日本とやアメリカは、付き合う人の学歴だったり、仕事だったりをすごく気にする人が多いよね。でもフランスって、思った以上にそこで判断する人が少ないの。これは、こっちに住んでからけっこう驚いたこと。もちろん、家柄や学歴でしか判断しない人もいるんだけど、それはごく一部。みんなその人を本当に愛してるか、今はあまり稼いでなくても将来頑張れる人かで相手を見ることが多いんだよね。
私がフランス人の友達に「今デートしてる人の1人が、大学中退しているんだよね」とか、「彼あんまり稼いでない仕事だからなー」とか言うと、「え、なんで?」「それがどうしたの?」って逆に聞かれることが多くて、自分が上っ面だけで判断する人みたいに感じてくるの(笑)。「愛さえあれば、そんなの関係ねー!」くらいに考えてる人が多いみたい!?
フランスって福祉がしっかりしてるから、失業手当てや産休制度も整っているし、すごくお金を稼がなくてもそこそこ安定した生活が出来る。ヨーロッパの国へ海外旅行が安くできるから、お金持ちじゃなくても楽しめることがたくさんあるんだよね。多分そんな環境も大きいのかも。パリからモナコに行くのなんて、東京から熱海に行くみたいなもんだからさ! あ、せめて河口湖かな(笑)。あとは「よりお金があった方が幸せ」という価値観を持ってる人が少ないのも事実。幸福の価値観がお金にとらわれてない国民だからこそ、恋愛を肩書きで判断しないんだろうね。なんか、ピュアで良くない?