ハロニチハ! みんな元気? パリ生活も2カ月半が経つんだけれど、ティガラ、新たにパリのエージェントを見つけることができました! 今後、フランスの活動はインスタグラムを中心にアップしていくけど、仕事は一歩一歩順調に進んでるからワクワクしてるし楽しみっ♡
でも、恋愛に関しては前回紹介したセレブ限定のマッチングアプリを使ってはいるものの(笑)、まだいまいちピンと来ない…。ということで! フランス人の女友達を集めて、みんなの「恋愛での価値観」について色々話してみました! フランスと日本の違いにもびっくりしながらも、超楽しかった(笑)。
ちなみに、このティガラフレンズは同じエージェントの人気若手女優さんたち。前から友達で今は縁があって同じ事務所なんだけど、みんなとっても素敵だから映画やインスタもぜひチェックしてみてね♡ それでは、パリジェンヌたちの本音満載のガールトーク、C’est parti!
座談会メンバーのインスタグラムもチェック♡ Karidja Toure / Josephine Japy / Joanne Palmaro
パリではみんな、どこで出会ってどうカップルになるの?
Tigarah(以下T):みんな恋人になる相手とは、どこで出会ってるの?
Josephine(以下Jo): もちろん人によるけど、私も私の周りも、友達だったり友達の友達だったり、知り合いを通しての出会いが多いかもね。
Karidja(以下K):そうだね、私の周りもそういう出会いの方が多いかな。
T:みんなマッチングのアプリとかはあんまり使わないの?
Jo:アプリも使うけど、これって意外と危険だと思うんだよね。今の時代って、簡単にすぐ新しい人と出会えるから、もしこの人がダメだったら次、じゃあ今夜のボーイフレンドはこの人…って。選択肢がたくさんありすぎるから、誰かを待つとか、1人の人との関係を頑張って続けるとか、我慢することができなくなっちゃってると思うの。だから、誰かと付き合うこと自体が難しくなってるのかもしれない。
T&K&Joanne(以下Joa):確かに! 本当そんな時代だよね。
Jo:それに、ありえない話があって。女友達と某アプリで出会った彼が、2回目のデートで、家に泊まりに来ることになったんだって。で、泊まった翌朝に彼女がシャワーを浴びてる間に、部屋からものすごい音がして「泥棒だ」って思って怖くてシャワーからも出られなくなってたらしいの。で、慌てて警察に電話して来てもらったら…なんとその泊まりに来た彼が、部屋をめっちゃ荒らしてて、ナイフを7本並べてたっていうことがあったの。
T.K.Joa:え? こ、怖い!!! なにそれ、ヤバイ! 怖すぎる…。
K:ありえないね。ほら、ティガラも最近アプリ使ってるからマジで気を付けた方がいいよ(笑)。やっぱり、あまり知らない人の家に行くとかね。
日本では”告白”っていう文化があって関係をはっきりさせたい人が多いんだけど…フランスではどうしてるの?
T:じゃあ、友達を通して出会ったとして、オフィシャルな関係になるまでってどんな感じなの? キスとかセックスとかのタイミングとか…。
Jo:もうそれは人それぞれかな。前から知ってたり、友達だったりする人とそういう関係になるなら、いい感じになってから2時間でセックスする時もあるし(笑)、何カ月かかかることもあるわ。フランスって本当に恋愛に関してはルールがないの。だから、1回目のデートで〇〇はするべきとか、するべきじゃないとか、そういう感覚はないわね。私はそういう自由なところが好き。
T:なるほどね。日本では、“Kokuhaku(告白)”っていう文化があって正式なカップルになるために、一言「付き合ってください」って、言うことが多いんだよね。というか、言わないと好きかとか真剣かとか分からないからね(笑)。フランスではどう?
Jo&K&Joa:“Kokuhakuuuuu”(笑)
K:フランスではないね。言葉にしないっていうか、分かるんじゃない?
Jo:そうね。確かにフランスでは、そこをクリアにしないといけないって感覚はないわね。私は逆に、何回デートしたら付き合わないといけないとか、付き合わないとセックスできないとか、そろそろ友達や家族に紹介しなきゃとか、ルールに縛られたり、プレッシャーを感じなくていいから、フランスのスタイルが好きだな。でも、アメリカも日本と同じでみんな言葉で言うよね?
