フォーチュン・テラーのmiriishii（ミリイシイ）がタロット・リーディングであなたの恋愛を紐解きます。今回のテーマは、「今『あの人』は私のことをどう思ってる？」。
恋人や結婚相手、片思いの相手、元恋人…「あの人」を思い浮かべながら、4枚のタロットカードのうち、ピンとくる1枚を選んでください。
1～4番のなかから1枚選びましたか？ 選んだカードごとに、リーディングの内容をお伝えします。
１番のタロットを選んだあなたへ
4 of Pentacles
「あの人」が恋人・結婚相手の場合
今の二人の関係性は「バランスが取れている」と相手は捉えているようです。お互いのペースや連絡の取り方、気持ちの伝え方など、そういった二人の間の「ベーシック」「 暗黙の了解」的なルールのようなものが、以前よりも把握できてきている、と相手自身は感じているみたい。
だからこそ、「今の状態から大きく何かを変化させたい！」という意思は比較的弱いかも。その状態が、あなたにとっては“馴れ合い”に感じてしまう場合があるかもしれません。
ひとつ気になる点を挙げるなら、過去のあなたの言動で、相手が今も少しだけモヤモヤしていることがあるかもしれません。あなたにとっては記憶に残らないレベルのやり取りであったとしても、相手にとっては消化不良を起こしている可能性が。
もし、思い当たる節があれば、さりげなく聞き出してみると良いでしょう。その際、感情的にならないよう注意。「私のことで直してほしいことある？」などという聞き方は、かえって相手を尻込みさせてしまい、うまく気持ちを聞き出せないまま会話が終わってしまいそう。“普段の会話の流れでサラッと大作戦！”がオススメです。
相手はあなたと一緒にいる時の安心感・チームメイト感のようなものを気に入っている可能性が高く、恋人特有の甘いムードは苦手（or 緊張してしまって、あなたが求める振る舞いを思うようにできない）なタイプかもしれませんが、決してその振る舞いが、相手の「気持ちが冷めている」ことの表れという訳ではないでしょう。ちょっとだけリードしてあげると、相手もより、あなたの懐に飛び込んできやすくなるかもしれません。
「あの人」が片思い中の相手の場合
あなたのことを、「一緒にいると楽だし、安心だし、落ち着く人だな」と、しっかり恋愛対象の存在としてみてくれているでしょう。ただ少し、現在の相手は、自分の時間を欲している時期なのかもしれません。
あなたに不満がある云々というよりかは、今は少しゆっくりと、何かに縛られることなく、「自分のペースで自由に進んでいきたい」人生のフェーズに入っていそう。あなたにとっては、思うような速度で二人の関係が進展していかないことがもどかしく感じる時もあるかも。
相手は、結婚なども視野に入れた上で、自分と“本当の意味で合う人”を探したいと思っているようなので、最近は「いろんなタイプの人と関わってみたい」と感じている可能性が高いです。そのため、自分以外の人と連絡をとっていたり、出かけたりすることもゼロではないかもしれませんが、そのアクションだけをみて、「チャラチャラしている人だ…！」と決めつけない方が良いかも。
もしくは、過去の恋愛で受けたキズが今も残っていて、“新しい恋愛に一歩踏み出すことが（深層心理で）怖くなってしまっている”という可能性も出ています。その場合は、焦らずゆっくりと、相手が自分の意思で、恋愛のフィールドに飛び込んでくるのを待ちましょう。
「早く行動してほしい！」と、少しでも急かすようなアクションをとると、相手は、せっかく踏み出した足を即座に引っ込めてしまいそうなので気をつけて！ 森に迷い込んだ臆病な小動物だと思って、優しく接しましょう。恋愛や誰かと共に生きていくことには、ちゃんと憧れと希望を持っているようなので、そこはご安心を。
何かあったときに連絡したい人、喜びだけでなく、しんどい気持ちも素直に打ち明けられる人…そんな存在にあなたがなっていけばゴールインする可能性が強まります。一気に燃え上がる恋の相手よりも、“ずっと隣にいて落ち着く人”を、相手は求めているようです。
「あの人」が元恋人の場合
あなたと過ごした日々を「いい思い出」として、受け入れることができ始めているようです。この先の未来で、あなたと何らかの形で再会したとしても、「普通に楽しく会話ができそうだし、仕事の相談とかも、フラットにできそうだな」と思える…相手にとって、きっとあなたは今、そんな存在です。
再び付き合うという可能性はゼロではないですが、あなたにはとてもいい意味で、「もっと自分よりも合う相手がいる」と思ってくれているようです。あなたの幸せを、ちゃんと願ってくれているからこそ、その幸せを実現できるのは、「自分ではない気がするな」と、思っている可能性が高いでしょう。
