イギリス在住のヘレン・クーパーさんは、とある日曜日の朝のランニング中に、捨てられた子犬を発見。ヘレンさんが子犬を救うまでの一部始終と子犬の状態について、<ランナーズ・ワールド>の報道をお届けします。

意外な場所での発見

英メディアの<ITV>が報じたのは、イギリスのダービー市に住んでいるヘレン・クーパーさんが捨てられた子犬を救出したというニュース。

ヘレンさんはランニング中に、ゴミ箱から何か子どものおもちゃのような物音を聞いたそう。気になってゴミ箱を調べてみると、そこには生後1日ほどの生まれたばかりの子犬が捨てられていました。子犬は半身をビニール袋の中に入れられた状態で、さらにその上にレンガが乗せられていたと言います。

発見したヘレンさんは、<ITV>に対し次のように話しました。

「(このようなことをした犯人は)本当に最低です。たとえ飼っている犬が誤って妊娠してしまい、子犬を育てる余裕がなかったとしても、生きものをゴミ箱に入れることはないでしょう。こんなことをしていいわけがありません。ひどい話です」

手のひらに乗るほどの大きさの子犬をゴミ箱から救い上げ、地元の獣医に診せに行ったというヘレンさん。幸いにも、子犬には目立った負傷はなかったと言います。

young adult female vet looking x ray
Timbicus//Getty Images

“思いつき”がもたらした奇跡

ランニングを日課にしているヘレンさんですが、普段は違うルートを走っているそう。ところがこの日曜日の朝だけは、いつもとは違うルートを試してみようと思いつき、これが子犬の発見につながりました。

「音が聞こえたときは、不思議に思いました。(中略)最初は、気のせいだと思って再び走りだそうとしたんです。でも実際に足を進めた途端に『いや、何かおかしい』と思い直しました」
「見つけたときの状態を思うと、子犬が無事だったことが不思議でなりません。彼がハッピーエンドを迎えるまでの道のりを見守りたいです」

※この翻訳は抄訳です。
Translation: Risa Tsubakihara
RUNNER'S WORLD