T:確かに「Do you wanna be my girlfriend?」って一言あるよね。アメリカもそこは言葉ではっきりさせるって文化かもね。日本と似てる。
Joa:私の彼はイタリア人なんだけど、イタリア人はかなりロマンティックでストレートに表現してくれるから、最初の段階ですぐ分かるわよ。だから、何回デートしてからとか考えたり、この関係は何?って考えることもなかったな。
Jo:ジョアンナの彼は、本当イタリア人って感じで超ロマンチックだもんね。
T:イタリアの人って、いいね(笑)。でもさ、Joは、プレッシャーを感じなくて自由でいれるのがいいって言ってたけど、もし自分が相手のことをすごく好きになってて、でもなかなか彼がどう思ってるか分からなかったり、はっきりしてなかった時はどうする?
Jo:ってか、はっきりさせてくれてないって言うのがすでに答えだと思っちゃうけど(笑)。
K:確かに(笑)。普通に聞いてみれば? この関係をどう思ってるのか。
Jo:そうね、やっぱり話してみることが一番だと思う。そうじゃないと何も分からないし。
Joa:うん、違うってなったならすっきりするし、他の人を見られるようにもなるしね。
浮気はどこから浮気になる?
T:じゃあ、みんなにとっての浮気って、どこからが浮気になる?
K:私の目の前で他の女の子と夢中になって話してるのは、普通にイヤだな。それを浮気とは呼ばないかもしれないけど、おかしいと思う。
Jo:私はお互い俳優だから(注:Josephineの彼氏も俳優さん)、映画の中では、彼が他の人と恋人同士を演じたり、キスしたりしてるのを見ないといけないときもあるから、それは割り切れてるけど…隠し事をしたり誠意がない態度をされたりするのは、やっぱり許せない。浮気が具体的に何かというよりも、自分が許せるかどうかだと思うな。
Joa:私はフィジカルなことは何もなくても、精神的な繋がりが他の人とあるのは嫌だな。もう、それは浮気みたいなものかも。
Jo:あー、分かる。それに、一番それが辛いと思う。
T:なるほどね。日本では、他の女の子と2人で出かけるのを嫌がる人も多いんだけど、それはどう思う?
Jo:もうそれは、どんな関係の相手で、2人で何をするかによるかも。昔からの友達とお茶するとかなら、全然いいしね。
K:うん、逆になんかコソコソ連絡取ってたりする人とディナーとかは嫌だよね。
T:じゃあ、酔っ払って他の子と…。っていうのは許せる?
Joa:えー、もちろんイヤだけど。でもそれも人生だし、起こりうることでしょ? だから、嫌だけど、まぁ許すと思う。
Jo:そうね。本当に、浮気って言っても色んな形の浮気があると思うんだよね。でもやっぱり、精神的に他の人と繋がるっていうのが、一番辛いと思う。
全員:確かに、それが一番イヤだよね。
相手から、家に誘われたら?
T:最近いくつか出会いがあったのね。それで思ったんだけど、フランスの男の人って、デートして2~3回くらいで、すぐ「家に来る?」って誘う人多くない? なんかちょっとびっくりなんだけど(笑)。
Joa:そう? そういうことはよくあるよ。
T:本当? すぐ家にって誘ってくる人って、私のことを真剣に考えてないんだなって思っちゃうんだけど。
Jo:もちろん、下心だけの人もいるだろうけど、あなたのことを好きで、真剣に考えてたとしても、そういうことを言ってくることはあるよ。私も、長年友達だった人が、私のことを好きだったみたいで、急に誘われたことあるよ。
T:え、本当に? それで何て答えたの?
Jo:「Non merci(結構です)」って言った(笑)。
全員:(爆笑)
T:じゃあ、すぐ家に誘って来たとしても、ただ遊びで考えてるとか、私に対してリスペクトがないとかじゃなくて、真剣に考えてたとしても、早い段階で家に誘うことはあるってことか?
Jo:そう、とりあえずチャンスがあるのか確認したいってだけだから、悪いことではないと思う。
T:美味しいディナー作るからって言われると、嬉しくてすぐ着いて行きそうになるんだよねー(笑)。
K:全然いいんじゃない? ディナーって言っても、結局誘ってるっていうのは一緒なんだけど、誘い方が礼儀正しい気もするしね(笑)。
3回会ってもドキドキしない時、デートを続ける?
