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ステイホームのおともに!大晦日にこそ観たい、名作映画22選
映画史に残る古典から王道ラブコメ、SFスリラーまで、大晦日にまつわる映画で2020年を締めくくろう!
もうすぐ2020年もおしまい。今年の大晦日は、他のホリデーと同様、パーティへ行く代わりにシャンパンを用意して自宅にとどまり、ソファでぬくぬくくつろぐのが賢明な過ごし方と言えそう。
例年とは違うこんな時には、年末年始のムードにピッタリな映画を観てはいかが?ミュージカルからポストアポカリプスのスリラーまで、多彩な作品をピックアップしてお届け。
Photos: Getty Images, Courtesy of Lionsgate, Universal, Aflo, New Line Cinema, Tribeca Productions, Opus Pictures, Twentieth Century Fox, Disney Channel, Sony Pictures, Paramount Pictures Translation: Masayo Fukaya From COSMOPOLITAN
『市民ケーン』(1941)
Netflixの話題作『マンク』を観るなら、本作もぜひ観賞を。マンクことハーマン・J・マンキーウィッツが脚本を務めた、オーソン・ウェルズ監督の古典的な架空のこの伝記映画にも大晦日の場面が。時間こそ短いが、作品内で最も記憶に残るシーン(公開後約80年経つ今でも、ミームになるのに値する)のひとつとなっている。
『スイング・ホテル』(1942)
歌とダンスに彩られたクラシックなミュージカル映画。ブロードウェイ芸人のジム(ビング・クロスビー)は、相棒テッド(フレッド・アステア)に恋人を奪われてしまい、田舎の農場に引っ込む。だがエンターテイナーの夢を捨てきれず、休日にだけ開くホテル「ホリデイ・イン」をオープン。そこにテッドが現れ、新たなドラマが始まる。誰もが知る曲『ホワイト・クリスマス』は映画以上にメガヒット。
『オーシャンと11人の仲間』(1960)
フランク・シナトラやサミー・デイヴィスJr.、ディーン・マーティンなどが出演した“元祖”。ジョージ・クルーニー版『オーシャンズ11』(2001)のオリジナル。大晦日の夜に集まった11人の犯罪のプロたちが、時計が夜中の12時を告げる瞬間に送電線を爆破、停電させたスキにカジノ強盗を決行するが……。
『アパートの鍵貸します』(1960)
最高にロマンティックなコメディ映画。ニューヨークの保険会社に勤めるバクスター(ジャック・レモン)は、出世のため、上司とその愛人たちの密会用に自身のアパートを貸すことに。だが、彼が想いを寄せるフラン(シャーリー・マクレーン)も、上司の愛人であることに気付いてしまう。大晦日の朝に迎える結末は必見。
『恋人たちの予感』(1989)
2人の人間が数年をかけて恋に落ちていくのを見るのはとても楽しいけれど、メグ・ライアンとビリー・クリスタルは、本作でそのプロセスを完璧なものにしてくれた。クライマックスは、特にロマンティック。タイムズスクエアのカウントダウンイベントの間に観たくなる1本。
『恋する人魚たち』(1990)
1960年代を舞台にした青春映画。若き日のウィノナ・ライダー&クリスティーナ・リッチのかわいらしさも見事ながら、それ以上に自由で奔放な母親(シェール)と、彼女が1964年の大晦日にまとうアイコニックな人魚のコスチュームは必見。シェールを大晦日に招待するなら、ぜひ仮装パーティを催したい!
『めぐり逢えたら』(1993)
メグ・ライアン&トム・ハンクス主演の、ロマンス映画の傑作。妻を亡くしたシアトル在住のサムは、ラジオでそのつらい境遇を語る。その言葉が胸に響いたボルチモア在住のアニーは、婚約者がいるにもかかわらず見知らぬサムのことが気になって仕方なくなり――。クリスマスからバレンタインデーまでのホリデーシーズンを通してストーリーが展開するため、大晦日にもぴったり。
『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)
膨大な時間の流れが描かれる本作では、印象的な大晦日のシーンも登場。フォレスト(トム・ハンクス)とダン中尉(ゲイリー・シニーズ)は、ニューヨークで開催された大晦日のパーティに出かけるが、どちらも計画通りにはいかず…。今改めて観直したい、映画史に残る傑作。
『ストレンジ・デイズ/1999年12月31日』(1995)
キャスリン・ビグロー監督が、元夫ジェームズ・キャメロンが描いた1999年のダークな未来のビジョンをもとに、サイバーパンクな1995年の視点から描いたSFスリラー。現在の盗撮文化(警察の残虐行為は言うまでもない)を色濃く反映しており、驚くほど先見性のある作品となっている。新たな10年を迎えるにあたり、1999年の大晦日の出来事を観るのは最適かも?