ただ、あなたと相手は「良い」関係です。この先一切交流しなくても問題はないですし、いつか街で遭遇したら、「ヤッホー！ 元気にしてる？」と軽く立ち話をするくらいの関係でも、問題ないでしょう。
どちらにせよ、これもとてもいい意味で、あなたから連絡する必要はあまりないかもしれません。何もしないでおいた方が、結果的にお互いにとってのベストな関係をつくることができるでしょう。
2番のタロットを選んだあなたへ
6 of Pentacles
「あの人」が恋人・結婚相手の場合
今の関係にややマンネリを感じている可能性が。でも、だからこそ二人の関係を変化させることには意欲的、かつ能動的。向上心を持っているからこそ、「変化」を求めているのかもしれません。「次のステップに進みたい」「もう一段階上に、関係を深めたい」そんな気持ちをあなたに持ってくれているようです。
もし、二人の間で何か遠ざけていること、先延ばしにしていることなどがあれば、相手はそれを、「今か今か」と待ち望んでいるのかも。「鉄は熱いうちに打て」です。こう言われて何かピンときたことがあれば、なるべく早く取り組んでみて。
と、言うのも、「ひょっとして、意欲的なのは自分だけ？」「え、もしかして冷めてる…？」と、相手が一方的に不安に感じている可能性もゼロではないから。あなたの気持ちが、今もちゃんと相手にあるのなら、相手にその気持ちが伝わるような愛情表現をしたり、感謝や想いを言葉にしたりして、真っ直ぐに伝えてあげると良いでしょう。それだけで、相手のモヤモヤは、一気に解消されそうです。
「変化」を求めているのは、もしかしたら「今のままじゃよくないのかな？」という不安感からきているのかも。相手には意外と、寂しがり屋な一面があるのかもしれません。
コロナ禍で、普段出かける場所が「お互いの家の1択」などとワンパターン化してきている方は、お店の本格的な料理をテイクアウトしてお家で外食気分を味わってみたり、広大な自然が広がる場所に出かけて、いつもと違う空間でコミュニケーションをとってみたりすると良いでしょう。あの手この手で、二人の関係に、変化と刺激を取り入れてみてください！
「あの人」が片思い中の相手の場合
相手にメロメロになってもらうには、もうひと踏ん張り。時間と、あなたからの努力が必要になるかも。相手は、あなたのことを「友達」として大切にしていきたいのか、「恋人」として大切にしていきたいのか、決めかねているのかもしれません。あなたからの鮮烈な「一手」や、恋愛に進むための「決定打」を、求めている可能性が高いでしょう。
友達としてではなく、恋愛対象として自分のことをもっと見てほしいのであれば、「この人と付き合ったら、きっとこんな感じなんだろうな」と、ふと、相手の頭によぎらせるような出来事を起こすようにすると◎。
グループで集まったり、仕事で何人かと一緒に活動したりと、「自分と1対1じゃない時」のあなたが、現時点で相手にとっては1番しっくりきている様子。自分のことを思って、正直に意見・気持ちを伝えてくれるような姿勢、しっかりとした凛とした態度、そのようなあなたの雰囲気が、もしかすると、相手の頭の中で“甘い雰囲気のある関係”に、繋がりにくいのかもしれません。
仮にもし、あなたから今グイグイアタックしている状態であれば、一旦ストップしましょう。シンプルに、追われること自体が、イヤになってきているだけかもしれません。こんな時は、伝家の宝刀「押してダメなら引いてみて！」です。
あなたにとって、「この人しかいない！ 絶対にいない！」と心から思えるのであれば、そのまま信念を持って悔いなく想い続けて欲しいのですが、もし、そうでないのであれば、ほかの人も視野に入れてみると良いかもしれません。あなたにとっても、もっと合う人がいる可能性が、大いにあるからです。
「あの人」が元恋人の場合
「元恋人」として、しっかりと線引きしていそうです。「過去は過去」として分類したら、前だけを見て、先に進んでいきたいタイプのよう。恋愛に限らず、後ろを振り返ることが、シンプルにあまり好きじゃないのかもしれません。
「違うレールをお互いに進んでいったんだ」「もうこの先交わる事はないであろう」と、現時点では思っている可能性が高いでしょう。
ただ、あなたとの出会いによって、相手はかなり学ぶことがあったようで、「刺激とインスピレーションをくれて、あの時はありがとう」と、心から感謝しているみたい。「元恋人との関係」としては、傍からみれば、理想的と言えるものなのかもしれません。
もし、つい最近別れたばかりで、「毎日その人のことを思い出しては泣いている」という方がこのリーディングを読んでいたら、（そのお気持ちお察ししますが…）すぐに戻ろうとせず、一度、1人の時間を確保し、気持ちを落ち着かせると良いです。
