Leg, Human leg, Joint, Standing, Waist, Barefoot, Style, Toe, Thigh, Foot,

「丸くする」のと「小さくする」のは違う

多くの女性がお尻を小さくすると、形まで整って全て解決すると思っています。でも実際のところ、遺伝的にお尻にある程度の脂肪と筋肉がうまくのっている人、生まれつき丸い形をしているラッキーな人以外は、小さくしても丸くはなりません。

ラテン系やアフリカ系の女性は、生まれつきプリっとしたお尻をしている人が多いですが、残念ながらアジア系の女性には、遺伝的に"プリケツ"のポテンシャルを持った人は少ないです。そもそも、全体的に脂肪も少なく骨盤が後傾気味なので、筋肉があったとしてもお尻は下がって見えてしまいます。

見た目を左右する「前傾」と「後傾」

骨盤が下がった後傾タイプの人で「お尻と太ももの境目がはっきりしない」と悩んでいる人は多くいます。でもこれ、お尻がどうこうと言うより、もともと骨盤が後傾しているのだから、境目ができにくく、パンツをはいてシワができてしまうのはある意味当然。この場合、骨盤をどう立たせるかでだいぶ印象は変わります

前傾だからオールOKというわけでもありません。

例えば仮に、腰椎を反って前傾っぽい姿勢をとったって腰に負担がかかるだけ。骨盤が前傾の人は「ぶりっこポーズ」と言われる立ち方(内股ででっちりの状態)になりがちで、一見プリっとしているように見えます。でもこれ、実際はお尻の筋肉をうまく使えていないからそうなってしまうのであって、単純に腰に負担がかかるだけ。さらにヒールなんて履いたら、腰への負担はもっと大きくなります。

後傾はお尻が下がって見えるし、前傾はお尻が上がってるように見えるけど、実は腰を反っているだけ、という2パターンがほとんど。立ち方を変えたからって女性らしい丸いお尻はできません。

結局は皆「形」が気になっている

下半身で悩んでいる女性の大半がお尻を小さくしたいと言います。お尻が垂れていると悩んでいる女性の大半がお尻を小さくしたいと言います。でもそもそも、何度も言いますが、アジア人はお尻に脂肪がつきにくい人種。だから実は悩みを突き詰めていくと、お尻の大きさが気になっているのではなく、「お尻の形」が気になっている人が大半なのです

もちろん、本当にお尻が大きくて脂肪が気になっている場合は、トレーニングするからといって小さくなるわけではないので(トレーニングで変えられるのは形)、食事管理の方が大事。太ももの後ろの脂肪が気になるなら、食事管理で全体的に落とす。内股が気になっても食事管理で全体的に落とすしかありません。

トレーニングすれば必ず変わる

Leg, Human leg, Joint, Standing, Waist, Barefoot, Style, Toe, Thigh, Foot,

こちらの女性は痩せ型なので、脂肪をつけるための食事(とにかく良質な脂肪をたくさんとってもらいました)とGlutes in Actionでここまで形が変わりました!

この変化からもわかるように、脂肪を落とすことと、女性らしいカーブを作ることは全く違うんですよね。全体的に痩せて、お尻の脂肪まで小さくなったら、今までのラインは変わりません。元からくびれていてお尻が上がっている人なら瘦せるだけでラインはキレイに残りますが、そんな人は稀です。とくに日本人はカーブがない人が多いので、痩せたところでカーブは出ない…。

だから痩せてお尻の脂肪も落ちてしまったら、筋肉をつけてカーブを作るしかないのです。お尻を丸くして女性らしい桃尻を作るには、遺伝的な骨盤のポテンシャルがない限り、相当なトレーニングが必要。でも逆に考えれば、正しいトレーニングさえできれば、お尻は誰でも必ず変化がある部位なんです。

Text, Pink, Font, Magenta, Sock, Graphics, Active tank,

♥【岡部友のヒップトレーニング】記事一覧はこちらでチェック