街でイケメンを見かけても勇気を振り絞ってどちらかが声をかけない限り、なかなか触れ合う機会がない。でも、もしそんな彼らたちと「マッチングアプリ」を通して出会えたら…? そこで、今回のコスモスナップは、パリの街角で一際目立っていたイケメンたちのマッチングアプリ事情について大調査! イケメンたちとはどのアプリで会える? 彼らがマッチングアプリを使う理由は…? この記事を参考に、コスモガールたちのマッチングアプリを使った恋活がもっと豊かなものになることを祈って!
使用しているマッチングアプリ/Tinder
小春日和のストラスブール・サン・ドニ界隈で、自転車を押しながら歩いていたエルヴェさん。おふざけも交えて撮影に応じてくれたお茶目な彼は、フランスのファッションブランド『メゾン・マルジェラ』でPRとして働いているそう。マッチングアプリで「心が傷ついたから、もう使わない」と冗談交じりで語った彼の珍体験とは?
「僕のTinderのプロフィールを、赤ちゃん猫を抱っこしてる写真に設定したんだけどさ。ある日マッチングしたキレイな女の子に会ったら、がっかりとした顔をされちゃって。理由を聞いたら、写真に写ってた子猫に会えると思ってワクワクしていたみたい。この話のオチは、彼女は僕じゃなくて猫とデートしたかったということ(笑)。Tinderは世界中の幅広いプロフィールの人と繋がれるから何度か使ってみたけど、もう今はほぼアクセスしてないな」
使用しているマッチングアプリ/Tinder
マレ地区で撮影をしていると長身のイケメンを発見! 声をかけてみたところ、イタリアのナポリ出身で『ドルチェ&ガッバーナ』などで活躍するモデル兼ボクシングコーチなんだそう。南イタリアのゆったりとした風景が伝わってくるような、話しだしたら明日まで続きそうな会話と(笑)、クールな外見のギャップがチャーミング♡ 出会いに恵まれていそうな彼が、Tinderを使う理由とは?
「そうだね、フランスに拠点を移して今で1年なんだけど、来た当初に純粋に現地の人と出会う手段として使用していたよ。特にTinderはユーザー数も多いから、同じ趣味の人を見つけるのには最適だしね。でも、僕がマッチングアプリを使用して感じたのが、“本物の出会い”に含まれる感動的な何かが欠けているということ。だから、もう使ってないよ」
使用しているマッチングアプリ/Tinder
日光浴をしながら気持ちよさそうに、カフェのテラスでリラックスしていたソフィアニさん。モロッコ出身の彼は、パリで建築を勉強中。陽気で優しい口調で話す姿が印象的なソフィアニさんは、現在Tinderで出会った女の子との恋が進展中の模様!
「唯一使っているのがTinderかな。人気のアプリだから抵抗なく使えるし、旅先で気軽にローカルの人たちと出会えるから旅行ツールとしても活用してるよ。実は日本に建築を学ぶために出かけたときも、京都でTinderを使ったんだ。でも…マッチングはゼロだったんだけど(笑)。気を取り直して隣国の韓国で試したけど、またまた惨敗。結局、パリが一番反応がいいよ。最近、心理学を勉強中の女の子に出会ったんだ。可愛いし一緒にいても楽しいから、うまくいくといいな! パリではミレニアル世代のほとんどがマッチングアプリを使用してるから、効率的に気の合う人に出会えるんじゃないかな」
使用しているマッチングアプリ/なし
エキゾチックな商店やカフェが軒を連ね、混沌としている早朝のフォーブル・サン・ドニ通り。そこでオフィスへ向かって颯爽と歩いていた長身のイケメンをキャッチ。クールな雰囲気の彼にマッチングアプリでの体験を聞いてみたら、「必要ないよ」とサラっと一言! それもそのはず、広告などを手掛ける映像の制作会社を経営しているベンジャミンさんは、女優やアーティストとの出会いが豊富なんだそう。
「マッチングアプリをパリで使っている若者は多いけど、僕は仕事で出会いがあるから、興味を持ったこともないな。今の彼女とも仕事を通して出会ったんだけど、直接的な自然の出会いのほうが僕には合ってると思う」
使用しているマッチングアプリ/ Tinder、Happen
ファッションブランド『Tealer』のグラフィックデザインを担当するシルヴァンさん。仕事の合間にブランジェリーでサンドイッチを選んでいたところを突撃。笑い上戸で気さくな様子に親しみを感じずにいられない彼は、マッチングアプリで出会った時のアプローチもかなりダイレクトなよう…。
「Tinderは結構長く使っていて、よくチェックしてるよ。なんといっても使いやすさとユーザー数が多いところがメリット。Happenはすれ違った人と繋がれる可能性がある、という従来なら発展しなかった恋を現実のものにできるところがいいよね。僕はラッキーなことに(?)バーの地下に住んでるから、アプリで出会った女の子を上の階のバーに誘って、お互い気に入ればそのまま地下へ…というマル秘テクニックも実践してるよ(笑)」
使用しているマッチングアプリ/Pure
コーヒーを片手に道端で友達と和やかに話していた姿が、朝のストラスブール・サン・ドニの風景に馴染んでいたジャン・バティストさん。音楽ビデオの編集に日々追われているという彼にとっては、一時マッチングアプリが唯一の出会いの場だったんだそう。そんな彼が愛用していたアプリとは?
