米ミシガン州モンローに住むシェリル・ワッサスさんは、パートタイムでドッグトレーナーを務める元保護観察官。彼女はまた、退役軍人に犬とのふれあいを提供する非営利団体<Pets for Vets>のために、セラピードッグ、リンク(1歳)の訓練もしているそう。

コスモポリタン アメリカ版によると、シェリルさんとリンクはある土曜日に同州ミシガンのシェラトン・ホテルでのイベント「Furrycon(毛むくじゃら祭り)」に参加することに。イベントへの参加を決めたのは慈善目的の資金集めと、参加者にリンクとの癒しのひとときを提供するのが目的だったという彼女。

とは言うものの、当初は「Furryconで何を期待されているのか、全くといっていいほどわかりませんでした」と語ったシェリルさん。「私たちは、イベント側から招待されたんです」。

「普段なら、前日にイベントについてリサーチするのですが、イベントのウェブサイトがわかりにくかったんです。イベントへの参加登録情報やリンクはあったのですが、なぜか写真は1枚も載ってなくて。だから、よくある(ペット関係の)ビジネス目的の会合だろうと思っていました

そうしてやってきたイベントの日。ビジネススーツに身を包んだ人たちに囲まれると思っていたシェリルさんとリンクを待っていたのは、なんと数百人規模の、動物の着ぐるみをかぶった人たち! 驚いたシェリルさんが息子さんにメールしたところ、はじめてそれが「着ぐるみイベント」だったことが判明したのだとか。つまり犬が、着ぐるみを着た数百人の人間に囲まれる…という異様な状況に。

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「仕事を通じ、これまで人間的なふれあいを数多く目にしてきましたが、こういったことは初めてでした」と、シェリルさん。最初は驚いたものの、しばらくすると彼女もリンクも慣れてきたよう。

「リンクは徐々に目を大きく見開いて、イベント会場の中を歩き回っていました。しっぽのついた人間を見るなんて珍しい光景だったので、どうやら好奇心をそそられたようです。参加者のしっぽの匂いを嗅いだりするので、私はそのたびに謝っていましたが、どの人もとてもにこやかに迎えてくれました」(シェリルさん)

そして、このイベントの背景にある意外な事実も知ることに。「そこでは、毛深いことに悩む息子さんを持つお母さんとも話をしました。彼女は若い子たちの多くが自分の(持って生まれた)肌に満足していないと言っていたんです。だけど、こういったコスチュームを着ることによって、彼らに変化が出てきたと言っていました」。

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さらに、このイベントではたったの2日間で<Pets for Vets>に1万ドル(約110万円)もの募金を集めることに成功。シェリルさんいわく「すべてがとてもステキな経験だった!」そうで、まさに結果オーライだったのでした。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Captain & Me, Inc.

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