【私の生き方】ジュエリーで勝負しようと決めた理由

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自分の人生は、自分でしか生きられないし、どう楽しんでいけるかは、毎日の選択と気持ち次第。どんな生き方だって、自分で選んできている人は、いつだって魅力的に見えるし、自然と心惹かれるもの。コスモポリタン日本版では、人生を謳歌しているさまざまな女性の生き方を紹介していきます。

ナディーン・ゴーン(Nadine Ghosn)

スタンフォード大学卒業後、ニューヨークのボストンコンサルティングで勤務し、ヘッドハンティングされパリのエルメスへ。その後長年の夢だったジュエリーブランド『NADINE GHOSN』を立ち上げる。NY在住の起業家。

日本を訪問中の彼女に、ブランドへの思いや立ち上げのエピソードを伺いました。

――素晴らしい経歴ですが、なぜ辞めてジュエリーで起業しようと思ったんですか?

子供のころからジュエリーがとにかく大好きだった

3歳くらいの時、友達は、ぬいぐるみやバービー人形を欲しがっていたけど、私は「何が欲しい?」と両親に聞かれると「ジュエリーが欲しい」と答える女の子でした。それから、人生の節目になると両親がジュエリーを贈ってくれるようになり、実際に身につけることでジュエリーの新たな魅力に気が付きました。そんな幼い頃からの思いが起業につながっています。

――その「新たな魅力」とは?

ジュエリーはただ美しいだけでなく、人生のシンボルのようなもの。大切な人との思い出や自分が頑張ってきたすべてを知っている存在です。自分のジュエリーボックスを眺めながら、私もそんな人の人生に寄り添えるような仕事がしたいと思い、ジュエリーで起業することに決めました。また、世代を超えて受け継がれていくのも素敵な点です。たとえば、ある女性の夢が叶わなかったとしますよね? でも、ジュエリーを受け継いだ娘がその夢を叶えてくれるかもしれない。この考え方でダルマリングが生まれました。そんな風に、絆や愛もつないでいけるモノだと考えています。

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――実際にどうやってジュエリービジネスをスタートさせたのですか?

コネもノウハウもないところから1人でのスタートだった

父や友達には、キャリアがうまくいっている私に対し、なぜ辞めてまでジュエリーブランドの起業をするんだ?と不思議がり、反対されました。ただ、私の意志は固かったので自分の信念を貫くことに決めました。なので、周りのサポートはなく、1人で制作、マーケティング、財務、販売、PRなど必要なことは、すべて1人でがむしゃらに取り組みました。経験のない業務は、実践を通じて学んでいく感じですね。実は今もあまりその状況は変わっていないので、2017年の目標は人を採用し、チームを作れたら良いなと考えています。日本の後はタイを訪れ、自分の目で信頼できる職人さんを探しにいく予定ですし。

――1人でとなるとツラいことも多かったと思います。困難なことが起きたらどのように乗り越えたのですか?

インスタグラムのフォロワーさんとのコミュニケーションがひとつの楽しみ

ツラいことをシェアできない以上に、嬉しいことを一緒に喜んでくれるチームがいないのが寂しいです。私のジュエリーをビヨンセがしてくれたことがあったのですが、その時は感動のあまり涙が溢れて止まりませんでした。そんな時、インスタグラムで私のファンになってくれているフォロワーさんがお祝いの言葉をたくさんくれたことは印象的でした。嫌なことやツラいことがあっても、ポジティブな言葉をくれる方が多いので、インスタグラムでのコミュニケーションは、私にとって大切なものとなっています。

また、対照的ですが、ひとりでの時間もとても大切にしています。海外出張が多いのですが、どの国にいても朝1時間必ず散歩するようにしています。気持ちのリセットをしたり、自分がいま何に一番フォーカスすべきか、考えるとても良い時間です。なので忙しい毎日でもストレスを溜め込むことはしないんです。

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――新作ジュエリーは、日本がインスピレーションになったのだとか?

11~16歳まで父の仕事の関係で、日本に住んでいました。なので日本のカルチャーや食に対してはとても興味がありますし、好きです。『NADINE GHOSN』の代表的な商品、ハンバーガーリングは今回は日本仕様にして、ベジバーガーを表現してみました。そして、先ほどお話したダルマリング。これは、願いが叶うという想いを込めてつくったものです。日本の食文化を伝えた寿司ネックレスなど、日本ならではをラグジュアリーを意識しました。

「今後は、チームをつくり、クリエイティブにもっと時間を使えるような環境を整えたい」と直近のビジョンを語ってくれたナディーンさん。日本の後に訪れるタイでは、制作に集中するため、デジタルコミュニケーションは、できるだけOFFにし、自分の内側にあるクリエイティビティを出す作業をするそう。バランス感覚に優れた彼女だからこそ、今の『NADINE GHOSN』が存在しているのは間違いないけれど、これから彼女のチームが完成したら、今以上に、誰もが知っている世界的なブランドに成長するだろう。

【ナディーン・ゴーンさんから学ぶ生き方のヒント】

・ビジネス(ジュエリー)を通し、自分が人に何を提供できるのか考え行動する

・1人でも、工夫と考え方次第で毎日ポジティブでいられる

・周りから反対されても、信念を持って行動できる強さがときには必要

取材協力/上島美央

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