セクシャル・ハラスメンは、会社や社会に限らず、学生たちの間でも大きくなりつつある問題。日本でも、学生に対するセクハラや性犯罪が報道で多く取り上げられています。

コスモポリタン イギリス版によると、イギリス南西部にあるエクセター大学の学生が、「#NeverOK(絶対ダメ)」というキャンペーンを世界中に向け発信。俳優のデイヴィッド・テナント(英国の大人気ドラマシリーズ「ドクターフー」の10代目ドクター役で有名)もこのキャンペーンに賛同し、PRビデオに出演協力するなど、注目を集めています。

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何年も前から、「ラッドカルチャー」と呼ばれるイギリス特有のアルコール関連問題がキャンパス内にも横行して、女子学生は体を掴まれたり、ひやかされたり、卑猥な言葉をかけられたり、といった行為に悩まされてきたそうです。レイプを笑いにするような文化も広がりつつあるのだとか。イギリスの全国学生協会(NUS)の調査によると、3分の2の学生がそのような経験が「ある」と答えたそう。これでは安心して学生生活が送れるわけがありませんよね。

同大学のフェミニスト委員会委員長のモリー・フリトクロフトは、「セクシャル・ハラスメントは軽視されがちですが、とても大きな問題です。被害者の方が責められることが多く、彼女たちには、恥辱、屈辱、恐怖、といった感情が残ります。男性はそういった言葉のハラスメント行為に犯罪性があるなんて想像もしないようですが、女性にとっては明らかに不快なものなのです」と語っています

「実際、こんな最悪なことがありました。学内である男子学生とダンスをしていたとき、彼が突然豹変し、私のおしりを掴み、いっしょに彼の部屋に行こう、って耳元で囁いたんです」

この手の話はよくあることなのだそう。しかし、許されるべきことではありません。このキャンペーンによって、セクハラにはっきり「No!」と言える環境が整えばいいですね。「#NeverOk」キャンペーンが世界中に広がることを期待します。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Captain & Me, Inc.

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