2010年に活動を開始し、世界中の人々を魅了したボーイズグループ「ワン・ダイレクション(以下、1D)」。先日、2015年に脱退した元メンバーのゼイン・マリクがポッドキャスト番組に出演し、脱退の“本当の理由”を明かした。

2010年7月23日に、ルイ・トムリンソン、ゼイン・マリク、リアム・ペイン、ナイル・ホーラン、ハリー・スタイルズの5名で結成された「1D」。

gq men of the year awards 2011 london
Mark Cuthbert//Getty Images

ツアーのために世界中を飛び回り、数々の賞を受賞してきたが、2015年3月25日にゼインが「普通の22歳の生活を送りたい」と1Dを去ることに。当時は、ワールドツアー「On the Road Again Tour」が2月7日からスタートしたばかりで、突然の脱退の発表に多くのファンが心を痛めた。

後に1Dも無期限の活動休止を発表し、現在はメンバー全員がソロ活動に専念している。

そして先日、ポッドキャスト番組『Call Her Daddy』にゼインが出演し、脱退の“本当の理由”を赤裸々に語ったと<USA TODAY>が報じた。

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「あまり詳しくは言いたくないんだけど、政治的なことがたくさん起きていたんだ。ある人たちがあることをやっていたし、契約書にサインしたがらない人もいた。何かが起きてるって分かってたから、先手を打っただけなんだ」
「身勝手だけど、自分の音楽をつくる最初の人になりたかった」

ゼインは実際に、脱退から1年も経たないうちにファースト・ソロアルバムである『マインド・オブ・マイン』をリリース。先行リリースしたシングル「Pillowtalk」は、世界中で大ヒットを記録した。

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▲ミュージックビデオには、自身の第一子の母親で元恋人であるモデルのジジ・ハディッドも出演している。

さらにゼインは、自身の性格についてこのように語った。

「彼らは『ミステリアスな人になれるよ』と言ったが、それが必ずしも自分の性格だというわけじゃない。ただ落ち着いているだけなんだ。多くの人がエネルギーに溢れていることは分かっているけど、自分はそういう性格じゃない」

また脱退を発表した声明文では、「ルイ、リアム、ハリー、ナイルの4人は、私の生涯の友です。彼らはこれからも世界最高のバンドであり続けるでしょう」とコメントしていたゼイン。<PA Media>が報じたところによると、当時はメンバー同士の友情関係にも“根本的な問題”があったという。

「正直にいうと、5年間毎日一緒にいて互いにうんざりしていた…。でもだからこそ仲が良かった。お互いにクレイジーなことをしていたよ。世界中の誰にも理解されないようなことをね」

けれど今となっては、当時を懐かしい気持ちで振り返ることができ、1Dで過ごした日々を楽しかったと語った。

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ペンシルベニア州の農場で静かな生活を送っており、7月21日にニューシングル「Love Like This」のリリースを控えているゼイン。彼の今後の音楽活動にも注目したい!