2022年のいま、他人の外見について何か言うのが「適切ではない」ことを、すでに多くの人が知っているはず。それでも、残念ながらすべての人が、そう考えているわけではないようで、どう考えても言う必要のない意見を聞かされる側に立つことも、少なからずある。

ひょっとすると私たち自身も、見ず知らずの人、あるいは(あるまじきことだが)友人に対して、不適切なことを言ったことがあるかもしれない。

こうした悪い行いをなくすための方法として、ある臨床心理学者 がTikTokでシェアした「5秒ルール」が注目を集めている。

そのルールは、誰かの外見について何か言いかけたとき、自分に対して課すもの。ドクター・デスタ(TikTok: @my_destanation)は、他人の容姿について批判することは「非常に有害」だとして、何か言いたい衝動に駆られたら、この簡単なルールに従ってみてと呼びかけている。

それは、人の外見については「5秒以内に変えられることについてのみ、コメントしていいことにする」というもの。言われた人がそのことを変えるのに「5秒以上かかる」なら(個人的意見の場合は特に)、それは「言わずにいましょう」と述べている。

これはtiktokの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

さらに、ドクターは動画のなかで、次のように語っている。

「髪に虫がついている? いいですね、5秒で変えられますね。歯にホウレンソウがついている? すばらしい、5秒で変えられます。でも……」

ここで画面には、「5秒で変えられないもの」のリストが表示される。そこに含まれているのは、「体重、身長、体型、歯並び、ストレッチマーク、ニキビ、傷跡、髪、人種、顔の骨格」など。

発言する人が何を意図したかは問題ではなく、「言われる人が受ける影響が重要」なのだというドクター・デスタは、さらにこう述べている。

「他人の外見について、決して評価を下すような判断、発言はしないこと。とくに、それが100%あなた個人の意見に基づいたものであるなら」

彼女が発信したこの重要なメッセージは、明らかにTikTokのユーザーたちに前向きに受け止められているもよう。

「もっと言って」、「大賛成!!……“誉め言葉”でさえ、問題になることもあるのだから(すごくやせたから、見た目がよくなった、など)」といったコメントが投稿されている。

From COSMOPOLITAN UK