仕事も日常も「楽しく大胆」に生きる世界のコスモガールたち。そんな彼女たちの「お仕事事情が知りたい!」ということで、各国で大調査。所変われば、ビジネスルールも変わる⁉ でも、「好きなことへの情熱」は万国共通なはず。1度きりの人生で、思いっきり仕事を楽しむ世界の女子たちにフォーカスしました!

第1回目のパリ編に続いて、第2回目は、アラブ首長国連邦の都市ドバイのファッショニスタの生活に迫ります。

ドバイガールのお仕事プロフィール

リリアン(26)【創設者、デザイナー】

世界のコスモガールのお仕事白書inドバイ

世界中の旅からインスパイアされたメイド・イン・ドバイのクラッチバッグを創作するブランド「L'AFSHAR」の創設者。ケンダル・ジェンナーやサウジアラビアのプリンセスなどのセレブリティにも愛用されている。デザイン、生産・工程の管理、マーケティングなど、すべての業務を担当。

リリアンにとって仕事とは?

「人生を何倍も面白くしてくれるもの!」

サラ(30)【オンライン雑誌DubaiPrettyLadies創設者】

世界のコスモガールのお仕事白書inドバイ

ドバイで開催されるリュクスなイベントのレポートを通して、ドバイのソーシャライトの生活を発信。双子のママとして仕事と家庭を両立させながら、ファビュラスな人々が集まるパーティーに連日連夜出席する、忙しい日々を送っている。

サラにとって仕事とは?

「人生をよりエキサイティングに生きる鍵」

1日のスケジュール

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リリアンの場合

7:00 起床。犬を散歩に連れて行きつつ軽くウォーキング。

8:00 ドバイモール(ドバイ最大のショッピングセンター)の中にある、京都発のコーヒー店「ARABICA」がお気に入り。そこで、カフェラテを飲みながらメールのチェック。

9:00 工場に向かい、工程のチェック。今は、FW17のコレクションを製造中。

10:00 オフィスへ移動。オンラインで購入してくれた顧客へ、商品を発送。

12:00 ファッショニスタが集まるジュメイラビーチの近くにあるカフェ「Comptoir102」でランチタイム。

13:00 SNSで新商品の画像を投稿。その後は、取引先とのミーティングなどに出かける。

17:00 仕事後は、ヨガクラスへ!

21:00 お気に入りのTVドラマ「プリティ・リトル・ライアーズ」を見ながら、リラックス。

サラの場合

7:00 起床。子どもたちの朝食を作って、学校に送る。コーヒーを飲みながら、1日のスケジュールを立てる。

8:00 夫と一緒に朝食。ランチの準備や掃除などの家事をする。

10:00 メールのチェック、SNSやウェブサイトに写真や動画を投稿。今日の参加予定のイベントを、ノートにリストアップ。

11:00 ショッピングモールに出かけて、お気に入りのブランドの新作をチェック。その後、ネイルサロンやヘアサロンに出かけて、美容のメンテナンス。

12:00 友人とランチタイム! ランチ後はメールのやり取りや、ウェブサイトの編集作業。

15:30 子どもを学校へお迎えに。

19:00 夫と合流し、招待されたイベントやパーティーに参加。楽しみながらも、サイトに投稿する写真や動画をきちんと撮影!

22:30 帰宅後は、イベントの写真やビデオの編集作業を。

ドバイガールの仕事観

Q. 今の仕事のポジティブ面&ネガティブ面を教えて!

ポジティブ面

「自分が試行錯誤してデザインしたバッグが完成したときは、言葉にできないほどハッピーな気持ちになるの! あと、クラッチバッグを購入してくれた人がインスタグラムなどで、自分のコーディネートに取り入れて画像を投稿してくれているのを見たら感動するわ。どんどん自分が創作した作品が増えていくのは嬉しいし、自分の作品を通していろんな人と出会えるのは本当に幸せ!」(リリアン)

「ファッションブランドのパーティーからスポーツイベントまで幅広い分野で、世界中をまたにかけて活躍する人々からいろんな経験を聞けること。毎日違う場所で、新しい人と友達になれることは純粋にハッピー!」(サラ)

ネガティブ面

「自分でブランドを管理することは、とても難しいこと。問題に直面することも多いけど、それも自分を成長させてくれる最高のレッスンだと捉えているわ」(リリアン)

「正直、社交的な気分になれない日にも、毎晩出かけて気を使ってしまうことかな」(サラ)

Q. 仕事上の信条を3つ挙げるなら

リリアンの場合

1.計画性を持つこと

しないといけない仕事はたくさん。効率よく目標を達成していくには、何よりはじめにプランを立てて実行してくことが肝心。

2必要な時は、人に頼る

自分1人でできることは限られている。誰かと協力してこそ、良いものができると思うの。

3.常にオープンマインドで!