まずは、相手と「戻る」ことよりも、「自分1人で生きても全然楽しいじゃん！」と思えるまで、心を取り戻すことを優先しましょう。そして、そうなった上で、その相手と本当に戻りたいのか、もう一度考えてみて。無闇に執着し続ける必要は、ないかもしれません。
３番のタロットを選んだあなたへ
5 of Swords
「あの人」が恋人・結婚相手の場合
ちょっとばかり、あなたに対して萎縮しているようなイメージが湧いてきます。もし、相手に対して、上からものを言ったり、ルールや条件を提示したり、束縛したり、つい感情的に怒ったりしてしまう傾向にある方は、もう少しだけ、相手の気持ちに寄り添ってみると良いかもしれません。
相手はあなたと、「一緒のフィルターから一緒の景色を覗いていきたい」「同じ世界をもっと共有したい」と思ってくれているようです。
相手は、そんなあなたのことを「それでこそあなた」と、良くも悪くも思っているようなので、指摘してくることはあまりなさそう。とは言いつつ、いきなり相手の心が限界を迎えることもありえます。
少しでも思い当たる節があるのであれば、後悔する前に、なるべく早く、あなたの方から、相手に歩み寄ったり、相手の価値観を知る努力をしたり、感情的に言葉を伝えず、穏やかにコミュニケーションをとったりするなどを、心がけてみると良いかも。相手のことが本当に大切であるのなら、ツンデレの「ツン」だけでなく、「デレ」もしっかりと出していきましょう。
あと、相手はもう少し、ドキドキ、トキメキを求めていたり、「自分にもっとトキめいて欲しい」とも思ったりしているかも（かわいい！）。もし、家で会うことが多くなり、おしゃれや身だしなみが疎かになってきている人は、ちゃんとメイクしたり、髪をセットしてみたり、いつもと違うスタイルの服装で会ってみたりすると、相手も喜んでくれる予感。
あなたの可愛らしいところを、もっと見たいし、知りたいと思ってくれているようです。自然体でいることと、だらしなく生きることは、必ずしもイコールではないですからね！
「あの人」が片思い中の相手の場合
相手は、あなたが自分に対して好意を持ってくれているとは、まだあまり思えていないのかもしれません。場合によっては、「あなたが自分のことを思ってくれるなんて！ てっきり『圏外！』と思われているくらいだと思ってました…！」なんてことも。相手はやや鈍感、もしくは、謙遜心が極めて強いのかもしれませんね。
本心では、あなたのことを輝く太陽のように思っているはずです。相手にとって、あなたは憧れの存在でもあれば、思い浮かべると元気をもらえる尊い存在でもあります。辛い時、きっとあなたからパワーをもらっています。でも、それと同時に、「あの笑顔は自分のものだけではないよな」「みんな魅力的に思っているよな」と、ネガティブモードに走ってしまう傾向がややあるようです。
「あなたのことを私は特別に思っているよ！」ということを、分かりやすく相手に伝えるようにしてみると良いかも。たとえば、「○○が今日夢に出てきたよー！」だけのLINEだと、相手は「え、なんでだろう。好きってこと!? いや、それは考えすぎか。ないないない。ないないないない」と、なってしまう可能性が。なので「○○が今日夢に出てきてすごく嬉しかったんだ！」などと、あなたの好意の感情も一緒に付け添えて伝えてみたりすると、相手も、「これは自分のことをよく思ってくれているのかも！」と、素直に受け止めやすくなるでしょう。
ベタなくらい分かりやすいアタックもアリ。「あなたのためなら全力で予定を空けるね！」なんて冗談っぽく伝えてみるのも効果的かもしれません。シャイで消極的な相手かもしれませんが、望み有りですよ！ ファイト！オー！
「あの人」が元恋人の場合
相手にとってあなたは、もはや戦友・同志といった感じです。絆はちゃんと今も残っている。そんな信頼した、心を許した存在でしょう。「この人なら、どんな自分も、なんやかんやで受け入れてくれるだろう」と、「故郷の母」みたいにすら感じているのかもしれません。
お互いの今後を想像した時、“友達として集まって仲良く遊ぶ”などのイメージも湧くようです。「縁が切れた」とは、いい意味で思ってはないでしょう。（これは決して、「未練がある」というわけではないようです）
今後、恋人として復縁するかどうかは、今の時点では、まだなんとも言えないようです。相手にとって、今は、恋愛だけでなく、「いろんなことを視野に入れて人生を進めていきたい」と思っているのかも。そのような時期に、別れた恋人に執着するような自分の姿は、あまりふさわしいものではないと考えているみたいです。
恋愛の楽しい部分は良いのですが、別れ・喧嘩などのマイナスな部分に時間を割くのが少々煙たく感じている時期なのかもしれないので、とりあえず今は、そっとしておくと良いです。「戻る」べきであれば、いつかその時が必ず、訪れるでしょう。
