好きな人ができたとき、あなたは率直に相手と“お金”について話し合うことができますか? 先日行なわれたアメリカのある調査で、ミレニアル世代やZ世代の恋愛観が明らかとなった。
“お金”については交際前に話すべき?
生命保険会社である「ノースウェスタン・ミューチュアル」は、2023年2月〜3月に開けてアメリカの2,740人を対象に、恋愛における金銭的なアプローチについて調査。
同調査によると、ミレニアル世代は40%、Z世代では3分の1近く(32%)が「交際が真剣になる前からお金について話し合うべき」と回答している。また、アメリカ人の10人に7人以上(72%)が、お金についての話し合いは「結婚や同棲のかなり前に行われるべき」と考えているとのこと。
ノースウェスタン・ミューチュアルの最高顧客責任者であるクリスチャン・ミッチェル氏は、以下のようにコメントしている。
「人間関係においてのルールは変わってきています。まずはじめに愛が芽生え、次に経済的な夢や借金について本音で語り合う、そして長期にわたる真剣な交際となるのです」
「アメリカ人は、真剣な交際の前に経済的な目標について真面目に話し合うべきだと考えています。お金についての率直な会話は、カップルがこの先、恋をする手助けにもなるのです。多くの交際において、金銭面は重要な役割を担っており、より多くのパートナーが、結婚に踏み出す前に同じ認識でいたいと望んでいます」
体よりも金銭面の相性のが大事!?
同調査によるとZ世代の半数(49%)は、金銭的な相性が肉体的な相性よりも重要だと考えていることも明らかに。また、全体でみても3分の1以上(35%)がそのように考えているとも判明している。
「すべてのアメリカ人、そして特にZ世代が、経済的な相性を堅実な結婚の重要な要素のひとつだと考えていることは明らかです」(クリスチャン・ミッチェル氏)
愛のために多額のお金を費やしている
<The Conversation>によると、平均的なアメリカ人は、生涯を通じて愛のために12万ドル(約1,700万円)を投資し、ファッションやコスメはもちろん、ロマンティックなディナーや映画鑑賞、気の利いたプレゼントにかなりの金額を費やしているとのこと。
実際にミレニアル世代の22%、Z世代の19%が “デート負債”を抱え始めていると<LendingTree>は報じている。
さらに<Credit Karma>の別の調査によると、18歳〜34歳の29%がデートのために負債を抱えたことがあり、21%が1年間に500ドル(約71,000円)を超えるデートの借金をしていたという。その理由としては、うっかり使いすぎてしまった(29%)、デートの印象を良くしようとした(28%)、親密さを求めた(19%)などが挙げられているよう。