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考えさせられる…近未来や社会問題を描く「名作SF映画」10選

格差社会や人種差別などの社会問題に切り込む、おすすめの名作映画をリストアップ!

これから訪れる近未来や現代社会について考えさせられる珠玉の「sf映画」をピックアップ。タイムトラベルや宇宙、ロボットなどを通して与えられる示唆と問題提起が新鮮!社会問題について考えさせるような映画を観ることで視点が広がり自分を取り巻く環境について新しい気づきを得るキッカケになることも。
cosmopolitan / aflo

あっと驚くような展開を見せるSF映画も楽しいけれど、社会問題について考えさせるような映画を観ることで視点が広がり自分を取り巻く環境について新しい気づきを得るキッカケになることも。

本記事では、これから訪れる近未来や現代社会について考えさせられる珠玉の「SF映画」をピックアップ。タイムトラベルや宇宙、ロボットなどを通して与えられる示唆と問題提起が新鮮!

1

『シー・ユー・イエスタデイ』

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『シー・ユー・イエスタデイ』予告編 - Netflix [HD]
『シー・ユー・イエスタデイ』予告編 - Netflix [HD] thumnail
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2019年に公開された『シー・ユー・イエスタデイ』は、アメリカにおける人種差別問題とタイムトラベルを掛け合わせた異色の作品。

黒人映画監督の先駆者ともいえるスパイク・リーをプロデューサーに迎え、ステフォン・ブリストルが監督を務めました。

主人公は黒人の高校生であるCJとセバスチャン。CJの兄カルヴィンが無実の罪を着せられ警官に射殺されてしまう事件をキッカケに、CJとセバスチャンは科学を駆使してタイムトラベルを実現させ、兄を助けることを決意します。

タイムトラベルを繰り返しても誰かが犠牲となるという展開は、人種差別を撲滅しようとあがいても様々な形で残り続ける現状を彷彿とさせます。

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2

『第9地区』

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Interfoto/アフロ

南アフリカ出身の映画監督ニール・ブロムカンプが手がけた、2010年公開の映画『第9地区』。第82回アカデミー賞で、作品賞をはじめとする4部門にノミネートされるなど高評価を獲得。

エイリアンを“宇宙からの侵略者”ではなく難民として描き、そのエイリアンたちを難民キャンプへ強制移住させる展開は、南アフリカでの「アパルトヘイト」と重なり合います。

人種差別に対する風刺はもちろんのこと、エイリアンと人間もわかり合い友情を築くことができるというメッセージも含めることで、世界中で起こる人々の争いへの問題提起を残しました。

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3

『チャッピー』

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映画『チャッピー』予告編
映画『チャッピー』予告編 thumnail
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同じくニール・ブロムカンプ監督が手掛けた2015年公開の『チャッピー』。

AIが搭載されたロボットのチャッピーが、子どものような無垢の状態からギャングたちに育てられながら思考と感情を持つようになり、AIを排除しようとたくらむ人々に抗い、生きようとする姿を描きます。

AIをロボットに搭載することの是非はもちろんのこと、白人の貧困層が増えスラム化が進む南アフリカの現状や、恵まれない環境での教育の在り方について考えさせられるはず。

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4

『her/世界でひとつの彼女』

joaquin phoenix as theodore in the romantic drama her, directed by spike jonze, a warner bros pictures release poster
Courtesy of Warner Bros. Picture//Aflo

2014年に公開された『her/世界でひとつの彼女』は、主演のホアキン・フェニックスの演技力や脚本、そして映像美が話題に。

物語のあらすじは、近未来のロサンゼルスを舞台に、主人公セオドアが人工知能型OS「サマンサ」に恋をするというもの。

生身の人間ではなく言葉だけでAIをコミュニケーションを楽しむ姿は、スマホやSNSが台頭する現代が進歩した未来に対する想像が掻き立てられます。

同時に、“理想”を求めるが故の葛藤と虚無感は、現代社会における人間関係においても生じる悩みなのではないでしょうか。

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5

『ミッドナイトスカイ』

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ジョージ・クルーニー主演『ミッドナイト・スカイ』予告編 - Netflix
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ジョージ・クルーニーが監督と主演を務めた『ミッドナイトスカイ』は、その壮大な映像美で話題となった作品。

舞台は地球滅亡に向かいつつある2047年。人類が地球外へ逃げる中、北極に残った科学者オーガスティンは、地球に帰還しようとする宇宙船へ、人間が生存できる状態ではない現状を伝えようと奮闘する姿が描かれます。

2020年12月に公開された今作は、絶望と孤独の淵で、人との繋がりや“帰りたい場所”を想う様子がコロナ禍と重なり、人類について深く考えさせられる作品となりました。

