イギリスでは先日「ビスケットの供給不足」が話題になったばかりだけど、実はチョコレートも不足しているらしい、というコスモポリタン イギリス版からのニュース。しかもこれはイギリスに限らず世界的な問題なんだとか。

「チョコレートが大危機」というタイトルで発表された調査によると、生産体制が不十分なために、チョコレートの原料であるカカオの生産量は減り続けている。にもかかわらず、私たちのチョコレート需要は減っていない…つまり、需要と供給のバランスが崩れているようなのだ。

ちなみにイギリス人は、板チョコに換算すると1人あたり年間286枚分ものチョコレートを食べていることになるらしい。この量を補おうとすると、1人当たり10本のカカオの木が必要なんだとか。このままだと、どんどんチョコレートの供給は追いつかなくなるかも!?

ハードマン農業ビジネス研究所のダグ・ホーキンス氏は、世界のチョコレート不足について『ミラー』紙に以下のように語っている。

「他の樹木作物は、技術の進歩、品種改良、そして生産管理の恩恵を受けて生産量を増やすことに成功している例が多いのですが、カカオの生産に関しては今でも世界の総生産量の90%以上が、技術力の低い小規模経営の農家に委ねられているのです」

まさに今、世の中のカカオ生産、そしてチョコレート業界は、映画『チャーリーとチョコレート工場』のような危機的状況…!?

もしチョコレートが食べられなくなったら…なんて、考えただけでツラい。バレンタインにチョコレートがないなんて想像できないし、かといって、チョコを食べる量を減らすことも難しいかも…。今はとにかく、生産技術の向上を祈りましょう!

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Captain & Me, Inc.

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