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セクハラや女性差別にNO!理不尽な社会を変えた女性たちの映画6選

逆境に立ち向かった、素晴らしき女性リーダーたちに勇気づけられる!

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セクハラや女性差別にNO!『スキャンダル』、『ドリーム』、『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』など、社会を変えるために奮闘した女性たちにスポットライトを当てた、傑作の実話映画6作をピックアップ!
hiddenfiguresmovie/bombshellmovie//Instagram

近年、多くの女性たちがセクハラの被害を告白した「#MeToo」運動や、セクハラの撲滅を訴える「Time’s Up」がSNSを通して世界中に広がり、女性にとってより公平で安全な社会を目指す大きなきっかけとなりました。

けれども、性差別や性格差が今よりもっと酷かった時代は、私たちには想像できないほど、女性にとって生きにくい社会だったはず。

そこで今回は、そんな社会を変えるために奮闘した女性たちにスポットライトを当てた、実話映画6作をピックアップしました。逆境に打ちのめされず、様々な困難に立ち向かった女性たちの勇姿に、きっと心を打たれるはず!

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1

『ドリーム』(2016年)

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映画『ドリーム』予告A
映画『ドリーム』予告A thumnail
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有色人種専用のトイレがあることがまだ普通だった1960年代、NASAのラングレー研究所で活躍した、ロケットの打ち上げに欠かせない計算を行う優秀な黒人女性たちを描いた伝記映画。

天才的な計算手である黒人女性のキャサリンは、その実力を認められ特別研究部のメンバーに抜擢されるが、そこは白人男性ばかりの劣悪な環境で…。

仕事と家庭を両立しながら、国家の一大プロジェクトに貢献した女性たちの功績が綴られる本作の原題『Hidden Figures』は、「知られざる人たち」という意味で、NASAの大規模な計画の裏で、多大なる活躍をした黒人女性たちを指しています。

人種差別問題という重いテーマを扱っているものの、障害に阻まれながらも躍進し続ける黒人女性たちの姿はとってもポジティブ。ファレル・ウィリアムスが全曲書き下ろした挿入歌も魅力的!

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2

『ビリーブ 未来への大逆転』(2018年)

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【公式】『ビリーブ 未来への大逆転』3.22(金)公開/予告
【公式】『ビリーブ 未来への大逆転』3.22(金)公開/予告 thumnail
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貧しいユダヤ人の家庭に生まれたルース・ベイダー・ギンズバーグは、努力を重ねてハーバード大学法科大学院に入学。けれども、時は1956年。入学者500人のうち女性はたった9名で、女子トイレすら無いという男女差別が激しい時代。

「女だから」という理由だけでクレジットカードを持つことができなかったり、実力があっても希望する職に就くことができないという社会が変わるきっかけとなったのは、ルースが起こした史上初の「男女平等」裁判。100%負けると断言されるほど困難な裁判で、彼女が起こした逆転劇とは…?

フェリシティ・ジョーンズ演じるルースが、夫と娘の愛情に支えられながら闘う姿勢に涙する1作。彼女の偉業をもっと知りたい方は、同年に公開されたドキュメンタリー映画『RBG 最強の85歳』もおすすめです。

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3

『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(2011年)

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映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』予告編
映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』予告編 thumnail
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イギリス初の女性首相で、20世紀最長の在任期間を持つマーガレット・サッチャーの伝記映画。

1979年に首相になり、国営企業の民営化などの「サッチャリズム」と呼ばれる経済政策で財政赤字を解消し、国の立て直しを成功させた彼女が「鉄の女」と呼ばれた理由。そして妻として、母としての葛藤や、困難だらけの政治家人生が回想とともに描かれ、世間に見せることの無かった素顔にも焦点を置いた1作。

男性議員から差別的な扱いを受けたり、強気な姿勢が反感を買ったりと壮絶な苦悩を抱えていたサッチャーですが、世界的な影響力をもたらしたその手腕は、今でも語り継がれています。

