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フランス的、余裕のある生活のつくり方【ティガラ式 世界の歩き方#29】

「イライラしている自分」に気づいた時に…。

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Neto Firmino

ハロニチハ! みんな元気? ティガラは今、VISAの関係で日本に一時帰国中なのだ。VISA申請でバタバタなのにも関わらず、タイミングよくフランス・ブラジル・ジャマイカと、アーティスト仲間が東京に集結中! 日本代表のティガラとしては、外国人アーティストが東京に来たらちゃんと色んなところに連れて行ってあげないとって思って。死ぬほど眠い一週間を過ごしているところ。あともう一踏ん張り頑張ります(笑)!

こんな風に海外の友達といると、それぞれのお国柄ってすごくはっきり出るよね。ティガラがフランスに住んで特に感じるのは、フランス人は本当に“マイペース”ということ。まさに、「ケ・セラ・セラ(スペイン語で、成るように成るさって意味)」って感じなんだけれど、毎日忙しく仕事に追われている私達にとって、色々参考になることばかり。今月はフランスの「ケセライズム(ティガラの造語です!笑)」について話してみようと思います。それじゃ、Let’s go!!

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1. 待つ時でも、心に余裕のあるフランス人

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Neto Firmino

フランスで生活していて一番感じるのは、フランス人は待つことに慣れていて、みんなそれに対して文句を言わないということ。例えば、スーパーのレジで10人以上並んでるとき。私たち日本人の感覚だったら、さぞかしレジの人は大慌てだろうと思いますよね。でもフランスでは、待っている人が1人でも10人でも、レジを打つペースは変わることなく「ピッ、ピッ…」と、ゆっくり対応しているんです(笑)。それに対して文句を言う人は誰もいなくて、みんなボーッと待つだけ。日本での生活ではちょっと考えられないよね?

レストランでも、ウェイターさんが1人とかだと、全然注文をとりに来てくれないことがあるよね。そんなとき、日本では「すいませーん」ってちょっと大きな声で店員さんを呼んでしまうけれど、フランスではみんな来るまでずっと待っています。話していればいつか来るだろうって感じで、誰も「店員さん全然来ないね」にならない(笑)。そんなとき私が「すいませーん」って言うと、“ティガラはせっかちだなぁ”という空気が流れて、「そのうち来るから大丈夫だよ」と言われちゃう(笑)。お店で大きな声を出して店員さんを呼ぶこと自体が、マナーとしてあまりよくないことみたいなんだよね。アイコンタクトで来てもらうのがフランス流。サービスが遅くても、どんなに待たされても文句を言わない。なんだろう、この「心の余裕」。忙しくてストレスが溜まりやすい日本社会で、私達にも必要な余裕だと思いませんか?

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2. 直前のドタキャンもOK! 自他問わず失敗には寛容

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Neto Firmino

フランスに友達がいる人は経験があると思うけれど、結構みんなドタキャンするんです。「〇日に会おうね」って約束したとしたら、だいたい約束した当日に「今日どうしよっか? まだ空いてる?」みたいなやりとりがあります。そこで「あ、やっぱり今日は無理だ」となっても、基本みんな何とも思わない。とても、自由な国民性です(笑)。それに「〇時に集合」って約束しても、直前に時間を変えることも結構あるし、自分も同じである分、相手がドタキャンしたり時間通りに来なかったりしても、誰も怒りません。

「自分の失敗にも相手の失敗にも寛容でいること」は、私たちも見習いたい! こういうことにうまく対応できたら、好きな人に対してもそこそこ許せてけんかになりにくいだろうな(笑)。

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3. 臨機応変に対応できるマイペース型! うまくいけば結果オーライ

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Neto Firmino

仕事柄、私の周りはアーティスト関係の人が多いからだと思うんだけれど、基本みんな時間に遅れて来るし、計画通りに物事が進むことがありません(笑)。そんなとき、私達日本人だったら、イライラしたり焦ったり、誰のせいだと話す人まで出てきてしまって、みんなストレスを感じることがあると思うんだよね。だけど! フランスでは、時間通り・計画通りに進むことの方が珍しい。5分遅刻で怒られる人もいないし、誰かのせいで何かが遅れたり、失敗があったとしても、「ちょっとちょっと~」って一言文句は言うけれど、その後の切り替えが早くて、「じゃあこうしよう」って臨機応変に対応することが多いんです。日本の考え方の古い会社で働いている子達は、5分程度の遅刻で怒られてしまうなんて、本当にかわいそう…。

たとえ誰かのせいだったとしても、それを引きづらないし、それが原因でその人に対してネガティブな感情を持つようにならないのがフランスのスタイルなんだよね。最終的にいい仕事ができれば、他人の遅刻は気になりません。そして、そのいい仕事をするための適応能力がかなり高い。この臨機応変な適応力も、見習いたい!

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4. ただ、仕事への集中力がすごい

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Neto Firmino

そんなマイペースなフランス人たちだけど、仕事への集中力はかなりすごい。これは、多分フランスのライフスタイル自体が、オンとオフがしっかり分かれてるからだと思うんだけれど、やるってなったらしっかりやる。例えば、18時には絶対帰りたいから、それまでにちゃんと仕事を終わらせる。日本みたいにダラダラ仕事する感じはないんだよね。あとは国の法律でも決まっていて、全ての会社は3週間の有給を社員に与えないといけないんです。メリハリがしっかりしている分、オンのときに集中力が保てるみたい。そこは、日本も真似してほしいところだよね。いつか日本の働き方を変えたいなって思うくらい、しっかり休むことは重要。いい仕事をするためにね! みんなもオンとオフを区別して、「メリハリのあるライフスタイル」を目指していこう♡

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5. よりクリエィティブでいるために

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
Vladimir Cauchemar - Aulos (Official Music Video)
Vladimir Cauchemar - Aulos (Official Music Video) thumnail
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心の余裕と臨機応変な対応力、集中力を養うことで、よりクリエィティブでいられるはず! 最後にティガライチ押しのフランスのアーティストをご紹介♡

ドクロのマスクがトレードマークのDJ兼音楽プロデューサーのVladimir Cauchemar。ホラーハウスという音楽ジャンルを作っています。学校の音楽の先生みたいなメガネのおじさんがコミカルにフルートを吹き続けるという、シュールなPVをリリースして以来、世界中で人気に。ただの面白いアーティストかと思いきや、本当はかなり凄腕の音楽プロデューサー。ティガラ、彼とのコラボ曲も製作中だから、そのうちみんなにも報告するね。乞うご期待!

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Neto Firmino

という訳で、フランス的「ケセライズム」、みんなも参考になったかな? やっぱり心の余裕と適応能力は、どの世代でどんな仕事をしていても大事になってくるよね。「ケセライズム」を実践して、よりパワーアップしたライフスタイルを送ってみよう! ティガラでした☆

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ティガラ

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