あまり暑かったり、寒かったり…一度気にしだすと眠れないのは誰でも同じこと。でも、睡眠に最適な室温って考えたことがある人はあまりいないのでは?
ところが、コスモポリタン アメリカ版で紹介された<ハフィントンポスト>の記事によると、快眠に果たす「寝室の気温」の役割は大きいとのこと。
記事を寄せたのは、ヴァージニア州にあるシャーロッツヴィル・ニューロロジー&スリープ・メディシン(神経&睡眠メディカルクリニック)の医長、クリストファー・ウィンター医師。ウィンター医師によると、快眠に最適な温度はおよそ15.5〜19.5度。24度以上か12度以下だと、一晩中安定して眠るのが難しいそう。
でも、なぜ室温が睡眠に重要な意味を持つのでしょう? 実は私たちの体温は、24時間のうちで変化していて、もっとも高いのが夕方、もっとも低いのが朝の5時前後。就寝は通常体温が落ち始める時間なので、涼しい部屋の方が眠りを促進してくれるのだとか。
他にも、室温を低くすることの利点は以下のとおり。
1.ぐっすり眠れる
南オーストラリア大学が行った研究により、特定の種類の不眠は体温調節がうまくいっていないことに起因することが判明。もし寝付きが悪くて困っているようなら、室温を下げることで体温も下がり、体が休まるような深い眠りにつけるかも。
2.アンチエイジング効果が期待できる
室温が大体21度以上あると、体はもっともアンチエイジング効果があるメラトニンの分泌を止めるそう。メラトニンは、私たちが暗闇で眠りにつき、体温が落ちたときに分泌されるもので、体温をわずかに下げるものでもあるのだとか。
3.ダイエット効果が期待できる
<ハフィントンポスト>に掲載された自然療法医のナターシャ・ターナーさんの記事によれば、健康的な睡眠習慣においては、体温が下がって成長ホルモンが分泌されると、ストレスホルモンの一種であるコルチゾールが減少するのだとか。逆に、よく眠れないと起床時のコルチゾール値が高く、不安も高まって、ダイエットに悪影響を及ぼすそう。
※この翻訳は、抄訳です。
Translation:mayuko akimoto