自分の人生は自分でしか生きられないし、どう楽しんでいくかは毎日の選択と気持ち次第。どんな生き方だって、自分で選んできている人はいつだって魅力的に見えるし、自然と心惹かれるもの。コスモポリタン日本版では、人生を謳歌しているさまざまな女性の生き方を紹介していきます。
今回登場してくれるのは、北アフリカに位置する国家、スーダン出身のアザ。彼女のルームメイト(いつかここで紹介します)が私の友人でもあったことがきっかけで2年ほど前に知り合いました。オハイオ州の大学を卒業後に22歳でNYへ移り住み、フリーランスの音楽ジャーナリスト、歌手のジャネール・モネイが手掛けるアーティスト集団、Wondaland(ワンダランド)所属のインテリアデザイナー、イベントプロデューサー、スタイリストなどさまざまな経歴を経て、現在30歳になるアザ。その華やかな経歴通り、彼女自身のセンスも抜群で(勝手に)リアル・イットガールに任命。これまでにモデルとしていくつかの撮影に協力してもらいました。そんなアザの次なるプロジェクトが、昨年12月に立ち上げたキャンドルブランド、Haremesque(ハレマスク)。現在はオンラインとアメリカ国内での期間限定ショップのみでの展開ですが、今後の進展がとても楽しみなブランドです。
―大学卒業後にオハイオからNYに移り住んだきっかけは?
「大学ではアフリカ地域研究を専攻していたんだけど、正直面白くなくて。卒業と同時に、Wax Poetics(ワックス・ポエティックス / ブルックリン発の音楽雑誌)と、The FADER(フェーダー / NY発のアート&カルチャー誌)でインターンとして勤務するためにNYに移り住んだの。 NYのすべてが好き。人種もカルチャーも混在していて、のびのびとしていて、こんなにエキサイティングな街は他にはないと思う。大都市なのに完璧ではないので、どんな人生を送りたいかはすべて自分次第で試練なところも好き。この街に住んで8年、色んな国に旅行したけれど、NYは私の人生のすべてだと言える!」
―現在の仕事内容について教えて
「これまで色んな仕事を経験してきたけど、去年1月に自分でビジネスを始めようと決心して12月にキャンドルブランド『Haremesque(ハレマスク)』を立ち上げました。元々アロマに興味があったので自宅でキャンドルを作ってみたのが始まり。インスピレーションは出身地、スーダンの女性。特に母を始めとする親族の女性たち。彼女たちは普段から本当に良い香りがするの! 数カ月間の試行錯誤を経て、上質なワックスと香料オイルを使用したハンドメイドのキャンドルラインHaremesqueを12月にローンチ。ブランド名は"心地良い特別な香り"という意味。セラミックのベース以外はすべて自宅で手作りしています」
―他人と自分を比べてしまったことはある?
「他人と比べたことはあるわ。だけどそれはインスピレーションのため。嫉妬は何にも生み出さない。それに、他人の人生よりも、自分がどう進んで行くかを考えるのが本当に好きなの。精神的にダウンしている時には近い友だちや家族に話を聞いてもらって、あとは瞑想するようにしてる」
―幸せを感じるのはどんな時?
「ハッピーだと感じることはしょっちゅうだけど、家族や全く見ず知らずの人でも自分以外の人たちが幸せなのを見るのはとても素敵なことで、幸せな気持ちになる。あとは、旅行、美味しいご飯、音楽、アート、笑い、などなど挙げたらキリがないわ!」
―将来の夢は?
「Haremesqueを世界でナンバー1の高級キャンドルブランドにすること! そのために今は制作はもちろんですが、PRに力を注いでいます。どんなに良いキャンドルを作っても、人に知ってもらえなかったら意味がない。これまでに築いてきたコネクションを活用して、インフルエンサーやショップに積極的に宣伝をしているの。実際に手にとって香りを体感してもらったら、Haremesqueの魅力を必ず分かってもらえる自信があるから!」
Instagram: @haremesque
Website: Haremesque