男性ライターが、恋愛に関するあらゆる悩みにお答えするコスモポリタン アメリカ版の人気企画。今回寄せられたのは、ちょっと気持ちがホッコリする、こんなお悩み。

Q.彼女が猫好きです。僕も猫好きになるべきでしょうか? 僕は犬が大好きなのですが、彼女を喜ばせたいという気持ちもあります。(犬好きなんだと)正直に言うべきでしょうか、それとも猫をもっと好きになれるよう努力すべきでしょうか?

A.この質問は、私にとってもかなり身近なものです。かわいらしくてモフモフの猫が大人気のネット上で言うのはちょっとはばかられますが、はっきり言って、私は猫が大嫌いです。ひどい猫アレルギーなんです。目は腫れるし、猫が大好きな友だちの部屋では息苦しくなることすらあります。またはかゆみ止めの薬を大量に塗り、その影響でほとんど眠ったような状態になることも。猫アレルギーのおかげであらゆることが難しくなり、複数の女性とうまくいかなかった経験もあります。

妥協することは大事です。歴代のガールフレンドのおかげもあり、私はあらゆる方法で自分の視野を広げることができました。ですが相変わらず、猫は大嫌いです(猫たちも私のことを嫌いだと思います)。妥協するといっても、限界があるのです。私自身に関していえば、猫を好きになることは今後もないでしょう。猫なんか、大嫌いだ!

あなたが猫嫌いならば、無理して好きになる必要はありません。あなたのガールフレンドがバスケットボール、またはチョコレートアイスクリーム、ヨガ、リアリティ番組、ポストモダンのロシア文学、生物化学、実験的なジャズ…などが好きだったとします。だからといって、あなたがそういったものを好きにならなければいけない、ということはありません。自分が嫌いなものは、隠さなくていいんです。自分の嫌いな物事について話をし、正直になるべきです。あなたが嫌いなもの、というのもあなたの一部なのですから。

その一方で、友だちの中には、相手にとって完璧なパートナーとなるべく自分を変える人もいます。ロマンチックなカメレオンとでもいいますか、聴く音楽や見るテレビ番組を相手に合わせるんです。例えばある月は、デートの相手が好きなパンクミュージックに自分もハマり、また次の月には別の人と付き合って、その人が好きなニューヨーク・ヤンキースを応援してみるといった具合です。

自分の好きなものが(相手と)すべて同じ、なんてことはありえません。仮にそうだとしたらかなり奇妙な話だし、自分自身を少し欺いていることにもなります。犬か猫か、ロックなのかラップなのか、ピザなのか寿司なのかなど、自分が何を好きなのかを知り、正直になることが大事です。(相手との)ちょっとした衝突も良いものです。一番重要なのは、あなたが彼女を好きだってことですから。

結局のところ、あなたと彼女の好みがどうこうという問題ではないのです。(今回の犬猫問題は)自分にとって許容できるか、またはそうでないか、です。自分は猫が大嫌いで、猫好きな女性とは恋愛関係になれないほどなのか? それとも我慢できるのか(つまり、猫と暮らせるのか)? この点で自分はどれだけ妥協したいと思っているのか? それから次のステップは? こういったことはそれぞれ別もので、白か黒かの決着をつけるものにはなりません。グレーだったり、まだら模様だったりするものです。まあ、私個人としては、猫に関しては一線を引きます。あなたはどこで、一線を引きますか?

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: Captain & Me, Inc.

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