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作品を通して考えたい!「人工妊娠中絶」について学べる映画9選

生殖に関する選択の重要性や、中絶を巡る葛藤や決断、実際の経験などを伝える作品も!

中絶権のために闘ってきた人たちを描いた映画・ドキュメンタリーは、数多くあります。また、生殖に関する選択の重要性や、中絶を巡る葛藤や決断、実際の経験などについて伝えるぜひ見ておきたい9作品を「hearst contents hub」からお届けします。
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アメリカの連邦最高裁は6月24日(現地時間)、「中絶権は憲法で認められた権利である」とした1973年の「ロー対ウェイド判決」を覆しました。

この判決は、安全で合法的な中絶を保障したもの。それが破棄されたことは、女性の権利の縮小と、何百万もの人々の健康と自由が危険にさらされることを意味します。避妊具などの購入と使用、同性婚など、プライバシー権が脅かされることにもなりかねません。

中絶の権利のために闘ってきた人たちの物語を描いた映画・ドキュメンタリーは、数多くあります。また、生殖に関する選択の重要性や、中絶を巡る葛藤や決断、実際の経験などを伝える作品もあります。中絶の権利についてより深く知るために、ぜひ見ておきたい9作品を「Hearst Contents Hub」からお届けします。

From seventeen

経験者としての意見も!11人のセレブが語る「中絶の権利」

Obvious Child(2014)

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Obvious Child | Official Trailer HD | A24
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昼間は書店で働くスタンダップコメディアンのドナは、恋人と別れた後、ある男性と一夜を共にし、妊娠します。

だが、精神的にも経済的にも、子どもを持つ準備ができていないと考えた彼女は、中絶を決意。処置を受けるため、プランド・ペアレントフッド(全米家族計画連盟、中絶や避妊薬の処方などを行う非営利団体)の医療施設に向かう──自ら選択する力を持った女性の、偽らざる現実を描いた作品。

愛しのグランマ(2015)

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Grandma Official Trailer 1 (2015) - Lily Tomlin, Julie Garner Movie HD
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妊娠した18歳の孫娘セージが中絶を希望していることを知ったレズビアンのエル。孫を助けることに同意し、中絶にかかる費用を捻出しようと、2人で奮闘。

LGBTQ+の人たちの現実や、母娘の複雑な関係、中絶費用を調達することの大変さなどのストーリーが盛り込まれたこのコメディドラマは、ぜひとも見ておきたい作品のひとつです。

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Plan B(2021)

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Plan B Trailer #1 (2021) | Movieclips Trailers
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サウスダコタ州に住む主人公で普段は優等生のサニーはある朝、前夜の無防備なセックスを悔い、緊急避妊薬(モーニングアフターピル)を手に入れようと、親友の助けを借りて母親の車を盗み出す。

保守的な州で暮らす人たちがリプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)に関して適切な医療サービスを受けるために、どれほど苦労しなければならないか、あるいはそれを手に入れる過程で危険な目に遭わなければならないかを描いた作品。

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彼女の権利、彼らの決断(2018)

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Reversing Roe | Official Trailer [HD] | Netflix
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このドキュメンタリー映画のなかで、フェミニスト活動家のグロリア・スタイネムは、「自分自身の体を自分で管理することは、民主主義の基本」と語る。

アメリカにおける中絶権の歴史と、特に2016年の大統領選でドナルド・トランプが共和党の候補者に指名されて以降、この問題がいかに政治化されてきたかを含め、中絶を巡るこれまでの経緯を振り返るとともに、掘り下げた作品。

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The Janes(2022)

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The Janes | Official Trailer | HBO
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「ロー対ウェイド」判決が下される前の1970年代初め、シカゴの賢く勇敢な7人の女性たちが、中絶を希望する女性たちのため、地下ネットワーク「ジェーンズ」を結成──。

その活動を追った本作が描くのは、中絶が個人の権利として憲法で保障されず、安全に、合法的に中絶を受けられないことがいかに恐ろしい状況を招くかについて、明らかにしています(一部の州は現在、当時と同じような危険な状況になっている)。

Lingui, the Sacred Bonds(2021)

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LINGUI, THE SACRED BONDS | Official Trailer | Exclusively on MUBI
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主人公のアミナは、15歳の娘マリアが妊娠していることを知る。親子が暮らすアフリカのチャドは、中絶に否定的な国であり、母娘は宗教的にも中絶を認められていません。それでもアミナは、中絶を希望する娘の願いを何とか叶えてあげようと奔走します。

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Abortion Helpline, This Is Lisa(2019)

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ABORTION HELPLINE, THIS IS LISA | Women Make Movies | Trailer
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ペンシルベニア州フィラデルフィアにある非営利団体ウィメンズ・メディカル・ファンドのヘルプラインには、中絶したいが金銭的に余裕がないという人たちから、次々に電話がかかってくる。そうした電話に、カウンセラーたちは休む間もなく対応しています。

15分ほどの短編ながら、望めば中絶ができる環境を維持することが、なぜ貧困・低所得者層の人たちにとってそれほど重要なのか、改めて考えさせられる作品。

Unpregnant(2020)

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『Plan B』のストーリーと同様、中絶手術を受けるため、州外に向かう少女の物語。親に通知することなく、未成年の中絶の処置を引き受ける一番近いクリニックがあるのは、ニューメキシコ州のアルバカーキ。ミズーリ州の彼女の自宅からは、何百マイルも離れたところにある……。

この作品もまた、安全かつ合法的に中絶の処置を受けることができない多くの女性たちが、立ち向かわなければならない、驚くような現実を描いています。

Abortion: Stories Women Tell(2017)

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Abortion: Stories Women Tell – Extended Trailer (HBO Documentary Films)
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「中絶:女性たちの物語」のタイトルが付けられたこの作品は、予定外の妊娠に直面し、中絶を求める女性たちのドキュメンタリー。

医療機関で、中絶の処置を必要とする人たちのために休むことなく働くスタッフ、すべての人の中絶の権利を守るために闘う人たちにも、焦点を当てています。

From: ELLEgirl
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中絶

ロー対ウェイド事件を覆す判決を下したことを受け、人工妊娠中絶を禁止したアメリカ国内の14の州。ある研究によると、2022年7月以降に中絶が禁止された14の州で、レイプ被害による妊娠が6万4,000件以上あったと推定されているとのこと。

米研究、中絶を禁止とする州で6万件を超える「性的暴行被害による妊娠」を推定

「子どもは欲しくなかった」という母親に育てられたとある女性(匿名希望)のエッセイをお届け。「誰しもが親になることを強制されるべきではない」“望まれない子”として生まれたという著者が、妊娠や子育てに対して思うこととは-。

母にとって“望まない子”だった私が考える「中絶の権利」の必要性

アメリカにおいて「中絶を巡る議論」は今にはじまったことではなく、長い年月をかけて政治化されてきた歴史があります。1990年代には中絶反対運動が激化し、人々が命を落とす事件にも発展。本記事では、中絶クリニックでの爆破事件から生還したエミリー・ライオンズさんが、試練を乗り越え中絶権運動の活動家になるまでを綴ります。

クリニック爆破事件の生還者が語る「中絶を巡る議論」との闘い

20代前半で人工妊娠中絶した経験を持つ、コピーライターでイギリス在住のエミリー・アッシュ・パウウェルさん。今回は、パウウェルさんが<コスモポリタン イギリス版>のエディターであるジェニファー・サヴィンとともに集めた、11人のイギリス在住男性の中絶に対する意見をお届け。

パートナーや家族が中絶を経験した11人の男性が、今考えること

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