「愛される自分」になるためのテクニックの次に身につけたいのは、「相性のいい相手」の見極め方。『出会いのために備えたい「自己肯定力」』に引き続き、恋愛コーチとして活躍し、著書『なぜときめくほどに恋愛はうまくいかないのか』を出版した立川ルリ子さんが伝授する、男性へのアピール方法や、相性のいい相手の見極め方とは?

相手は自分の鏡。自分の「好き」に当てはまらない相手を追う必要はなし

自分の「好き」が明確になったら、男性との出会いの場へ行ってみましょう。そこで、自分の中で明確になってきた「好きなこと」や、「自分の愛情表現」を存分にアピールしていってください。そうすると、あなたの「好き!」を受け入れてくれる人や、あなたの愛情表現を「欲しい!」と思う男性が、自然と群がってくるようになっているはず。自分と同じ価値観を持つ男性だと、相手が何を喜んで、何を嫌がるかが鏡を見るように解るので、関係がうまくいく可能性がグンと上がりますよ。

自分にむらがらない男性を選ぶのは、自分に合った男性を見極める脳力がない

そこでは、あなたのことを「好きになれない」と言う男性もきっと出てくるはず。でも自分のことをちゃんと理解できている人ならば、それをすんなり受け止めて、「わかる。あなたには◯◯みたいなタイプの方が合ってるよね」と言うことができるようになっているはず。わかりやすく言うと、「手料理で相手を楽しませてあげることが好き!」とアピールしている自分に、「食事は外食がイイ」という男性がむらがってくる可能性は低いですよね。どうしてもその相手のことが好きで、万が一お付き合いをするようになっても、愛される可能性は低いはず。出会いに時間をかけられない人にはむきません。

「自分はどんなことがしたいか」を知ることで、相手へのアピール方法が明確に

愛はライフスタイルに変換することができます。人生は、選択の連続です。まずは、自分がどんなことがしたいか、そのためにはどんなことをするべきか、何が必要か、ということを頭の中で整理しましょう。それを続けていけば、おのずと自分の求める男性が明確になるはず。でも、自分が求めることばかりをアピールするのはNG。男性に愛されるためにはまず、その男性に「自分が与えられる」ことをアピールすることが大事。相手に「この人が与えてくれることが好きだ」と思われて初めて「愛される女性」になれるし、ギブ・アンド・テイクの関係を築くことができます。

「モテる女性」のテクニックを+アルファで実践すれば、交際への道のりがスムーズに

相性のいい男性を見極めることができても、相手へのアピールがうまくできなかったら、せっかくの出会いが台無しに。そのためにも、相手がグッとくるようなアピール方法を身につけておきましょう。

① 質問をする

相手からいろいろと質問をされて、嫌な気になる男性はいません。趣味や仕事から一歩踏み込んで、「彼女ができたら、どんなことをしてあげたいですか?」という質問をすれば、さらに相手を深く知ることができますよ。相手の答えが出たら、「素敵ですね。私は料理が好きなので、手料理を振舞ってあげたいです」と自分のアピールにつなげることができたら、完璧です!

② とにかく褒める

男性は、女性の反応を「自分の鏡」だと思っているもの。相手の目に、どれだけ自分がカッコ良く写っているかを重要視しているので、それを褒められると無条件に喜ぶ生き物なんです。ただし無条件に「スゴイ」と褒めるだけだと、その魂胆がバレバレ。自分が相手のどういう点をスゴイと思ったのか、具体的に褒めることが大切です。例えば「本当に穏やかですね。〇〇さんと一緒にいたら、癒されそう」など、自分がどう感じたかを表現しながら伝えましょう。

③ その場の全員に対して平等な対応をする

会話中は女性を「自分の鏡」としてしか見られない男性は、話をしていない時に初めて、相手を客観的に見るようになります。例えば会話の途中にウェイターが料理を運んできてもお礼が言えなかったり、「コーヒー」とつっけんどんに言っていたりするのを、意外としっかり見ているのですよ。彼に「いい子だな」と思われるためにも、彼以外の人に対してもきちんとした対応をすることを心がけましょう。

④ 男性がこれまで経験したなかで一番いい体験をもう一度味わわせてあげる

食事からデート、セックスまで、自分にとって一番いい経験を与えてくれる人がいいのは、男性にとっても同じこと。それを与えるためには、彼がどんなことを求めているかをしっかりと見極めることが大切。例えば彼が海好きなら、彼が行ったことのない素敵な海を調べてデートに誘う。男性は存在価値を求めて生きているので、「自分のためにここまでしてくれる」=「愛されている」と思わせることで、彼の心を掴むことができます。

⑤ お礼のLINEはやりすぎくらいがちょうどいい

実際に会っている時に相手に伝わる愛情の量を100にしたとして、文章で伝わるのはたった30程度だと言われています。だからLINEなどで想いを伝えるときは、過剰なくらいに愛情をアピールしないと伝わらないですし、さらには"冷たい"という印象になってしまうことも。順序として、最初のLINEでは、「〇〇の話をした〜」など自分のことをちゃんと思い出してくれるような内容を書いて。それをすることで、自分のことを考えてくれるキッカケにもつながります。また会話をする際に、立て続けにいろんなことを書くのはNG。特にデートへの誘いなど大切な質問を他の話題で挟んでしまうと、回答が流れてしまう可能性が高まります。「1吹き出し1テーマ」を心がけて、じっくりと会話を進めましょう。

最初から「全部は無理!」と思うかもしれませんが、まずは前編 を参考に自分を見つめなおし、余裕ができたら後篇のテクニックを試してみてもいいかもしれません。素敵な出会いにめぐりあえますように!

Finger, Lip, Hairstyle, Skin, Jewellery, Hand, Wrist, Bangs, Jaw, Fashion accessory, pinterest

立川ルリ子(恋愛コーチ)

ラウンジ経営時に約10万人の男性と、お店で働く200名の女性のマッチングをしてきた経験を元に、モテる女性のノウハウ・男女のコミュニケーションを伝えるべく、セミナー、サロン運営を行う。著書に『なぜときめくほどに恋愛はうまくいかないのか』『「この女に愛されたい」と思われる"彼女"になる方法』など。

ブログFacebookはこちら。