ファッションアイコンとして活躍し続け、昨年8月に100歳の誕生日を迎えたアイリス・アプフェル。過去に映画化された彼女の生き方に、インスピレーションを受けている人も多いはず。

そんな彼女の、年齢を重ねても輝き続ける秘訣とは――。

自らを「偶然のアイコン」と呼んでいるアイリスは、これまでファッション界に大きな影響を与えてきた人物の一人。

幼い頃、祖父母の家で余った布の端切れで遊んでいたことからファッションに興味を持ち、その後は米版『WWD』でコピーライターとして活動。1950年に夫のカールとテキスタイル会社「Old World Weavers」を設立し、ビル・クリントンなど9人の大統領のインテリアデザイナーを務め、モデルや作家としても活躍してきた。

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アイリスといえば、パワフルな洋服に、大胆なアクセサリーを合わせるコーディネートが定番。100歳を過ぎても現役でい続ける彼女は、先日H&Mとのプロジェクトで、自身のコレクションを発表。

TODAY>のインタビューでは、デザインする際のアイディアについてこう明かしていた。

「インスピレーションはどこから来るのかわからない。私は実験的で、好奇心が強く、新しいことに挑戦するのが好きなんです。自分が正しいと思うことをしています。うまくいくこともあれば、そうでないこともある。でも、いつもワクワクしているんです」

アイリスのコレクションは、世界中で大人気! なかには行列ができて、5分で商品が完売した店舗もあったのだとか。

そんな彼女がキャリアとルックスに関する人生のモットーとしているのは、「ありのままの自分でいること」と「人目を引く服装をすること」。これらが生きがいになっているそう。

「私は働くのが好きなんです。なぜなら、楽しいから。それに、人を助けることもできるし、雇用を生み出せるし、みんなから元気をもらったと言ってもらえる。いいことがたくさんあるんです。何歳になっても引退することは、“死”よりも悪い運命だと思う。年齢を重ねたからといって、やめる必要はないんです」
「(年齢の)数字が変わったからといって、一晩でなにかが変わるわけではないんです。これからも仕事は続けたいし、いろいろなことをやっていきたい。もっとチャリティに関することもしたいんです。私はお返しをするのが大好き。神様が良くしてくれるなら、お返しをしなくちゃね」

いくつになっても世界中の人々をエンパワーし続ける存在のアイリス。彼女の今後の挑戦にも注目したい!