「以前、20時間の編集の仕事を3日連続こなす、なんて多忙な日々を送ってた時期があって。そんなときには時間の空いてるときを見つけて、セクシュアルな出会いを目的としたPureというアプリを使っていたよ。自分の現在地を表す地図に、近くにいるユーザーの写真が表示されるシステムで、相手も気に入ってくれたらメッセージを開始できるんだ。時間が空いてるときに、“今すぐ会える”という人たちとの出会いがあったから効率的だったね。でも実は、今の彼女とは道で自然に出会ったんだ。彼女を愛してるからもうアプリを使った恋活は卒業したよ」
使用しているマッチングアプリ/Tinder
お菓子をパクパクと食べながら、ストラスブール・サン・ドニ界隈を歩いていたトムさん。ラテン的な明るさと笑顔が眩しい彼が、少しはにかみながら語ってくれたマッチングアプリでの経験とは…?
「ん~…。前はTinderを頻繁に使ってたけど、今は忙しくてあまりアクセスしないようになったよ。でも度肝を抜かれたのが、マッチングして出会った人がとある南米の国の元大統領の息子だったこと! 驚きすぎて今でも信じられないけど、そんな“蓋を開けてみたら、何があるかわからない”という予想外の出会いへのワクワク感も、幅広いユーザーが多いTinderならではのメリットじゃないかな」
使用しているマッチングアプリ/ Insight Timer
猥雑な裏道から現れ、独特のミステリアスな雰囲気を放っていたジョシュアさん。アパレルショップで働いてるという彼は、アムステルダムからパリに旅行中だそう。趣味を通して人と繋がることが好きという彼が愛用しているアプリとは?
「Insight Timerは390万人以上のメディテーション(瞑想)をすることが大好きな人が集まるアプリなんだけど、メッセージ機能もあって、Facebookのような感覚で使えるんだ。僕は瞑想を毎日実践するから、毎日このサイトのユーザーたちから新しい方法のメディテーションを学んだり意見交換してるよ。他のユーザーたちはこのサイトがきっかけで、出会いに発展することもあるみたい。こういう趣味を通していろんな国の人と繋がれるサイトは、純粋に楽しいから気に入ってるよ」
使用しているマッチングアプリ/ Tinder、 AdapteUnMec
ストラスブール・サン・ドニ界隈のレストラン街にランチボックスを買いに来ていたなか、甘い笑顔とジェントルマンな物腰で取材に応じてくれたクレモンさん。イベントなどを企画する会社の創業者のクレモンさんが、マッチングアプリを使用して感じたこととは?
「そうだな…。女性が男子をショッピングカートに入れるという女性優先のコンセプトを掲げるAdapteUnMecや、友達作りにも活用できるTinderは、以前はよく使用してたよ。そこで出会った女の子と出会ってお茶をしたり、劇を見に行ったり…、いい友達になった。最終的に感じたことは、マッチングアプリは気軽に出会えるのが一番の魅力。今の時代、道で声をかける勇気がある若いパリジャンは少ないからさ。でも結局、友達を通して今の彼女と出会ったから、今はもう使用してないよ」
使用しているマッチングアプリ/Meetic
モード誌のスナップ記事から飛び出てきたかのように、パリの街を颯爽と歩く姿が絵になっていたジェイソンさん。話しかけてみると、ファッションブランド『クロエ』で働いているとのこと。現在3年の付き合いになる彼とも、フランスで人気のマッチングサービス「Meetic」で出会ったそう。
「Meeticは休日などに使っていたけど、今はもう彼がいるから退会したよ。このサイトは管理が厳しいから安心して使えるし、サークル感覚でピクニックやカラオケなどイベントが開催されるオープンな雰囲気なんだ。サイトを活用してた時には、出会った人とバーへ出かけたり、お茶をしたり…。僕にとってはただ誰かと話すために使ってたかな」