施術が簡単で爪への負担が小さい「マニキュア」と、光沢感や持ちの良さが特徴的な「ジェルネイル」の両方のメリットを持ち合わせると言われる「シェラックネイル」。最近では施術メニューに追加するサロンも増え、徐々に注目を集めています。
そこで本記事では、シェラックネイルにまつわる基礎知識を中心に、施術方法からセルフでオフするコツ、ジェルネイルとの違いなどを「Very Shameless Nails」のネイリストであるトレナ・セニーさんに伺いました。
【INDEX】
- シェラックネイルとは?
- シェラックネイルの施術手順は?
- ジェルネイルとの違いは?
使っているものが違う
ジェルネイルの方が少し長持ちする
ジェルネイルよりオフが簡単 - シェラックネイルをセルフでオフする方法は?
- シェラックネイルは爪の負担が大きい?
- シェラックネイルは健康に悪い?
シェラックネイルとは?
マニキュアとジェルネイルの両方の長所を持ち合わせたシェラックネイルは、速乾性、持続性、艶、発色、オン・オフの手軽さが特徴。
「クリエイティブネイルデザイン(CND)」というマニキュアブランドによって開発され、同ブランドが発売しているセルフキットで試すほか、特許を取得した一部のネイルサロンでオーダーできます。
シェラックネイルの施術手順
セニーさんによると、シェラックネイルの塗布プロセスはジェルネイルと非常によく似ているんだとか。専用のベースコート、カラー、トップコートを塗布し、UVライトマシンで硬化することで、ジェルの様に光沢のある質感に。
- 爪を洗浄し、ネイルファイルで形を整える
- シェラックベースコートを塗布する
- UVライトで硬化する
- シェラックカラーを塗布する
- UVライトで硬化する
- シェラックトップコートを塗布する
- UVライトで硬化する
- 表面を拭き取る
ジェルネイルとの違い
成分が違う
そもそもジェルネイルで使用されるのは、UVライトで硬化されるアクリルモノマーの混合物で、これによって滑らかで艶のある質感が生まれます。
一方、シェラックネイルでは従来のマニキュアとジェルを組み合わせたものを使用します。セニーさんいわく、シェラックネイルはジェルネイルのようなぷっくりとした厚みがない分、爪への負担も小さいんだとか。
ジェルネイルの方が少し長持ちする
シェラックネイルにはマニキュアが配合されているため、ジェルネイルと比べると持続性には少し劣るとのこと。とはいえ、シェラックネイルの持続期間は10~14日ほどと言われているので、従来のマニキュアと比べるとはるかに長持ちするはず!
ジェルネイルよりオフが簡単
ジェルネイルもシェラックネイルも、プロのネイリストの手にかかればどちらもダメージを最小限に抑えてオフすることができますが、一般的にはシェラックネイルの方が手軽に取り除けてダメージが少ないと言われています。
ファイルを使って爪の表面をこする作業が多いジェルネイルと比べて、シェラックネイルはウッドスティックなどで押し出すため、時短&低負担でオフすることが可能とのこと。
シェラックネイルをオフする方法
セニーさんによると、シェラックネイルはセルフでも約15分以内で手軽に取り除くことができるんだとか! サロンに行く時間がないときには、下記の手順に従って試してみて。
- 表面を軽くファイル(爪やすり)でこする
- アセトンを染み込ませたコットンを爪の上にかぶせ、アルミ箔で巻いて10分放置
- アルミ箔とコットンを取る
- ウッドスティックなどでシェラックネイルを押し出す
- 表面をリムーバーで拭きとる
爪への負担は…?
セニーさんによると、サロンだとしてもセルフだとしても、時間をかけて適切にオフすることで爪への負担を抑えることができるよう。
「自分で無理やり剥がすと、爪の表面の層が剥がれて脆くなってしまう可能性があります。プロのネイリストによる施術であれば、ダメージを最小限に抑えることができるでしょう」
シェラックネイルは健康に悪い?
硬化する際に使用するUVライトの危険性について懸念している人もいるかもしれませんが、最近の調査結果によると、UVライトによる手肌のトラブルリスクは最小限であるとのこと。それでも不安な人は、念のため事前に日焼け止めを塗るようにして!
※この翻訳は抄訳です。
Translation:YUUMI IKEUCHI