子役から活躍し、アカデミー賞主演女優賞も受賞した経歴をもつナタリー・ポートマン（41歳）。ハリウッドきっての才色兼備な彼女は、食生活に限らず、生活全般で動物由来のものをとらないヴィーガンであることでも有名です。今週の＜ハリウッド・リポーター＞誌のインタビューで、サステナビリティを意識したライフスタイルについて語りました。
家庭内で気候変動についてどのような話をしているのか、可能な限り環境に優しい生活を送るためにどのような手段をとっているかを語ったナタリー。そんな彼女はその一環として、動物由来の生地やテキスタイルを避け、ヴィンテージの洋服のみを購入するよう努めているといいます。
「この20年間、革や毛皮、動物性のものを買ったり、着用したことはありません」
またナタリーは、ヴィンテージの服を買うのは絶対に必要な場合のみで、傷んだものは修理しているそう。最近買ったものは「ヴィンテージのハンドバッグ」だとも明らかにしました。
女性の地位向上や貧困問題などに取り組む活動家でもある彼女は、＜USウィークリー＞誌で9歳の頃からベジタリアンになって、ジョナサン・サフラン・フォアの著書「Eating Animals」を読んでヴィーガンに。第一子の妊娠中はベジタリアンに戻していたそうですが、今はまたヴィーガンのライフスタイルを選択していると言います。
それ以来レッドカーペットでも、自身のエココンシャスなライフスタイルに賛同するデザイナーによるカスタムメイドのドレスを着用するようにしているのだとか。
他にも同誌のインタビューで、「私のヴィーガニズム（自身のために動物を利用する権利はないとする主義）は、動物福祉と並んで、環境保護のための選択である部分が大きい 」と説明しました。
そんな彼女はファッション以外でも、移動は毎回電気自動車のカーシェアアプリを利用したり、旅行に行くときは電車で行けるところにするなどしているそう。飛行機を使う場合は、その分の滞在時間を長くして移動に意義をもたせるようにしているとも明らかにしました。
こうした知識や考えをどのように家族間で共有しているかについては、次のようにコメントしています。
「図書館の存在は大きいです。知識がつくだけでなく、共有することで喜びや、より大きな選択を得ることができる場所なんです。（学びは）プロセスであり、まだまだ不完全なものですが、意識をもつことは大切です」
ナタリーといえば、エンターテインメント業界における性的虐待や暴行の撲滅を訴える「Time's Up」運動の中心的存在としても有名。女性や環境のために高い意識をもつ彼女の思いが、多くの人の心を動かすきっかけになるといいですね。
