プラスサイズモデルとして知られるアシュリー・グラハムは、自身の体型ばかりが話題にされることへの嫌悪感をあらわにすると同時に「男性にはこうしたことは起こらない」と指摘。
『ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)』紙のインタビューでアシュリーは、自分の体型を話題にしなければならない男性を「一人も知らないし、いつも女性ばかり指摘される」と述べている。
また、体のことについて語るのは、自分が幼かった頃にはそうする人がいなかったからだと告白。Instagramに“完璧な体”の写真を投稿しようと思わないことについては、次のように語りました。
「私は常にリアルな、加工していない姿を見せています。女性のなかにはセルライトがある人も、背中に脂肪が付いている人も、ストレッチマークがある人もいることを、みんなに知ってもらいたいからです」
「何と呼んでもいいのですが、カーヴィ(曲線が特徴的な)な女性も、プラスサイズの女性も、太った女性もいます」
そして、自分自身はどう呼ばれたいかと尋ねられるとアシュリーは、「女性」だと答えた。
アシュリーが「プラスサイズ」という言葉に対する否定的な考えを明らかにするのは、これが初めてではない。
2017年には出演した『CBS』の番組で、「プラスサイズ」という言葉は女性たちを分断するものだとして、こう述べていた。
「『プラスサイズ』という言葉を使うことで、すべての女性たちをカテゴリー分けすることになります。『正しい食生活をしていない』『運動不足』『体のことを気にかけていない』『不安定』『自分に自信がない』などです――。そしてこれ(自分の体)は、これらのうちの、どれでもありません」
またその2年前には、『TED』での講演でこう語っていた。
「ファッション業界は今後も、私に『プラスサイズ』のレッテルを付けたがるかもしれません。ですが、私は『私のサイズ』と呼びたいと思っています」
「カーヴィなモデルたちはますます、(女性たちを)分断させる性質を持つ『プラスサイズ』という言葉に批判的な声を上げるようになっています。私たちは自らを…それぞれの体形を持つ『女性』たちと呼んでいます」
アシュリーは2020年1月、長男のアイザックを出産。現在は夫で撮影監督のジャスティン・アーヴィンとともに子育て中。出産以来、アシュリーはInstagramでストレッチマークや授乳中の様子を公開するなど、母親になることのリアリティについてもオープンに語っている。
『WSJ』紙では出産後の自身の体の変化について語り、母親たちが出産前の体形を取り戻すよう努力を求められることに、それとなく反論した。ジジ・ハディッドやブレイク・ライブリーも最近、同じ考えを明らかにしている。
アシュリーはこのインタビューの数週間前にも、YouTubeに投稿した『12 Things I Learned In The First 12 Months(最初の12カ月で学んだ12のこと)』というタイトルの動画で、「『出産後の目標体重』を設定する必要なんてないわ。そんなのナンセンスよ」とコメント。
※この翻訳は抄訳です。
Translation:Hearst Contents Hub