エミー賞で8部門にノミネートされ、ゴールデングローブ賞で2部門を受賞した人気ドラマ『GIRLS/ガールズ』の製作・監督・脚本・主演として知られる女優のレナ・ダナム(35歳)。彼女が自身のSNSにウェディングドレス姿を投稿すると、批判的なコメントが届いたとのこと。そんな心ない言葉に送ったメッセージが話題に。

今年4月、『ニューヨークポスト』紙のインタビューでミュージシャンのルイス・フェルバーと交際していることを明らかにしたレナ。それから交際して1年も経たずに、9月26日(現地時間)にはロンドンで極秘結婚していたよう!

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式の3日後にはウェディングドレス姿の写真が『ヴォーグ』誌に掲載され、自身のInstagramにもツーショット写真を投稿。けれど写真を見た人からは、「最後にテレビに出ていたときと体型が変わった」などという否定的なコメントが届いたという。

「まず第一に“レナは『GIRLS/ガールズ』のキャストを食べたのか”というのは、あまり良いジョークではありません。否定しておきます。第二に、バカにされていた過去の体と、今の自分の体を比較されるのは皮肉なことです。ボディシェイミングのエコーチェンバー現象(閉鎖的空間内で繰り返されるコミュニケーションにより、特定の意見や思想が増幅されること)ですね」

「最後に、私たちはいつになったら“痩せている=健康や幸せ”という考えをやめることができるのでしょうか? 生活習慣を変えれば体重が減ることもあるけど、増える場合もあります。比較されている写真は、私が病気(子宮内膜症)と診断される前のもの。あれから4年、私は断酒して、達成感を得ただけでなく健康を目指す人間としての人生を歩み始めました」

さらに時間や病気、状況によって見た目が変わった人に向けて「今の体を過渡的なものとして扱わずに生きてもいいんだと励ましたい」とも語った。

以前からボディポジティブなメッセージを発信していた彼女は、2017年1月に『Glamour』誌の表紙に登場したとき、修正をしていない“ありのままの姿”を披露し話題に。また同誌のインタビューでは、過去の経験から学んだことを次のようにコメント

「10代の頃は、ハッキリと『見た目が変だ』と言われていました。ぽっこりしたお腹にうさぎのような歯、X脚など…自分でもよくわからなくて、それが私の一つひとつの行動や動作を悩ませていました」

「私は生意気な自信家のふりをしていたけれど、不用意な発言や敵意に内心は怯え、傷ついていたんです。ここでハッキリとさせたいのは、私は自分の容姿を嫌っていたのではないということ。私のような人を嫌うように仰ぐ“風潮”を嫌っていたのです」

「何百万人もの女性が読む雑誌の表紙に、フォトショップなしの私の太ももが紙面いっぱいに写っています。あなたが私のポリシーに賛成であろうと、私の番組が好きであろうと、私の活動に共感しようと、それは重要ではありません。私の体は“攻撃のかっこうの的”ではないから」

「体型や肌の色、ジェンダーにかかわらず、誰もが美しいと認められる場所が大衆文化の中にはあるのです」

誰もが自分自身を受け入れることができる世の中を望んでいるレナ。彼女の力強いメッセージは、きっと多くの人の心を動かすはず――。