世界中の誰もが知るハリウッド俳優のウィル・スミスが、アメリカ版『GQ』の表紙に登場。同誌のインタビューでは、妻ジェイダとの23年間に及ぶ結婚生活で築き上げた関係性について語った。
ハリウッドきってのおしどり夫婦として知られるウィルとジェイダ。けれど昨年7月二人が別居している時期に、ジェイダが歌手のオーガスト・アルシーナと交際をしていたことが明らかに。
二人はこのことについてジェイダがホストを務めるFacebookのトーク番組『Red Table Talk(レッド・テーブル・トーク)』で赤裸々に語り合い、交際についてウィルは容認していたと公表。いわゆる“公認不倫”であったことが話題に。
今回ウィルは同誌のインタビューで、 「なぜ世界に向けて率直な公開討論をしたかったのか」と聞かれ、迷わず次のように説明。
「この人生で幸せになるための唯一の方法は、真実を追求すること。そして私たちは、名声や世間の目から解放されることが“真実”であると意見が一致したんだ。言い換えると、真実を語れば何も恐れる必要はないということ」
さらにウィルは全容を赤裸々に語ったものの、世間は自分たちの関係を理解しにくいであろうとコメント。
「世間には、理解できない物語がある。一度世間が物事を定義すると、そのイメージや考え、認識を覆すのは難しいというか…不可能なんだ」
11月に初の自伝本『Will(原題)』を出版するウィル。そこにはウィルとジェイダの40歳の誕生日祝いの後、大げんかをしたことが書かれているという。『GQ』によると、ウィルは「僕らの結婚はうまくいっていなかった」「もう偽ることはできなかったし、二人とも惨めで明らかに何かを変える必要があったんだ」とも語っている。
また、今年12月に結婚生活24周年を迎えるウィルだけど、同誌のインタビューでは「ジェイダは従来の結婚を信じていなかった」と告白。
「ジェイダには、型にはまらないような関係を築いている家族がいるんだ。彼女は、私がいた環境とは全く違う形で育ったから、『完璧な関係とは何か?』ということを延々と議論していたよ。パートナーとして完璧な関わり方とは何だろうと。私たちの関係の大部分は一夫一婦制を選択していたけれど、だからといって一夫一婦制だけが“完璧な関係”であるとは考えていなかったんだ」
「私たちは、進むべき道は自分で見つける必要があるという信念のもと、お互いに信頼と自由を与え合ってきた。私たちにとって、結婚=牢獄のようなものであってはならなかったんだ。私たちの関係性を誰かに提案するわけでも、勧めるわけでもない。でもお互いに与えてきた経験や自由、そして無条件のサポートは、私にとって『最高の愛の定義』なんだ」
長年の夫婦関係の中で、山あり谷ありの人生を歩んできたウィル&ジェイダ。パートナーとの関係は十人十色だけど、彼が考える愛の定義には心に響くものがあるはず――。