ウェディング・フォトグラファーは数々のカップルの"特別な1日"を記録する人。ならば人生最大の愛の決断と誓約を交わした2人の、"裏の瞬間"に出くわすこともよくあるはず…。

そう考えたコスモポリタン イギリス版が、ネット掲示板<Reddit>を調査。「ウェディング・フォトグラファーが、カップルの結婚が続くか否かを予測できるか?」というテーマのもと集まった投稿の中から、12の興味深いコメントをセレクトしました!


【IDNEX】

  1. 写真撮影中のカップルの態度でわかる
  2. ケーキカットのとき
  3. スピーチのとき
  4. スピーチのとき(2)
  5. 結婚式当日に向けてのカップルの様子
  6. 結婚披露宴やパーティーでの様子
  7. 結婚式自体がすべてで、相手がおざなりになっているとき
  8. どうでも良さそうなとき
  9. 新郎新婦が一緒に居たくなさそうだったとき
  10. 新郎新婦がイヤな奴のとき
  11. "自己中心的"または"怠け者"のカップル
  12. 婚約記念撮影で多くが浮き彫りになることも…

1.写真撮影中のカップルの態度でわかる

「私たちはその日8~12時間かけて、フレームの中に映る新郎新婦2人だけを見続けています。つまり、周りの景色を排除し、2人だけの交流に注目しているというわけです。その中で、互いに触れ合ったり、親密さを感じさせたり、感情的に繋がる瞬間を切り抜いていく。2人の間にそういったものがあるかないかは、そのうちすぐに分かってきちゃうんですよ」(SuccessiveApprox

2.ケーキカットのとき

「ありがちに聞こえるかもしれませんが、これは重要だと思います。優しく相手に食べさせる…のは良いサイン。ちょっとふざけて鼻に生クリームをつけっちゃったり…も特に問題なし。

でもたまに、相手に"やり返す"人がいたりするんですよ…これは悪いサインですね。その侮辱にもなりかねない行為が、その後の関係を暗示しているというか。たとえ生クリームが顔につくのがイヤでも、それを笑いに変えて楽しく受け流せるようじゃないと先が不安ですね」(2DPrinter

3.スピーチのとき

「スピーチをする人(友人や親族等)が新郎新婦の相手方について話すコメントから多くを判断できちゃいます。この相手と一緒になることが本当に良い人生の決断だと思っているのか。相手を新しい家族の一員として見るつもりがあるのか。相手についてのコメントが『いい人だと聞いています』(聞いているだけ)なのか、あるいは心から喜んでいるのか、など。

私は乾杯の際に、心に染みる感動的なコメントを聞いたこともあれば、少々引いてしまうようなものも聞いたことがあります。スピーチをする人が、相手がどうして自分の親族(または友人)にとってピッタリな人なのかを言えないというのは、確実に良くないサインですね」(2DPrinter

4.スピーチのとき(2)

「新郎新婦それぞれの来賓スピーチの際、結婚する相手の人について一切コメントがないというのはよくないサインですね。最優秀作品賞を受賞した監督が主演俳優について一切言及しない(逆もしかり)のと似たようなものです」(Thimble

5.結婚式当日に向けてのカップルの様子

「事前のミーティング、婚約記念撮影、結婚式当日の2人の話し方や言葉遣いによく注目しています。わずかな時間だけでも、彼らが何に重点を置いているかがよくわかります。特に若いカップルの多くは、結婚式についてはよく考えているけれども、結婚そのものについてはまだ考えが浅い場合が多いです。それに対して熟年カップルたちは、結婚や再婚がどういったものかよく分かっているようです」(SuccessiveApprox

6.結婚披露宴やパーティーでの様子

「集まった友達や親族の態度からも色々なものが浮かびあがります。友人同士のおしゃべり、親族の視線やボディランゲージ、乾杯の様子などから、彼らがこの結婚についてどう思っているのか、またそのカップルの周りにどれだけ支援者がいるのかが見えてきます」(SuccessiveApprox

7.結婚式自体がすべてで、相手がおざなりになっているとき

「新婦の中には、結婚する相手よりも"結婚式を挙げる"ことの方に夢中になっている人もいます。ある時撮影した式では、新婦が4着のドレスに着替えて、アクセサリーもメイクもすべてゴージャスに仕上がっていて…でも新郎新婦間の交流は皆無でした。もう1人の写真家さんと賭けをして、私は"いつか別れる"に賭けたんですけど。案の定数週間後、結婚は白紙になったから注文した写真は現像しなくていいと電話が入りました」(Photographer_Rob

