親族や友人、知人など、大切な人たちが一堂に会する結婚式では、披露宴で美味しい料理を食べたりお酒を飲んだりしながらカップルの門出をお祝いするのも楽しみの一つ。

最近フランスで結婚式を挙げたカップルが、披露宴でゲストたちへ提供する料理に「マクドナルド」を選んだことが話題に。ゲストたちのリアルな反応とは?

披露宴で「マクドナルド」が登場

2023年9月18日、フランスに住むトーマス・ビロドーさんとオフェリー・ビロドーさんが、TikTokに自身の披露宴の様子を収めた動画を投稿。現時点で230万回以上再生され、2,400件以上のコメントが寄せられています。

マイクを手にしたオフェリーさんが「今晩のケータリングをお願いしたのは…」と言うと、次の瞬間に料理が入っているであろう紙袋をもった男性が登場。その紙袋が「マクドナルド」のものだとわかった瞬間に、ゲストたちから大きな歓声が上がりました。なかには拍手を送る人の姿も。

これはtiktokの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

若い頃の冗談が実現

People誌>のインタビューに対しカップルは、今回のアイデアは若い頃に二人で話していた“冗談”がもとになっている、と明かしました。

「私たちはマクドナルドが大好きで、若い頃に冗談で『結婚式にはマクドナルドを食べよう』と言っていたんです。(中略)私たちのことをよく知っている人たちは驚かなかったようです。実際に、予算に余裕がなかったのも事実です」

また、フライドポテトは冷めてしなしなになってしまうことを避けるために提供せず、披露宴ではハンバーガーのみを提供したとのこと。

一部のゲストに対する不安も…

フランスの現地メディア<Le Parisien>に対してトーマスさんとオフェリーさんは、披露宴が始まる前、年配のゲストたちの反応を不安に思っていたことを明かしました。特に、オフェリーさんはゲストたちのなかでも叔父や叔母の反応を見るのが怖かったそう。

一方で、結婚式当日に披露宴で「マクドナルド」が提供されると、最初は食べるのを躊躇していた人もいたそうですが、最終的にはみんなが気に入ってくれたとのこと。

トーマスさんは<People誌>に対して、「ゲストたちが楽しんでくれるのであれば、みんなが自分たちの結婚式でやりたいことをやるべきだと思う」と主張しながらも、結婚式でファストフードを提供することにを「必ずしも勧めるわけではない」と付け加えました。