『ため息つかせて』(1995)
4人の女性(アンジェラ・バセット、ホイットニー・ヒューストン、ロレッタ・デヴァイン、レラ・ローション)の美しい友情とカタルシスを楽しめる名作。自分が今置かれている状況は、大晦日に夫から離婚を切り出されるほどひどくはない、と思えてくるかも?
『あなたが寝てる間に…』(1995)
詐欺事件が多発する現代。しかし現在の詐欺師たちは、昏睡状態のピーター(ピーター・ギャラガー)の家族に対し、男性は自分の存在すら知らないのに、婚約者だと名乗ったルーシー(サンドラ・ブロック)ほどの度胸があるだろうか…?さらに大胆にも、彼女はピーターの弟ジャック(ビル・プルマン)と恋に落ちる。セルフィーの時代ではありえない大晦日のシーンも興味深く、このロマコメをより魅力的にしている。
『200本のたばこ』(1999)
ポール・ラッドやベン・アフレック、ケイト・ハドソンらスターたちの若き姿を堪能できる1作。若者たちが人間関係や孤独、欲望、悩みに立ち向かおうとする群像劇で、大晦日には誰もがお祭り気分になるものだけれど、本作ではその感覚を味わうことができるはず。
『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001)
世界的ベストセラー小説を映画化。何をやってもうまくいかないブリジット(レネー・ゼルウィガー)が、仕事に恋にダイエットに悪戦苦闘しつつも前向きに生きる姿をコミカルに描いた。キュートな新年のキスシーンには、思わず微笑んでしまうはず。
『RENT/レント』(2005)
ジャコモ・プッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』を原作としたブロードウェイミュージカル『レント』を映画化。ミュージカルファンからお気に入りの作品として挙げられることが多い、ボヘミアンたちの愛や苦悩を描いた1本。第一幕はクリスマスイブから新年にかけて展開され、新たな年がもたらす希望を純粋に描いている。
『ホリデイ』(2006)
こちらも年末年始全体をカバーする映画。失恋したてのキャメロン・ディアスとケイト・ウィンスレットは、冬休み中にLAとロンドンのお互いの家を交換し、そこで恋を見つける。クリスマス前にすでに100回観たという人でない限り、ぜひ大晦日のウォッチリストにも入れてみて。
『ハイスクール・ミュージカル』(2006)
世界のティーンを熱狂させた、青春ミュージカルムービー。大晦日のパーティで出会ったトロイ(ザック・エフロン)とガブリエラ(ヴァネッサ・ハジェンズ)は、偶然デュエットをすることに。
『セックス・アンド・ザ・シティ』(2008)
本作は1年を通して展開するけれど、なかでも大晦日のシーンは特に印象的。キャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)がニューヨークの雪道をハイヒールで走り、親友ミランダ(シンシア・ニクソン)のもとへ駆けつける場面は、マイリ・キャンペルの曲『Auld Lang Syne』とともに心に沁みわたる。
『ニューイヤーズ・イブ』(2011)
本作をゲイリー・マーシャル監督のベスト作品のひとつではないと言う人もいるかもしれないが、“可能な限り多くのスターを1本の映画に詰め込み、1日で完結する”という点では映画の頂点に位置すると言える。テイラー・スウィフトからリア・ミシェル、アシュトン・カッチャー、ボン・ジョヴィまで、あらゆるスターが登場するこの大晦日の物語は、誰もが楽しめる。
『スノーピアサー』(2013)
ポン・ジュノ監督によるこのSFは、壊滅後の地球を舞台に、生き残った人類が乗る「スノーピアサー」という列車の中で物語が繰り広げられるという、前代未聞の設定が特徴。クセの強い俳優陣、豪華なセット、ストーリー展開、そして映画史上最も奇妙な新年のお祝いが、本作を完全に忘れられないものにしている。
『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』(2013)
「我が一族の男にはタイムトラベルの能力がある」と父(ビル・ナイ)から告げられたティム(ドーナル・グリーソン)。彼は1日前の大晦日に戻り、一緒に過ごしていた女の子にキスをする。ティムはこの能力を使って憧れの女性メアリー(レイチェル・マクアダムス)と恋を実らせ――。人生を大いに楽しむためのレッスンとして、大晦日にこの映画を観ておきたい。