テキサス州では州内でも地域によって大きな違いがあります。
有名なスタイル:燻製にしたブリスケット(胸部の牛肉)、ポークリブ、テキサス特有のソーセージ
テキサス州中部では、下味に香辛料を揉みこむことが最大の特徴。肉をメスキートやピーカン、オークなどの薪で燻して、パンに挟まずに食べます。
有名なスタイル:豚肉と牛肉をこま切りにして挟んだサンドイッチ
テキサス州東部で食べる肉は自然と骨から落ちるほど柔らかいのがポイント。トマトベースのソースに漬け込み、通常はヒッコリー(木の一種)の薪で燻製にします。ピクルスが添えられたほぐし肉のサンドイッチも人気のスタイル。
フォート・ワースにある「ゴールディーズ・バーベキュー」のリック・オグ氏は、「すべての注文にピクルス、スライスした玉ねぎ、自家製のパンが付いてきます。濃厚なマスタードソースも用意していますよ」と話します。
有名なスタイル:バルバコア(メキシカンスタイルのほぐし肉)、糖蜜(サトウキビの糖液)がベースのBBQソース
テキサス州南部は、メキシコとの国境が近いためバルバコアなどのメキシカンスタイルのBBQが多くみられます。また、糖蜜ベースのソースをかけた肉も一般的。ねっとりした触感の甘いソースがお肉にマッチして、絶品なんだとか。
有名なスタイル:直火焼き、メスキートの薪
テキサス州の他の地域とは異なり、西部では主にメスキートの薪を使って直火で調理します。燻製というよりは伝統的なグリルスタイルが特徴です。