子役からキャリアをスタートし、2003年公開の映画『ロスト・イン・トランスレーション』や『真珠の耳飾りの少女』で一躍有名になった、役者のスカーレット・ヨハンソン(37歳)。

そんな彼女が、ポッドキャスト番組によるインタビューで新たに明かしたのは、若くしてセックスシンボル化された当時の苦悩について。

「キャリアの限界を感じた」

10月10日(現地時間)、俳優ダックス・シェパードによるポッドキャスト番組「Armchair Expert」に出演したスカーレット。

そこで、“商品”として見られていた若手時代に、セックスシンボルとしてカテゴライズされていたがために、自分のキャリアの限界を感じていたという当時の心境を振り返りました。

「幼い頃から演技を始めたから、みんな私のことを年上だと思っているんだろうなって感じていました。気づいたときには奇妙なセクシー系の役者として見られていて、自分のキャリアは終わったように感じました。これが私のキャリアであり、演じる役なんだと感じたし、『これでいいんでしょ』という感じでした」
スカヨハ
Jim Spellman//Getty Images

ナタリー・ポートマンと意気投合

マンハッタンで育ち、幼くして演技の世界に入ったスカーレット。そのため、子どもの頃から大人たちに囲まれて過ごす時間が長く、「間違いなく年齢相応でない様々な状況にあった」とも明かしています

「幸いにも私の母は、私をそのような多くのものから守るために本当に頑張ってくれましたが、彼女がすべてから守ることはできませんでした」

また、同じように自身のキャリアが別の方向に極端に進んだと考えていたという親友のナタリー・ポートマンと、この問題について話し合ったことがあるともいいます。

「ナタリーも『自分はそういう人間じゃないから、なんだか嫌になっちゃう』と言ってました。『私は上品で、堅苦しい隣の家の女の子じゃない』ってね」
ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソン
Getty Images

2018年~19年には、「世界で最も稼いだ女優」となったスカーレット。同ポッドキャスト番組では、20代から活躍している若手スターたちが、自分と同じような経験をしなくて良い時代になってきていることに喜びを感じているとも話しています。

「20代の若手俳優を見ると、いろいろなことに挑戦していい時代なんだと実感しますね。私たち役者はもう、狭い枠にはまる必要はないんです」

最近では、マーベル作品でパワフルでタフな役柄であるブラック・ウィドウを演じるなど、かっこいい女性像を確立している、スカーレット。昨今のハリウッドの変革なども伴い、より働きやすい環境に変わってきているよう。

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