YOKOさん(仮名)の場合
(27歳、商社勤務、シングル、帰国子女)
※取材を基に製作しているノンフィクションストーリーです。
○月★日
今日は、香港出張。
香港国際空港に到着したその瞬間に、リリース直後から使用しているマッチングアプリ〈Tinder〉をダウンロード。なぜ、携帯に入っていないかって、それは海外に来た時だけ使用するアプリと決めているから。日本だと仕事で取引先のメンズがたくさん表示されるから、使用は控えているの(私も相手に表示されちゃうしね)。
今回は出張での香港。仕事ということもあり、先輩も同行しているけど、夜は先輩と過ごす時間をそこそこにして香港ナイトを楽しむ予定。その相手探しを〈Tinder〉で!
仕事が始まる前に、白人、イケメン、筋肉質なボディの私好みのお相手をリサーチ。
5日間の滞在だから、毎日、相手を変えるのもいいし、いい感じの人がいたら連日会ってもいいかな……なんて思いながら、スキップ、スキップ、いいね! いいね! いいね! スキップ。
写真やプロフィールを確認しながらスワイプするだけ。この手軽さだから、移動中でもさくっとチェックできちゃう。土地感のない海外だと会いに行くのが大変だから、1km圏内の近場で探すのがお約束。
おっ! いきなりマッチング!!
ブロンドヘアのカナダ人か……イケメン! よし、今夜は彼に狙いを定めて決めよう。
「今夜、食事しませんか?」と
メール送信!
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ブロンドヘアのカナダ人とは、「マンダリンオリエンタル」で待ち合わせ。ホテルのレストランを予約してくれていたのは高ポイント。
彼の名前は、マイケル(仮名)。貿易会社勤務の31歳。3人兄弟の長男で、しかもリッチ(ここ重要w)! 仕事の合間にやりとりしていたメールでは控えめだったけど、話してみるとかなりグッド。抑揚がある話し方が心地いい感じ。アメフト選手っぽい、上半身マッチョな体つきも私好み。今夜のお相手としては申し分なし(もうこの時点で一夜を共にする気持ちが急上昇中)。
高校生の頃、ブラックミュージックにハマって以来、ミュージックラバーな私は、音楽が日常にあるのが当たり前。マイケルも音楽好きとあって、はじめましてとは思えないほど会話がはずんだ。好みが合うって大切だよね。食事したあとはふたりの趣味に合わせてクラブへGO。
お酒も飲んでほどよい気持ちよさの中、クラブで思いっきりはじけちゃった。
さりげなくお互いのボディに触りながら(セックスしたい気持ちがうなぎ登り!)、"この後、なにかあるかもしれない"とマイケルも思っている感じをキャッチ。もちろん私は、マイケルに会った瞬間からその気満々。明日も朝9時から仕事だけど、このチャンスはまっとうするつもりw。
「ホテルに行かない?」
そんな言葉を交わさなくても、なぜかマイケルとはフィーリングがぴったり。一緒に私が宿泊しているホテルへ。
すでにカラダをくっつけ合っていたから、部屋に着いたとたんキス。そのままベッドへなだれ込み、ふたりの夜がリスタート。
今日初めて会った人と、初めてするセックスとは思えないほど、マイケルとのセックスは私にフィット。とろけるような……ではなく、マイケルがどこを触っても、どこにキスをしても、バチバチっとする感じ。まさに火花が飛ぶような、スパークするこんなセックスが楽しめるなんて思わなかった。心なしか、いつもより積極的に応えている私がいたりして……。明日は8時起き。すでに時計は3時を回っていたけど、もうワンラウンドしたい気持ちに勝てず、睡眠時間はカット! マイケルとの第2ラウンドへ突入。
本当は、起きてからもう1回したかったけど、時間には限りがあるもの。マイケルとは朝8時に別れました。
あ~なんでこんなにもスパークするんだろう……そんなセックスが経験できた、忘れられない香港のワンナイト。
Tinderとは......ティンダー=燃えやすい。位置情報を使ったマッチングサービスアプリ。
同じエリアでこのアプリを利用している人を結び付けてくれる新感覚の交流アプリとして多くの国で利用されている。完全無料/自分の周辺に住んでいる異性と出会える/外国人ユーザーも多い/マッチングしない限りはメッセージを送れない、という特性から、日本でも女性が安心して使える。(ただし、100%安全とは言い切れないので、自己責任で使うことが大切)。
★これまでの東京女子のTinder日記はこちら★