朝はサラサラだったのに、一日の終わりに近づくにつれて頭皮がベタベタに…。時には不快な臭いも伴ってしまう「頭皮のベタつき」に悩んでいる人は少なくないはず。中には、ヘアケア製品を見直したり、スカルプマッサージやヘッドスパを試しても改善しない…なんてことも。それって実は、日ごろのストレスが原因かも!
本記事では、皮膚科医による「ストレス由来のオイリー頭皮の改善策」を、コスモポリタン アメリカ版からお届けします。
ストレスが原因で頭皮がベタつく理由
「ストレスホルモンのコルチゾールが分泌されると、体はそれに反応して過剰な皮脂を分泌します」と話すのは 、ニューヨークで皮膚科クリニックを経営するダバル・バヌサリ医師。
そのため、不安やストレスを抱えて過ごす日が多くなるほど、頭皮もゴワついて脂っぽくなり、ニキビの原因にもなるのだとか。この状態が続き、悪化すると「脂漏性皮膚炎」を起こし、地肌がかゆくなってフケがたくさん出るなど、様々なトラブルが生じることも…。
「人間の皮膚には皮脂をエサとするマラセチアという常在菌がいますが、肌が乾燥していると通常以上に増殖し、結果的に炎症を引き起こします」
ストレスのせいで皮脂が過剰に分泌されて、ドライシャンプーなどを使ってその頭皮のベタつきを抑えようとすると、次は乾燥しマラセチア菌が増え、さらなるトラブルの原因になるのだそう。
オイリー頭皮を防ぐには?
どれだけ熱心に頭皮洗浄などの外的なケアをしても、上述したように精神的なストレスを感じていると皮脂を分泌してしまうので頭皮のベタつきを改善することは難しいとのこと。
まずは、瞑想や運動、感謝日記など、ストレスを発散する内的なケアを日頃から実践することで、頭皮の悩みが薄れていく可能性があるんだそう。もしメンタルヘルスの専門的なケアが必要だと感じているのなら、カウンセリングにかかることも視野に入れてみて!
外的ケアで気をつけること
一方で、外的なケアで心がけるべきことは、シャンプーをしすぎないこと。頭を洗いすぎてしまうと頭皮の乾燥につながり、皮脂の分泌やマラセチア菌の増殖にも繋がるんだそう。シャンプーは2日に1回程度に留めるのがオススメ! それでも頭皮トラブルが改善されない場合には、皮膚科でご相談を。
※この翻訳は抄訳です。
Translation: ARI