コロナ禍で外出する機会が減り、あまり見た目に気を遣わなくなった…という人も少なくないはず。そんななか、米オクラホマ州タルサに暮らす82歳の女性が、大きな注目を集めています。

彼女の名は、ラバーン・フォード・ウィンバリーさん。<ワシントン・ポスト>によると、ウィンバリーさんはこの1年、あることを続けているのだとか。それは、日曜日の教会のミサ(礼拝)を自宅で視聴する際に、完璧にドレスアップすること!

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ウィンバリーさんが通う教会では、2020年の3月29日(現地時間)から、ミサがオンライン配信に切り替わったそう。それまでの20年間、毎回きちんとした服装でミサに参加していたというウィンバリーさんは、その際にこう思ったそうです。

「ローブを着てだらしなく座っているのも嫌だし、1人でただ座っていると寂しい気持ちになる。どうせなら、思いっきりドレスアップしよう!」
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Woman dresses up for 52 virtual church services
Woman dresses up for 52 virtual church services thumnail
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こうして、たとえ周りに人がいなくても、毎週日曜日は必ず頭の先から爪の先までドレスアップすることを決めたウィンバリーさん。ミサの配信が終わると、その日のセルフィ―を撮影し、教会の仲間たちにシェアしはじめたのだとか。

すると、彼女の華やかなファッションを見た仲間たちから、「おかげで元気が出た」という声が多く寄せられることに。外出自粛生活が始まる以前から、“おしゃれな人”として知られていたウィンバリーさんの変わらぬ姿が、結果的に多くの人を励ます形となったのです。

「元々は自分の気分を上げるために始めたことですが、それで教会の仲間たちも元気になるならと思い、写真をシェアし続けることにしました」と、彼女は<TODAY>に語っています。

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ウィンバリーさんがシェアしたコーディネートは、かれこれ50着以上。見る人を楽しませるため、毎回違うスタイリングになるよう、その日着用したものはカレンダーに記録しているのだとか!

そんな彼女のこだわりは、やがてマスメディアにも取り上げられ、今や教会の仲間たちだけでなく、ネットを通じてたくさんの人からメッセージが届くそうです。

「私の写真を見て笑顔になったという声を、あちこちで聞くようになりました。人々を励まし、気分を上げてもらうことが目的だったので、それが功を奏していることを嬉しく思います」
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そんな彼女のファッションアドバイスは、「パープルを黒や白と組み合わせたら、絶対失敗しませんよ」とのこと。

家にいる時間が長くなり、ついついパジャマのまま1日を過ごしてしまうというあなた。ウィンバリーさんのように、時には思い切りおしゃれをして、気分を変えてみてはいかがでしょう?