功へとつながったそう。

昔だったら、こんなに美しい女性2人に囲まれた撮影なんて(不安になるから)想像もできなかったでしょうね。当時の私は、自分の体が大嫌いだった。成功(=素敵な彼を見つけて、お金も稼ぎ、人がうらやむような生活を送ること)を手に入れるには、痩せていなければダメだと思っていたの。そんな風にならなくてもいいんだと思えるまで、ずいぶんと長い時間がかかったわ。そしてこれが私の体。この美しさは、サイズで決められるものじゃない。人はサイズや肌の色、性別、セクシュアリティ、宗教などで分類されるべきじゃないって思ってるの。食事に気を遣いすぎたり、完璧を目指して躍起にならなくて済む自分を誇らしく思う。だって私はハッピーでヘルシーだし、それこそがモデルとして重要な要素だと信じてるから。

とはいえ、モデルとして成功し、ニューヨークを拠点とするようになってからも、モデル業界の"常識"との戦いは続いたもよう。仕事は入るようになったけれど、現場では「(プラスサイズモデルとしては)細すぎる」と言われ、大きく見せるためのパッドを着けさせられたことも。

また、フォトショップでの画像修正が当たり前の世界では「撮影写真を見ると、私のセルライトは消えてなくなり、ウエストは絞られていた」そうで、"お直しされた"ところは自分の欠点ように感じていたのだとか。そんな中、<Aerie>が展開する<AerieReal>のキャンペーン・モデルに選ばれたことで、ようやく「自分のありのままの存在が認められた」と実感できたという。

<Aerie>では一切修正されなかったと聞いて、嬉しいわ。私たちは皆、(ありのままで)ステキなんだもの。

動画の最後では、「雑誌の表紙を飾ることよりも、今はもっと大切なことがある」と語るイスクラさん。「すべての若い女の子が、発言できる世の中にしたい。彼女たちが私の姿を見て、『完璧でいなくちゃいけないんだ』と自分を責めない世界になってほしいの」。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Captain & Me, Inc.

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