T:そうか…(笑)。あとさ、3回くらい会っても、キスとかしたいって思わなかったときってどうする? とりあえず、もう少し会ってみる?
K:うーん、私の場合は、外見に魅力を感じるからデートしてみたいって思うけど、キスしたいって思うのには時間がかかるな。(注:Karidjaはイスラム教だから、結婚前のセックスは禁止。フランスにはイスラム教徒も多い)。
Joa:えー、私は好きかどうかはすぐ最初に分かると思う。3回会ってキスしたいって思わなかったら、多分ないよ(笑)。
K:とりあえず、彼のことをもっと知るために会ってみたら? 私も最初はあまり好きって思わなくても、だんだん好きになることもあるよ。
Jo:うん、まずはキスしたいと思えるかって前に、会いたいって思うんなら会ってみるのがいいと思う。プレッシャーなく自由にね。
フランスの「PACS」と「結婚」…パートナーと一緒にいるとしたら、どっちを選ぶ?
T:フランスでは、PACS(民事連帯契約)と結婚の2種類があるけど、みんなだったら、好きな人との関係、どっちを選ぶ? PACSと結婚の違いって何?
Jo:PACSと結婚の違いは、法的に結婚するかしないかの違いで、結婚だと書類だったり色々大変なことも多いけど、PACSは同性または異性の成人2人が共同生活を送るために締結される契約で、するのも辞めるのも比較的簡単だから、若い人の間ではPACSをする人が多いかな。あと、フランスだと、宗教的な結婚、例えばイスラム教、カトリック、ユダヤ教の人同士が結婚するってことは結構多いの。
T:あ、そうなんだ! 確かにユダヤ教の友達は、すごく好きだった彼女がいたけど、改宗してくれないからって別れたって聞いたことある。日本では、珍しいことだな。
Jo:(Joaに向かって)あなたは? PACSか結婚、どっちがいい?
Joa:私は、絶対結婚!(笑) 好きな人と一緒になるならPACSじゃなくて結婚がいいよ。だって、たくさんの家族と友達を呼んで、盛大に大きなパーティーしたいじゃない(笑)。
全員:(爆笑)
Joa:だって、もちろんいつか別れることもあるかも知れないけど、今、愛し合ってることって本当に素晴らしいことでしょ? だから、それを祝福することって素敵なことだと思う。私はもう、するかしないかのどっちかって感じだから(笑)。それに、PACSって何かロマンチックじゃないじゃない? だから、私は結婚がいいな。
Jo:それは同感だわ。
K:私はムスリムだから、PACSって選択肢はないな。ムスリムの女性は、みんな結婚するまでバージンでいないといけないんだけど、結婚をする前に、“Haram”っていうのがあって「この女性を自分の妻にする」っていう約束をした後なら、自由になれる期間があるの。それがあった上で、結婚をするっていうのが一般的な流れよ。
T:へー! なるほどね。“Haram”って初めて聞いた。勉強になる。
Jo:そうね、宗教によって色々違いはあるけど、今の若い人はPACSを選ぶことも多い最初の世代なんだと思う。結婚式ってやっぱりお金がかかるし、一緒にいるだけならPACSでもいいかもって。
K:え、そう? 本当は、結婚式をすることにはお金はかかるものじゃないけどね。みんな、場所を借りて盛大な式を挙げて、色々しようとするからお金がかかるだけで、アフリカだったら、家でだって結婚式は出来るもの。みんなで集まって豪華なディナーを作って食べて…それだけで素敵な結婚式になるじゃない?
T:確かに! 前に、リヨンの友達の家の結婚式に参加したことがあったけど、ちょっと街から外れた場所にあるお家の広い庭で、みんなで集まってデコレーションしてディナーして。シンプルだったけど、本当に素敵な結婚式だったもん。
K:うん、家でシンプルに、でも素敵にできるね。
T:日本のみんなは、結婚式は高いってよく言うけどね。
K:じゃあ、日本人はアフリカに来て結婚式すればいいじゃない?(笑)
全員:(爆笑)
いやー、みんなとたくさん話せてとっても楽しかった! しかも、国籍だけじゃなくて、文化や宗教によっていろんな価値観があるのも勉強になりました。
みんなも楽しめたかな? 友達の助言を受けながら、戦士ティガラの運命の人探しは続くのであった…というわけで、今日はここまで! またね! ティガラでした☆