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大人になるにつれ忙しくなる毎日、たまには漫画を読んで気分転換をしてみるのはいかが? 近年では、女性だからこそ共感できるようなテーマや、年齢問わず感動できるヒューマンドラマなどの名作が続々と登場しているんです。そこで、コスモポリタン読者が楽しめるようなコミックを、漫画好きのエディターたちが厳選してご紹介! きっとお気に入りの作品が見つかるはず♡
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読んだあとの爽快感がハンパない!
バリキャリの佐和子、元ヤンで処女の円、少女マンガ脳の千代、三人の20代女子が夜な夜な繰り広げる恋バナには、どうしようもないダメ男たちがわんさか登場します。しかし、「こういう男、いるいる!」という共感だけで終わらせないのが、この作品の良いところ!
■ 推しポイント
彼女を母親代わりと思っている男、自分を棚に上げて相手には完璧を求める男、既婚なのに堂々と口説いてくる男…そういったダメ男たちのあまりに不条理な言動に対し、彼女たちは「おまえとの結婚って地獄かよ」「コイツ無能なのかしら…」「規格外のバカが一生隣にいる不幸を想像してみて?」と、思わず“代わりに言ってくれてありがとう!”と拍手したくなる名言を連発して応戦してくれます。
普段、世の男性たちの言動に悶々としている女子ならば、本作を読んでスカっとすること間違いなし。深夜に家でビールを飲みながら、どっぷり読みふけりたくなる一作です。
エディターYUKARI
怖いのにキュンとしちゃう新感覚コミック
学校で人気者な青野くんと、ピュアな優里ちゃんの青春を追ったホラーラブコメ。タイトルにもなっている青野くんは、実は幽霊。だから触れ合えないんですよね、本当は。なぜタイトルで優里ちゃんが「触れたいから死にたい」と言っているのかが、まさにこのコミックの核となる部分。
■推しポイント
序盤は「ほんわかキュン9割」「ちょい怖1割」くらいなのが、刊を追うごとに「怖」の割合が増していくという新感覚コミック。ロマンスとホラーの強さがグラデーションのようになっているので、怖いものに耐性がない人も自分のギリギリを知る良い機会かも。
ネタバレになるので多くは語れませんが、怖いもの見たさで第1話だけ読んでみると、ズブズブズブ…っとその世界観にハマっていき、一気読みしてしまうはず。現在も連載中だから、リアルタイムでファンたちと語り合えるという楽しみも♡
エディター ERINA
平成生まれのバイブル
1998年から2002年の”コギャル最盛期”に連載された少女漫画。代々警察官の一家ながら茶髪に赤メッシュがトレンドマークのコギャル高校生・寿蘭が主人公。親友の美由・彩と三人で毎日渋谷を遊びまわる日々や彼女たちの恋愛事情を描く。
■ 推しポイント
小学生の頃『GALS!』を読んで109や渋谷に憧れた20代も多いのではないでしょうか? 昨年の平成終了のタイミングでUPされた作者藤井みほな氏のツイートを見て懐かしくなり、久しぶりに実家の本棚から引っ張り出してきました。20年近くたった今でも色あせない、00年代やコギャル文化を知らないZ世代の読者でも笑って楽しめる漫画です!
ビジネスチームUI
このご時世にぴったりなテーマ!
主人公の炭治郎はある日、鬼に家族を皆殺しにされ、唯一生き残った妹も鬼に変貌してしまう。愛する妹を人間に戻し、殺された家族の敵討ちをするためにも、炭治郎は鬼狩りの道を進み始めるが…?
■ 推しポイント
少年漫画好きである私に「絶対ハマる」と友達がこぞって勧めてくれた一作です。正義感が強く心優しい炭治郎は、敵である鬼に対しても慈しみを持つため、読んでいて「完全な悪」はないのだと考えさせられます。鬼が犯した罪は許されないけれど、最後までその罪と向き合う主人公の優しさが、現実の世界にもタイムリーで求められているような気がしました。今一番おすすめしたい、激アツ少年漫画です!
アシスタントYUUMI
心に刺さる名言がたくさん!
自分の才能の限界に苦しみながらも、いつか“何者”かになることを夢見る朝倉光一と、圧倒的な芸術的センスに恵まれながら、天才ゆえの苦悩を抱える山岸エレン。高校時代に出会った2人が、大手広告代理店のデザイナーとNYで活動する画家として、それぞれの道を歩むことになり…。
■ 推しポイント
出版社と近い存在でもある広告代理店が舞台にもなっていることもあり、先輩におすすめされて読み始めたこの作品。印象に残る強いセリフが多く、状況は違えど「自分向けての言葉なんじゃないかな…」と思うシーンがたくさん出てくるはず。とにかく一気読みしたくなる人間ドラマ!
エディターMANAMI
“人との距離感”を考えさせられる…!
幼い頃に家族を失った孤独な高校生で、プロ棋士でもある桐山 零が主人公。将棋界という大人に囲まれた厳しい環境で揉まれながらも、下町で和菓子屋さんを営む川本家の3姉妹と出会い、徐々に心を開いていく。将棋のシーンがたくさん出てきますが、臨場感溢れる画力と、心をグッとつかむ文章力で、将棋を知らなくても十分楽しめます!
■ 推しポイント
押しポイントは何といっても、作者である羽海野チカ先生独特のユーモアと名言たち! 声を出して笑える場面や、涙が止まらなくなる場面がどんどんでてくるので、1冊を読み終えるまでにどっぷり疲れてしまうことも…(笑) 。読むたびに味わい深くなっていくので、周期的に読み返したくなる漫画です。
エディターARI
恋愛における女子の葛藤を凝縮!
30代間近のOLアラサーちゃんと、彼女を取り巻く個性的なキャラの日常を描いた4コマ漫画集。恋愛やセックスに対してのそれぞれの想いが、赤裸々に描かれています。時折差し込まれる作者・峰なゆかさんのAV時代の体験談や、著名人とのインタビュー内容も見どころ。
■ 推しポイント
勘違い男や女、マウンティング女など「こういう人いる!」と登場人物のエピソードに共感してしまうことばかり。女性のセックスやセルフプレジャーについても伏字なく表現されているのも、読んでいて清々しい! 1巻~昨年末に発売された7巻まで、面白すぎて一度に読めちゃいます。
エディターKURUMI
全部「実話」だなんて信じられない…!
重度のアル中だった吾妻ひでお先生の実録マンガ。家族に黙って失踪して野宿生活したり、オヤジ狩りに遭ったり、幻覚や幻聴に襲われたり…と、冷静に考えるとかなり過酷な状況なはずなのに、ダメな自分を認めて淡々とネタにしているおかげで不思議なほどライトに読めます。限定特典があるのでKindle版がおすすめ。
■推しポイント
中盤からアル中治療のために精神病院に入院するんですが、そこで出会ったクセつよアル中仲間とのやりとりも軽快で面白いです。続編もあって、こちらも面白いのでぜひ!
残念ながら2019年10月に逝去されてしまった吾妻先生。亡くなる直前まで更新されていたご本人のTwitterアカウントを覗くと、晩年はカエルの育成にハマっていたようで、オタマジャクシの写真が大量投下されていました。あの世では存分にお酒を飲んで、オタマジャクシと戯れてるといいなと思います。
エディター ERINA