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6

『スノーピアサー』

collection christophelアフロ
Collection Christophel/アフロ

パラサイト半地下の家族』のポン・ジュノ監督が手掛けた2013年公開の『スノーピアサー』は、主演のクリス・エヴァンスを筆頭に、豪華キャストが集結。

舞台は氷河期が到来した2031年。2014年から走り続けている列車「スノーピアサー」に乗り込んだ人々以外、人類は絶滅した世界を描きます。

スノーピアサー上では、前方車両の特権を牛耳る人々と、後部車両に乗り残酷な日々を送る貧困層という格差社会が17年に渡り形成されています。“列車”という単純化された階級社会を通して、社会の現状を比喩するポン・ジュノ監督らしい世界観が垣間見える作品です。

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7

『プラットフォーム』

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その“穴”は世界を変える『プラットフォーム』1.29(金)公開【予告】
その“穴”は世界を変える『プラットフォーム』1.29(金)公開【予告】 thumnail
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スペイン発の映画で、様々な映画祭で受賞歴のある『プラットフォーム』。約200~300階建ての塔を舞台に、上の階から順に供給される残飯を食べながら生存する人々を描いています。

食料を上から下に階層にならって消費されていく様子は、富裕層が富を独占し、貧困層には分配されない現代の社会構造を風刺しているとも言えます。

そのほかにも、聖書や古典小説「ドン・キホーテ」からのメタファーなどが含まれおり、観終わった後には、社会や宗教、そして人間に対してモヤモヤが残るはず。

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8

『プロジェクト・パワー』

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ジェイミー・フォックス主演『プロジェクト・パワー』予告編 - Netflix
ジェイミー・フォックス主演『プロジェクト・パワー』予告編 - Netflix thumnail
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ジェイミー・フォックスとジョセフ・ゴードン=レヴィットが出演する2020年公開の『プロジェクト・パワー』。

摂取すると特殊能力が得られるクスリが出回る米ニューオリンズを舞台に、スーパーパワーを利用した凶悪犯罪と薬物製造に立ち向かう元兵士や警官、元密売人の少女を描きます。

現代社会ではびこるドラッグの脅威を彷彿とさせると同時に、貧困層の有色人種が密売人としてしか生きられない現状、そして薬物の人体実験などの社会問題を考えさせられる作品です。

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9

『オデッセイ』

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映画「オデッセイ」予告Z
映画「オデッセイ」予告Z thumnail
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マット・デイモン主演で、巨匠リドリー・スコットがメガホンを取った『オデッセイ』。

火星に一人取り残された植物学者ワトニーが、自身の知識と地道さで、空気や水がない火星でじゃがいもの栽培に成功。絶望的な状況の中、驚異のサバイバル精神を発揮します。

前向きさや陽気さ、創造力で目の前の問題を解決していくことで、不可能を可能できるという人生の教訓を得ることができる作品です。

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10

『ドント・ルック・アップ』

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『ドント・ルック・アップ』予告編 - Netflix
『ドント・ルック・アップ』予告編 - Netflix thumnail
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「第94回アカデミー賞」で、作品賞を含め4部門にノミネートされた『ドント・ルック・アップ』。

レオナルド・デカプリオやジェニファー・ローレンス、ティモシー・シャラメなど、ハリウッドの期待の若手から超ベテラン俳優まで、トップスターが共演を果たしました。

物語は天文学の教授であるミンディ博士と大学院生ケイトが、地球に向かう巨大なすい星を発見するところから始まります。

政府やメディア、そして大企業それぞれの思惑のため、地球存続の危機という真実が伝わらないなか、SNSやポップシンガーなども加わり世論が分極化していくさまが、アメリカ社会の現状を風刺していると話題に。

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ジェニファー・ローレンス

2012年に第1作目が公開され、その後2015年までに計4作品が公開された映画『ハンガー・ゲーム』シリーズ。文明が崩壊したアメリカを舞台としており、主演を務めたジェニファー・ローレンスの代表作の一つでもあります。今回は、これまでのシリーズ全作を公開順に一挙おさらい。最新作の公開前に、もう一度鑑賞してみても良いかも。

最新作も!映画『ハンガー・ゲーム』シリーズ全作を公開順におさらい

レッドカーペットで失敗知らずのセレブ8人 ジェニファー・ローレンス ゼンデイヤ マーゴット・ロビー フローレンス・ピュー

レッドカーペットで「失敗知らず」な、ベストドレッサー常連セレブ8人

ハリウッドの脚本家たちによるストライキが続くなか、メリル・ストリープやジェニファー・ローレンスをはじめとする映画俳優組合(sag aftra)加入の俳優300人以上が、組合に対して最低賃金などに関する契約内容の変更を求めています。俳優たちは、交渉での成果がなければ「ストライキを行う考えだ」と警告している。

メリル・ストリープなどハリウッド俳優数百人がストライキを警告

ジェニファー・ローレンスが主演を務め、世界中で大ヒットを記録した全4作の映画『ハンガー・ゲーム』シリーズ。<ヴァラエティ>のインタビューでは、当時の撮影期間中に受けた体型批判を告白。

ダイエットを求められ…俳優が『ハンガー・ゲーム』出演時に受けた体型批判

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