SNS上でハッシュタグをつけて被害者が声を上げる『#MeToo』や、ゴールデン・グローブ賞を機に始まった『Time's Up』など、ハリウッドを中心に昨年頃から活発化してきたセクハラ撲滅運動。さらに最近では、男性への支援を呼びかける#AskMoreOfHim』も発足し話題を呼んだばかり。そんな中、新たにジェニファー・ロペスが過去に受けたセクハラ被害を告白。

『ハーパーズバザー』誌のインタビューで、女優を始めた当初に、監督からのパワハラとセクハラがあったことを明かしたジェニファー。

「私は、他の女性が受けたようなひどい虐待を受けた経験はないわ。それでも一度、映画監督に服を脱いで胸を見せるように言われたことがあるの」
「(拒否したけれど)主張を伝えた後はとても怖かった。動悸を感じたし、『私はこの男性に雇われているのよ。断るなんて、一体なんてことをしたの!?』と考えた瞬間もあったわ。当時まだ映画の経験が少なかったからね。それでも、頭の中では彼の行動が間違っているって分かってた。あの時、監督のセクハラに屈していた可能性もあるわ。だけど、私のどこか深い根の部分が『イヤだ!』って主張したんだと思うの」

そんな過去を持つジェニファーは、「ゴールデングローブ賞」と同じ日にプエルトリコで開催されたイベントに参加した際に、黒の衣装を身に纏ってセクハラ撲滅のサポートを表明。

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「今日ロサンゼルスでは、ゴールデングローブ賞が行われています。そこで多くの女性は『#TimesUp』を支持し、女性への平等な扱いやセクハラ撲滅を目指して活動しています。私も遠くからですが、同じように黒を着てサポートします」

多くの女性たちがセクハラ被害を訴え続けているハリウッド。この流れを“トレンド”で終わらせず、業界全体が変わっていくためには、ジェニファーのように多大な影響力を持つセレブたちが声を上げ続けることに意義があるはず。