一番の見どころは、アカデミー賞主演女優賞にふさわしいメリル・ストリープの圧巻の演技! 見た目はもちろん、喋り方や歩き方までが本人そっくりで、本作で3度目のオスカー受賞となりました。

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4

『スタンドアップ』(2005年)

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North Country | Film Trailer | Participant Media
North Country | Film Trailer | Participant Media thumnail
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全米で初めてセクシャル・ハラスメント裁判に勝訴した、実在の女性をモデルにした感動作。

2人の子どもを育てるジョージーは、暴力的な夫から逃げてシングルマザーとなり、ミネソタ州の実家に戻って鉱山で働き始めることに。しかしそこは男性優位社会で、彼女を待ち受けていたのは、セクシャル・ハラスメントや悪質な嫌がらせ。他の女性たちが報復を恐れて告発できない中、ジョージーは意を決して行動に出るが…。

1988年に行われた裁判を基にしたストーリーで、強く逞しいジョージーを熱演したシャーリーズ・セロンは、本作でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされました。

生々しく描かれる男性たちの壮絶な嫌がらせが実にリアルで、加害者たちに罪の意識がほとんど無いことにも驚かされる作品。そしてこれが、たった30年ほど前の出来事だということにも衝撃を受ける社会派映画です。

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5

『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』(2017年)

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エマ・ストーン主演!映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』予告編
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女子テニスの優勝賞金が男子の1/8だった時代に男女平等を求めたビリー・ジーン・キングに、かつての男子テニス世界王者のボビー・リッグスが宣戦布告! 

ギャンブル癖で家を追い出される寸前だった彼は、人生をやり直すために高額賞金がかかった試合を持ちかけ、一度は拒んだビリーも古い価値観に立ち向かうことを誓い、「バトル・オブ・ザ・セクシーズ(性差を超えた戦い)」が開催されることに。

29歳のビリーに挑戦状を叩きつけた55歳のボビーは、注目を集めるためにメディアを使い、女性を軽視する派手なパフォーマンスをする差別主義者。ビリーはそんな彼の姿を見て、試合を開催することが自分の使命だと感じていくのです。

ビリーを演じたエマ・ストーンは、本作のために4カ月間テニスの猛特訓をして試合のシーンに臨んだそう。世界で9,000万人が視聴したという、歴史的なテニスマッチの見事な再現をご覧あれ!

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6

『スキャンダル』(2019年)

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第92回アカデミー賞3部門ノミネート 映画『スキャンダル』本予告
第92回アカデミー賞3部門ノミネート 映画『スキャンダル』本予告 thumnail
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2020年2月21日(金)に日本で公開されたばかりの映画『スキャンダル』は、アメリカのニュース放送局で視聴率No. 1を誇るFOXニュースで、2016年に実際に起きたセクハラ訴訟が題材。

TV業界の帝王と呼ばれるロジャー・エイルズに対し、ベテラン女性キャスター、グレッチェン・カールソンがセクハラで訴えを起こしたのがすべての始まり。「FOXを訴えて勝つ者なし」と言われる巨大メディアを相手取った、彼女の無謀とも思われる裁判の行方は…?

ロジャーの悪行が目にあまるのはもちろん、シャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマン、そしてマーゴット・ロビーという3人の実力派女優が、長年セクハラに耐え続け、ついに沈黙を破る女性キャスターたちを熱演。

本作で見事オスカーに輝いた、日本人アーティストのカズ・ヒロ氏による驚異的な特殊メイクにも注目!

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セクハラ

emma watson deepfake

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ハラスメントや性暴力などで証拠の一つになる可能性があるのが「音声データ」。今回は、相手に許可を取らずに録音した「秘密録音」の場合の有用性やポイントを、弁護士法人愛知総合法律事務所 東京自由が丘事務所の田村祐希子所長弁護士に取材。気になる点があれば、まずは専門家に相談してみましょう。

証拠になる?「秘密録音」のメリットと注意点を弁護士が解説

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15歳で…ケイト・モス、「トップレス」を求められた過去を告白

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賛否両論の声も…「フーターズ」従業員が明かしたセクハラ被害

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