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性別や体型に縛られない!個性を引き出すファッションブランド

おしゃれなエシカルブランドから、ユニセックスなストリートブランドまで!

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「社会を映す鏡」だと言われているファッション。体型、セクシャリティ、ジェンダーなどの様々な違いを認めて尊重し合う「ダイバーシティ」や、環境、労働問題などに取り組む「エシカル」の重要性が叫ばれてる今、z~ミレニアル世代のlgbtq+コミュニティに聞いた、自分らしさを表現できるファッションブランドorショップを紹介。
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「社会を映す鏡」だと言われているファッション。体型、人種、セクシャリティ、ジェンダーなどの様々な違いを認めて尊重し合う「ダイバーシティ」や、環境、労働、社会問題などに取り組む「エシカル」の重要性がアパレル業界でも叫ばれています。

ファッションにも多様な選択肢が増えてきているなかで、自分の「好き」を表すためにはどうすればいいか悩んでいる人も多いはず。そこで今回は、感度の高いZからミレニアル世代のLGBTQ+コミュニティの4名に聞いた「自分らしさを表現できるファッションブランドorショップ」をご紹介します。

Mimi

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mimi

都内で会社員として働く傍ら、クリエイティビティという縛りのない世界で、個性を活かすメイクを得意とするMimiさん。パンセクシャル当事者として、LGBTQ+をより多くの方に認識してもらえるような活動を目標に掲げています。

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「SEE YOU YESTERDAY」(バッグ)

 
mimi

1. 愛用しているファッションブランドは?

ストリートテイストのユニセックスなブランド「SEE YOU YESTERDAY」で、特にカラー展開が豊富なバッグがお気に入りです。

2. 気に入っている理由は?

「作り手にリスペクトを」をコンセプトに掲げ、製造者とのフェアな関係性を目標にしているエシカルブランド。

どこで作られた生地なのか、誰によって作られたのかを公開していて、アパレル業界の労働や環境問題に目を向けていることに共感しました。

また、サイズはユニセックスで展開されていて、性別関係なく楽しめるというところもポイント。

3. コーデのポイントや自分流の着こなし方は?

服のトーンをバックの色に揃えることを意識しています。パステルからビビットまで展開しているバッグは、シンプルなコーデの差し色にすると、とてもおしゃれに見えるんです♡

Edo

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edo

世の中の当たり前に“違和感”を問いかける『IWAKAN』の編集部員であり、ジェンダーニュートラルなアンダーウェア「REING」のクリエイティブディレクターを務める傍ら、フォトグラファーや、ドラァグクイーンとしてパフォーマンスをする、ノンバイナリーのEdoさん。

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「たんぽぽハウス」・「RagTag」(ワンピース)

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edo

1. 愛用しているファッションブランドは?

普段から古着を愛用していて、オススメのお店は「たんぽぽハウス」や「RagTag」。

2. 気に入っている理由は?

「多様性」をポイントにしていても、結局そのターゲットに私が含まれていなかったことがあります。たとえば、服のサイズ展開が私の肩幅や体の大きさに合わなかったり、たとえサイズが合ったとしても、非常に高価で手が出なかったり。

だからこそ、本当の意味での「インクルーシブ」は古着にあると思います。ほとんどの古着屋はターゲットが絞られていないですし、様々な時代の多様なサイズ、スタイル、デザインのものが手頃な価格で手に入ります。

また、あらゆるセクションに気軽に行きやすく、誰がどこにいても特に目立つことはありません。過去に、女性用の試着室で試着を断られた経験があるのですが、古着屋でこのような経験をしたことは一度もありません。

より持続可能で、多様性に寛容で、よりアクセスしやすい気がするんです。

3. コーデのポイントや自分流の着こなし方は?

夏のキュートなビーチコーデを意識してみました。普段はこのドレスをインナーなしで着ているのですが、しばらく胸毛を剃っていないので、そのままで歩いていると、近所の人に驚かれてしまいます(笑)。

私は、ウエストが調整できたり、肩のストラップが結べたりと、自分の体に簡単に合わせられるドレスが好きなんです。このような工夫は、あらゆる性別や体型の人を受け入れることにつながると思います。

Mayu

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mayu

代官山の美容院「OOOYY((オーオ シカシカ)」で働いているFtM(トランス男性)で、LGBTQ+当事者たちが安心して利用できる空間作りを心がけているMayuさん。

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「C.E CAVEMPT」(Tシャツ)

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mayu

1. 愛用しているファッションブランドは?

イラストレーター・グラフィックデザイナーのスケートシング氏を中心にスタートしたストリート系ブランド「C.E CAVEMPT」です。

2. 気に入っている理由は?

ブランド名はラテン語で、「買い手が品質の危険性を負う」という意味が込められていて、高品質であることがポイント。また、一目見れば「C.E CAVEMPT」だとわかる独特なグラフィックと、エッジーなデザインに惹かれました。

3. コーデのポイントや自分流の着こなし方は?

僕の服選びのポイントは色の組み合わせですね。たとえば今日は、帽子と靴、Tシャツとパンツでそれぞれ同じトーンの色を合わせてみました。

FtMなので骨盤の広さと胸の膨らみをカバーできるように、全体的にワンサイズ上の服を選ぶようにしています。

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Asahi

 
asahi

俳優やモデル活動をしている学生のAsahiさん。SNSには、趣味のイラストや、エッセイなどを投稿。性自認はクエスチョニングで、パートナーと一緒にラジオ番組も配信しています。

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「mizuiro ind」(ワンピース)

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asahi

1. 愛用しているファッションブランドは?

ありのままの私を包み込むような優しさを感じる「mizuiro ind」。

2. 気に入っている理由は?

10代の頃から性別に縛られることを嫌い、フェミニズムへの興味や自身のセクシャリティから、自己表現として髪を短くしていました。

また、私は摂食障害の経験があり、体型の“コンプレックス”は今もなお消えることがありません。

そんな私にとって「mizuiro ind」の服は、ありのままの自分を肯定してくれてるように感じました。身体のラインを強調しすぎないシンプルなデザインや、年齢や体型、髪型を問わずその人を包み込んでくれるような雰囲気がすごく好きです。

3. コーデのポイントや自分流の着こなし方は?

テーマは頑張りすぎないこと。自然体に近い状態でおしゃれを楽しみたい私には、ちょうどいい気がしています。

風が吹くとふわっとなびくワンピースの丈感が絶妙で、冷え対策で履く足首丈の靴下と合わせても違和感がなく、ヒールの低い靴とも綺麗にまとまります。

一つのコーデに使うカラーは三色までというこだわりがあり、アイテム一つひとつの色の調和を意識して、ごたつかないようにしています。

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