4番のタロットを選んだあなたへ
9 of Cups
「あの人」が恋人・結婚相手の場合
相手は、あなたとの関係にとても満たされているようです。一緒に居て嬉しいし、今のままでも充分満足。いろんな出来事や想いをあなたと共有できる時間が、とても幸せだと感じているでしょう。
強いていえば、あなたの献身的な部分、ストイックな部分、どんな時でも他者を優先してしまうような自己犠牲の精神を持っている部分が、少し心配なようです。もう少し、相手を頼ってみても良いかもしれません。
「自分が頼りないから、何も言ってくれないのだろうか？」「弱音をもっと吐いて欲しいな」、そう思ってくれていそうです。自分の存在意義を見出せるので、相手は、頼られる方が嬉しいタイプでしょう。
他にも、「自分は相手に何を与えられているのだろう？」と、やや不安に感じている可能性が。タスクに追われ、もし、相手と最近コミュニケーションをとれていないのであれば、「本当はもっと一緒に居たいし、電話だけでもしたいと思ってるんだ〜」などと、愛らしい想いを伝えてみると、喜んでくれるかも。
そう言われることで、相手も、「もっと頼れる存在になろう！」「自分が、与えられる存在になろう！」と考え、行動するきっかけになるはず。相手は、実は天性の甘えん坊タイプなのかもしれません。
そんな相手を甘やかし、そして時に相手から甘えてもらうことで、あなたの心は不思議と癒されるはず。どんなに忙しくても、相手と一緒に居る間は、仕事や考え事を一回忘れて、二人の時間を大切にすると良いでしょう。
「あの人」が片思い中のお相手の場合
相手も、あなたに惹かれているようで、「結構お似合いだと思うんだけどなぁ」と、思ってくれていそうです。あなたの献身的で優しいところや笑顔、自分の完璧じゃない姿も寛大に受け入れてくれそうな懐の深さを、魅力に感じているご様子。
ただ、その想いが自分に対する「特別なもの」として正式に捉えていいのか、わかっていないのかも。相手からアプローチをしてもらいたかったり、告白をしてもらいたかったりする場合は、「私は完全にあなたしか見えていません！ いつでも告白待ってます！」という気持ちが伝わるような、わかりやすい素直な言動を、心がけると良いでしょう。
もしかすると、相手は結構デレデレなタイプかも。「クールだと思っていたのに、いざ自分の方に振り向いたら想像以上に甘えたい人でそのギャップに引いてしまう」ということなどが起きないよう、予め、あなたの中で相手に対する固定概念を取っ払って置いた方が良さそう。交際に発展したら、尽くしてくれるタイプのパートナーになる可能性が高いでしょう。なので、安心して相手を想い続けてもらって大丈夫です。
「あの人」が元恋人の場合
自分の中で、一旦ちゃんと「終わったもの」として整理しようとしているようです。「冷めた」というよりかは、「ちゃんと区切りをつけないと、人生前に進めない」と思っていて、なおかつ未練タラタラな姿はかっこ悪いと思っているみたい。「気持ちを切り替えて、違う人を見る努力をしよう」と、前向きに生きている（生きようとしている）ようです。
ただ、「あなたみたいな人はなかなかいない」とも思っているようで、「あなた以上にビビッとくる人に会えるかなぁ〜」「この先どんな人と出会うんだろうか」などと、ちょっと恋愛に対して悟り&諦めのモードに入っている可能性もありそう。
そんな想いもありながら、あなたを引き止める気や束縛する気はないようです（やや天邪鬼の気があるのかもしれませんね）。「本当に運命の相手なら、またいつかお互い惹かれ合うだろう」と、寛大に、一歩引いて二人の関係を捉えるように努力しているのでしょう。
もし、あなたの中で、相手と同じように、「この人みたいな人はなかなかいないな」「この人にさらけ出した自分を、他の人にも同じように見せられるとは思えない」と、今も心からそう思えるのであれば、悔いのないよう、もう一度相手に自分から連絡してみると良いかもしれません。
「恋人」よりも、「生涯のパートナー」としてなら、お互いにしっくりくる可能性も。行動しなかった時の後悔というものは、人生でなかなか、後を引きますからね…！
miriishii（ミリイシイ）
ARTIST / TAROT READER
コラージュやイラスト、執筆活動をおこなうアーティストとしての姿だけでなく、タロット占い師としての顔を持つことを2018年に公表。心の整体×人生の軌道修正＝"LIFE TUNING"に特化したリーディングを得意としている。自身の日常で起きるスピリチュアルな体験をインスピレーションに、現代における様々な文化や問題に対するメッセージを伝える為、並行して日々制作活動も行う。月間占い&デイリータロット占いは、noteで毎日更新中！