素敵なデザインをするには、外の世界の様々な美を敏感に感じたいから、自分の世界に閉じこもらずに心を開くようにする!

サラの場合

1小さな問題に、こだわらない

小さなミスにこだわるのは、時間の無駄だと思う。

2.出会うすべての人から、新しいことを学ぶ

心をオープンにして、すべての人から新しい何かを学ぶことが、私にとって毎日を新鮮に生きる鍵。

3感情に流されず、コントロールする!

ネガティブなことが起こっても流されず、せっかくのエネルギーをクリエイティブなことに使うようにする!

お仕事のマイルールin ドバイ

初対面のクライアントと会うとき

Q. どんな心境?

A.「感謝の気持ちでいっぱい。取引してくれるということは、私の製品やビジョンを信じてくれているということだから」(リリアン)

「もともと人と接するのが大好きな性格だから、ワクワクする!」(サラ)

Q. どんなコミュニケーションを心がけている?

A.「クライアントと会うときは、素敵な時間を過ごしたいから街で一番オシャレなカフェに招待するの。それと、ビジネスを超えて友達のような関係になりたいから、仕事以外の会話もたくさんする」(リリアン)

「仕事でもうわべの関係は築きたくないから、ありのままの自分で相手に歩み寄るようにしてるわ! 心と心で繋がる関係が築けたら、お互いに幸せでしょ?」(サラ)

Q.お気に入りのスタイルは?

A.白のTシャツ×レザーパンツに、グッチのローファーを合わせて少し辛口に! 気分までシャープになるの」(リリアン)

「参加するイベントのテーマに合わせて、ロングドレスなど思いっきりオシャレを楽しむわ!」(サラ)

Q.ビジネスシーンで纏う香水は?

A.「フランス発の香水ブランド、フレデリック・マルの『Carnal Flower』は、チュベローズの香りにうっとりさっせられる」(リリアン)

「シャネルの『チャンス』。フローラルな香りに思わず幸せな気分に!」(サラ)

Q.リフレッシュする方法は?

A.「少し休憩時間を作ってプールへ。ドバイの暑い気候の中、水の中で泳ぐのはとっても気持ちがいいの!」(リリアン)

「大好きな夫に電話をかけて、モチベーションをUPさせる」(サラ)

Q.最後に、ドバイで働くのが好きな理由を教えて!

A.「ドバイの夏は湿度100%近く、気温も50度になるときもあるし、確かに少し気候はきびしいわ。

だけど、ブルジュハリファ(超高層ビル)に代表されるように、『世界一の新しいものを作りたい』っていう野心やエネルギーに満ち溢れていて、驚くような斬新なアイデアも実現するの。人々もそういうポジティブなエネルギーを持っているところが好き!

職種ごとに街のエリアも都市開発されてきている傾向があって、ドバイ・デザイン・ディストリクトというファッション産業が集まる地区の開発も進んでいるから、クリエイティブ業界もますます面白くなっていくと思う!」(リリアン)

「知らない人も多いんだけど、アラブ首長国連邦は世界で2番目に平和な国に選ばれたの。人口も85%以上が外国人で世界中からいろんな国や宗教の人が集まっているのに、平和っていうことがすごいと思う。

ドバイは特に、強い意志を持っている人には『チャンスが溢れ、夢を叶えられる街』。両腕を広げて、この街で挑戦したい人を大歓迎する雰囲気が漂っているの。ドバイドリームを追って、貧しい状況から大成功した人もたくさん知っているわ。世界中の価値観が混在するなかにいると、『不可能なことなんかない!』と、感じさせてくれるの!」(サラ)