イタリアのヴェローナで、ロックダウン中に、交際をスタートさせたカップルが婚約。そんな2人の気になる出会いは、なんとバルコニー! まるで現代版ロミオとジュリエットだと、ネット上で話題に♡

instagramView full post on Instagram

弁護士のパオラ・アニェリさんと IT 業界で働くミケル・ダルパオスさんは、3月17日にそれぞれのバルコニーから、お互いを初めて発見!

当時は、イタリア全土でロックダウン中。それはロミオとジュリエットの舞台でもある、ヴェローナでも同じこと。必要時しか、人々は家を離れることはできなかったため、アパートの住人たちは夕方6時以降、音楽を流したり、演奏をして、お互いを励まし、元気づけていたそう。

パオラさんと一緒に住む妹のリサさんは、バイオリニスト。この期間、バルコニーでバイオリンを毎日弾いていたそう。音響のお手伝いをするため、バルコニーにいたパオラさん。クイーンの「We Are The Champions」をリサさんが演奏しているとき、ミケルさんは演奏を聞こうと、バルコニーの外へ。

そこでミケルさんは、バルコニーの6階にいたパオラさんを、反対側のアパートの7階バルコニーから発見。40mも離れていたけれど、2人は目が合い、これが運命の瞬間に! パオラさんは出会いについて、こう語った。

「初めてミケルを見たとき、私は彼に一目惚れ、そして彼もそうだったんです。ただお互い、目が会ったんです。とてもロマンチックでした」

そしてミケルさんはパオラさんの友人の弟であること、パオラさんはミケルさんの妹が働くジムにロックダウン前まで通っていたことが発覚。そんなつながりもあり、ミケルさんはパオラさんをInstagramで見つけてメッセージすることに成功!

そこから毎日連絡を取り合い、仲を深めた2人。ミケルさんはパオラさんへの愛を示したいと思い、隣人たちと一緒に、それぞれのバルコニーで行うパーティを企画。そしてパオラさんの名前が入った大きなサインをアパートの屋上から飾るサプライズ! そのときの喜びをシェアしたパオラさん。

「私の名前をベッドシーツに書いて、屋上から飾るサプライズを企画してくれたんです。とても感動しました」

このサプライズによって、現地メディアにも取り上げられていた2人。多くの人が興味を持ったことが、プレッシャーにもなっていたそう。だけど2人の想いは揺らがず、ロックダウンが緩和されはじめた5月4日、初めて直接会うことに!

「家の近くの公園に行って、初めてハグとキスをしたんです。私たちは、あの魔法のような瞬間を一生覚えていると思います。毎日を共に過ごすようになる、始まりだったんです」

そして着実に2人の愛は深まっていき、ついにミケルさんは、パオラさんへプロポーズ! ベストなタイミングを待っているため、2人の結婚日はまだ未定。結婚式はヴェローナのジュリエットの家、あるいはアパートの屋上を検討しているんだとか。確実なことは、お互いにとっての、ロミオとジュリエットを見つけたこと♡

そして運命的だったのは、出会いだけではなかったみたい!? ミケルさんは、なんとパオラさんの亡くなった祖父に似ているんだとか。

「彼は私の祖父にとても似ているんです。同じような善良なマインド、価値観、優先事項を持っていて、私の家族と仲良しで、優しくて賢いんです」
「ミケルと呼ばれていた私の祖父が、ミケルと出会う機会を天国から私にプレゼントしてくれたんだと思っています」

運命の人との出会いはどこであるかわからないもの。そして障害があっても、愛があれば乗り越えられると感じさせてくれた2人に、私たちも勇気付けられる!