30年ぶりに俳優復帰を果たし、今年度のアカデミー賞助演男優賞を受賞したキー・ホイ・クァンと、赤ちゃんの頃にCMデビューし、数々の名作に出演するドリュー・バリモア。スティーブン・スピルバーグ監督に見出されたという共通点をもつ2人が、1984年以来ぶりに再会し、話題に!
12歳で出演した『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984年公開)や『グーニーズ』(1985年公開)でスピルバーグ監督と出会ったキー。一方、ドリューは7歳のときに映画『E.T.』(1982年公開)で監督と出会い、2人ともこれらの作品がきっかけで一躍脚光を浴びることとなりました。
そんな彼らが再集結した場所は、4月27日(現地時間)にニューヨークで開催された「Time100ガラ」。キーとドリューは2人そろって、恩師でもあるスピルバーグ監督に、エンタメ業界の境界線を押し広げている世界的なパイオニアを称える「インパクト賞」を贈り、まだ子どもだった自分たちにハリウッドで活躍するきっかけを作ってくれたことに感謝を伝えました。
同イベントでは、スピルバーグ監督のおかげで演技への愛に目覚めたことを明かしたキー。
「スティーブンは、彼の想像力が生きるこの世界に私を紹介し、招き入れてくれました。創造性を味方にすれば、どれだけ楽しいことができるかを教えてくれたんです」
またドリューは、自分の人生を変えるきっかけを与えてくれたスピルバーグ監督の作品は、世界中の人の人生に良い影響を与えたとも語りました。
「スティーブンは私の人生を変えただけでなく、多くの人の人生を変えてくれました。今夜彼に感謝するために、ここにいることをとてもうれしく思います。彼は地球上の誰もが自分の物語をもっていることを見せ、映画館を超えて人生そのものにおいて、みんなとのつながりを感じさせてくれました」
2人のスピーチを受けてスピルバーグ監督は、キーとドリューに出会えたことは幸運だったと述べました。
「1981年に6歳のドリューを、1983年に11歳のキーを見つけることができたことほど、私の仕事人生で誇りに思ったことはありません。2人に出会えたことは、本当に幸運でした。彼らはその年月の間、変わることなく活躍しています」
今年の<タイム>誌が選ぶ、「世界で最も影響力のある100人」にランクインしているキーとドリュー。そんな彼らの今後の活躍も楽しみですね!