『スター・ウォーズ』シリーズでレイア姫を演じたキャリー・フィッシャーを母に、『雨に唄えば』のキャシーを演じたデビー・レイノルズを祖母に持つ、女優ビリー・ロード。先日、映画プロデューサーで俳優のオースティン・ライデルとの結婚を果たしたビリーは、自身の結婚式で今は亡き母や祖母と所縁のあるものを身につけ、二人を偲んだという。


2016年に交際をはじめ、幾度かの破局や復縁を繰り返してきたと言われているビリーとオースティン。2020年には婚約を、そしてその後には第一子の極秘出産をしていたことが明らかに。

そんな二人が、今月12日にメキシコのカボ・サン・ルカスにあるビーチで挙式をしたことが明らかに。ビリーとオースティンはそれぞれのSNSアカウントで、美しい写真と共に結婚を報告している。

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身につけたものに込められた二人への想い

結婚式という特別な日にビリーが大切にしたのは、2016年12月27日に亡くなった母キャリー・フィッシャーと、その翌日12月28日にこの世を去った祖母のデビー・レイノルズへの想い。

ウェディングドレス

まずウェディングドレスのブランドはキャリーと繋がりのあるブランド「ロダルテ」を選んだと<Vogue誌>に明かしたビリー。

「2014年にデザイナーのケイトとローラが母をインタビューしたことがきっかけで、私も大好きになったんです。だからウェディングドレスのデザインをぜひ頼みたくて。(中略)彼女たちと母との関係、それに私と同じカリフォルニア出身ということもあって、私も彼女たちに強い絆のようなものを感じてたんです」

ドレスの中のレイヤーは、ビリーの「秘めた性格を表すような」スパンコールのデザインになっているんだとか。

奇跡の一足

足元には、たまたまビリーの父親が見つけたという「90年代にキャリーが履いていた靴を思い出せるデザイン」の一足を選んだビリー。ところが実は、実際にキャリー・フィッシャーに縁のあるショップだったという。

「父が靴を受け取りに行ったときに判明したんですが、母は本当に90年代に、ニューヨーク店でそこの靴をよく購入していたそうなんです。まさに完璧なシューズでした」

ジュエリー

「古いもの」「新しいもの」「借りたもの」そして「青いもの」を身につけることが伝統になっている、欧米の結婚式。

ビリーは「青いもの」として、母キャリーが気に入ってよく身につけていた青いオパールの指輪を身につけ、また「借りたもの」として、キャリーが友人にプレゼントした指輪も身につけたという。

お色直しのドレス

アフターパーティー用にデザインしたドレスも「ロダルテ」のもの。こちらは祖母デビーにインスパイアされたものだったと話した。

「オシャレなおばあちゃんだったデビーがミュージカルなどで着ていたダンス用ドレスの数々にインスパイアされたものなんです。このドレスは本当に楽しいパーティードレスになったし、大のお気に入りになりました。家でアートとして飾っておくつもりです」

魔法のような結婚式

結婚式を司ったのはキャリーの親友たちで、高校生の頃からの友人であるギャヴィン・ディー・ベッカーと脚本家のブルース・ワグナーだというビリー。

「最高に素晴らしく、感動的な司会をしてくれました。そして母のキャリーを彷彿とさせる演出として、結婚式の最後にはグリッターを空中に撒いたんです。魔法のようでした。これ以上に完璧な結婚式はないというくらいでした」