8.どうでも良さそうなとき

「初めて撮影したのは、フィラデルフィアにある美術館の外で結婚式を挙げたカップルでした。それまでずっとアシスタントをさせてもらっていた、ウェディング・フォトグラファー歴10年の友人に付き添ってもらっていました。

彼がカップルにキスショットのポーズを取らせて、『ではキスしてください』とお願いすると、新婦が『あ、いいえ、結構です』とちょっと上ずった小さな声で言ったんです。

彼いわく、これまで100組以上の結婚式を撮影してきて、あれほどまでに相手に興味を持っていないカップルは見たことがない、とのことでした。

全体的にとにかく不自然でしたね。新郎は当日もさほど自分の容姿を気にすることなくだらしない感じでしたし、両家の対面もその日が初めてといった様子で、変わった人たちでした」(CoLmes

9.新郎新婦が一緒に居たくなさそうだったとき

「自分が撮影したカップルの結婚が続くか否か…ということは時々考えてしまいますね。特に結婚式で新郎新婦が一緒に時間を過ごしたり、お互いを気にかけたりしない場合。もちろんゲストのみなさんと交流したいのは分かりますが、正直ちょっと行き過ぎのときも…。

または、新郎新婦が互いに不満そうなコメントを言うときとか。私は8時間くらいしか一緒にいないのに、そんな短い関わりの中で『結婚式のプランニングをまったくさせてもらえなかった』なんて愚痴を聞かされること自体、ちょっとおかしいのでは」(eatcheeseordie

10.新郎新婦がイヤな奴のとき

「基本的に2人ともイヤな奴だな~と思うときは、その関係自体を疑ってしまいますね。結婚式の前日に突然衣装を全部変更するとか。カメラマンに対する文句をひたすらSNSに投稿してるとか。そういう人については恋愛関係にあること自体にびっくりしてしまいます。

まぁでもほとんどの場合は、カップルたちの人生で最高に幸せな数時間に携わっているわけですから、一生仲良く連れ添って欲しいと願うばかりです」(eatcheeseordie

11."自己中心的"または"怠け者"のカップル

「『この人たちは数年もたないな』と予想し、当たったことは何回かあります。個人的に一緒に仕事をするカップルにはつい情が生まれてしまうタイプなので、できるだけいつまでも幸せでいて欲しいと思うのですが、そうはいかない時もありますよね。

傾向があるとすれば、すごく自己中心的な(あるいは短気な)新婦か、怠け者で未熟な新郎のいるカップル。両方合わさった場合だと最悪の組み合わせですね。カップルが別れてしまったと聞いてショックを受けることもあれば、あ~やっぱりねと思ってしまうこともあります。

総じて言えるのは、撮影を担当してその後別れてしまったカップルのほとんどは、かなり若くして結婚した人たちばかりでした」(SirLeopoldStotch

12.婚約記念撮影で多くが浮き彫りになることも…

「婚約記念撮影の方が分かりやすかったりもします。少なくとも私にとっては。多くの結婚式の写真撮影プランには、結婚前に行う婚約記念撮影を併せて提供していて、それは新郎新婦がどのような人たちで何を求めているのかを知り、彼らが私たちと一緒に撮影することに慣れてもらうためのものです。

そんな中、婚約したカップルを見て、よく2人は結婚まで辿り着けたな…と驚いてしまう人たちも多くいました。

ポイントとしては:

共通点が何もない

撮影中、些細なことでさえも、相手を尊重する姿勢がお互いに見られない

2人の空気が不穏

ってとこですかね」(Floonet

もちろん、まったく予想外の時もある!

「私たちはウェディングビデオ撮影をするんですが、去年、数年間の交際を経て、すでに第1子を授かったところで結婚したカップルがいました。このカップルは続くものだと心から思ってたんです。しかし、ほんの2週間前に、新郎とFacebook上で繋がっていた私のパートナーから、彼らが離婚することになったことを知らされました。徴候なんて一切ありませんでしたよ。心当たりをしいて言うならば、新婦が第2子を欲しがっていたのに、新郎がそれに賛成してなかったことくらいですね」(BigIdeaPhotoVideo

この翻訳は、抄訳です。

Translation: 名和友梨香

COSMOPOLITAN UK