2004年にデビューし、近年は映画『ハスラーズ』(2019)などへの出演で注目を集めている女優兼歌手のキキ・パーマー(27歳)。
そんな彼女が現地時間の12月1日、自身のInstagramですっぴん写真を披露し、長年ひどいニキビに悩まされてきた事実や、自力でその原因を突き止めたことを明かしました。
「これまでの人生において、ずっと多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)が私の体を攻撃してたんだけど、全く気づかなかったの」と、投稿の中で経緯を説明したキキ。
PCOSとは、若い女性によくみられる排卵障害の一種で、月経不順や多毛、ニキビなど、人によって様々な症状を引き起こすのだとか。
自身がPCOSを患っているということに気づくまで、キキはニキビを改善するために、あらゆる手を尽くしてきたそう。
「私のニキビがあまりにもひどいから、周りの人たち(家族)が治療費を払うと言ってくれたの。治すために全てのことを試したわ。強い治療薬も使ったし、皆から『水を飲んで、食生活を改善しなさい』と言われれば、できる限りのことをした。とにかく体に良いとされるものを食べて、血液検査だって何の異常も無かったの」
必死で治療費を捻出してくれる家族と共に、何年にもわたって多くの医師を訪ね、原因を探ってきたというキキ。中には泣きながら病院へ行ったものの、麻疹(はしか)予防のワクチンを提案されて帰らされただけの日もあったそう。
行き詰った彼女はある日、糖尿病や肥満といった家族の病歴を振り返って、関連する病気の可能性を探り始め、自分なりに調べた情報を持って医師のもとへ行ったところ、PCOSであることが明らかになったのだとか。
原因がわかり、ようやく心に光が射し始めたキキは、同じような悩みを抱える女性たちに、次のようなメッセージを送っています。
「大丈夫。私たちは自分の力で、自分を助けることができる。そう伝えたくて、これを投稿したの。この肌のせいで泣いた夜もたくさんあったけれど、私は自分を諦めないわ」
「苦しんでいる全ての人に、あなたは1人じゃないこと、そしてニキビがあっても素敵だということを知ってほしい」
「私は、世間にありのままの自分を見せることを恐れない。だから、皆もどうか怖がらないで」
苦しかった経験を、誰かの心を照らすための力へと変えたキキ。彼女の勇気ある告白に、きっと多くの女性たちが励まされることでしょう。