Instagramのフィットネススター、アナ・ヴィクトリアさんは、体をスリムに見せるために不自然なポーズで撮られた写真がSNSで氾濫している現状について、警笛を鳴らし続けてきた女性。

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左側は、結婚式の前日に撮ったもので、右側は、その2分後に撮ったもの。最近ある人から、人によって体のラインがきれいに見えるアングルが違うことを教えてもらったの。誰にでもきれいに見える角度はあるから、悪い方にばかり囚われず、自分にとってのベストなアングルを見つけて、自信につなげてみてはどうかしら?

コスモポリタン アメリカ版によると、「ソーシャルメディア上で見えるものが真実とは限らない」というテーマを改めて伝えるべく最近彼女が投稿したのが、下記のビフォーアフター画像。一般的によく見かけるビフォーアフターは「太っていた」→「痩せた」というものが多いけど、アナさんが投稿したのは、そういった概念を覆す1枚だったよう。

私の「大変身」。ただ、私はあんまり「変身」っていう言い方は好きじゃないの。もともと自分の見た目に、そんなに悲観的ではなかったから。写真では見えないけれど、私に起こった"変化"の大部分は、健康や自分のあり方についての気持ちの変化だった。もちろんInstagramは"見せ合う"ための場で、私たちは目で見たものに左右される生き物。努力を重ねて手に入れた体の変化がある一方で、目に見えない部分の変化もあるし、その2つは比べられるものじゃない。でも、私をいつも突き動かしているのは"見えない変化"の方なの。体は鍛えようと思うと果てがないし、常にどこかに自分より見た目がいい人がいる。その2つに囚われすぎると、本当に疲れてしまうわ。みんなには、そうなって欲しくない。

左の写真は、約5年前の2012年のもの。この写真を撮った直後くらいから、私自身も大きく変わっていくのを実感したわ。私の「大変身」は5年もかからなかった。実際は9カ月ほど。目標をしっかり設定して、当然それに向かって頑張るのだけど、私は自分が潰れてしまわないように、体作りと生活のバランスを保つことに注意してきたの。この5年間、体作りに対しての努力を重ねつつ、旅行へ行ったり、たまには気にせず好きなものを食べて、普段の生活も楽しんできた。アイスクリームを食べたからといって、自分を罰するためにワークアウトはしないし、少しゆっくりしたいと思ったら、ゆっくりする。だけど、食事が精神面・感情面に大きく影響することは、常に頭の隅に留めてあるわ。そうすることで、普段から健康的な食生活を送れるの。「もうちょっと引き締めたら?」とか、「もっと筋肉をつけたら?」とか言われることもある。でも他の人たちが、私の体について"ああすべき・こうすべき"と言う意見は、あまり気にしないようにしているの。腹筋をつけることや体脂肪率を下げることよりも、バランス良く普段の生活を楽しむことを優先しているのよ。

私たちからすれば、見た目にも十分変化があったように見えるけれど、アナさんいわく彼女に訪れた"本当の変化"は、目には見えない部分のほうが大きかったよう。

人生は、物事の見方によって変わるもの。自分の心の持ちよう次第で、強くもなれるし、惨めにもなる。でも、かける労力は結局同じなのよ。誰が自分より上で、誰が自分より下かなんて、全然関係ない。だって、あなたは「あなた」だから。あなたの人生は、あなただけのもの。人生は短いんだから、他の誰かと比べることで貴重な時間を無駄にしないで。幸せを感じながら、たくさんチャレンジして、小さなことでくよくよせず、自分に訪れたチャンスはどんどんつかんで行かなきゃね。あなたを幸せにできるのは、あなただけなんだから

つまりアナさんが伝えたいのは、「見た目ばかりにとらわれのではなく、もっと人生を楽しみましょう」ってこと。ほんと、彼女の言う通り!

※この翻訳は抄訳です。

Translation:Mai

COSMOPOLITAN US