米音楽界最高峰の祭典「第64回グラミー賞」で、シングル曲『Butter』が「最優秀ポップデュオ / グループパフォーマンス賞」にノミネートされ、会場で圧巻のパフォーマンスを披露したBTS。

昨年に続き、BTSは惜しくも受賞には至らず、同部門はドージャ・キャットとSZAの『キス・ミー・モア feat. シザ』が選出され、一部のARMY(ファンの愛称)から、「BTSは視聴率のために利用されているのではないか」と不満の声が上がっています。

64th annual grammy awards   show
Matt Winkelmeyer//Getty Images

白すぎるグラミー賞」「詐欺グラミー」の声

司会を務めたトレバー・ノアの言葉通り、BTSは「世界最大のグループ」としての地位を確立しており、国際的に頭角を現している存在。

2年連続で惜しい結果となってしまったBTSに対して、「ノミネートされただけでも大快挙!」と、昨年に続き激励する声も多い一方で、今回特に目立ったのが「白すぎるグラミー賞」や「詐欺グラミー」という言葉たちでした。

白人偏重を揶揄した「白すぎるグラミー賞(#GrammysSoWhite)」を使って、前々から問題視されているグラミー賞の保守性を非難する人をはじめ、「詐欺グラミー(#scammys)」という造語を使って、話題性と視聴率のためにBTSを利用した可能性を指摘する声が続出。

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「毎年毎年、グラミーを見ていて思うのは、視聴率のためにBTSの影響力が利用されているということ。驚きはしないけど、残念」
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「グラミー側は、いつかはBTSを正式に認めるだろうけど…。新しい記録を更新し続けていくBTSと、バランスを崩し続けているグラミー賞。一体どちらがどちらを本当に必要としているんだろう?」

受賞者への反応

ちなみに、今回の結果に不満を抱いている一部のARMYの怒りの矛先はあくまでもグラミー運営側にあり、ドージャ・キャットやSZAをはじめとする、他のアーティストに対しては好意的な反応が多く見られました。

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「ドージャは信じられないほど才能に溢れた人なので、受賞したことに不満はありません。ただ、グラミー賞が視聴率のためにBTSとARMYを利用し続けていることに腹が立つんです」
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「他のアーティストたちに対する反論は全くありません。BTSがトロフィーとともに母国へ帰国できないのは残念ですが、彼らは世界に卓越した才能を披露しました。それ自体が報いであるのかもしれません」

賛否両論あった「第64回グラミー賞」。受賞は逃してしまいましたが、BTSが今回の特別パフォーマンスを通して、世界中にファンドムを拡大したことは間違いなし!

※この翻訳は抄訳です。
Translation:YUUMI IKEUCHI