ハロニチハ! みんな元気?
ティガラはなんと、3週間前からパリに住んでるんだよ! 打ち合わせで来月も再来月も日本と行き来しながらだけど、今年はパリを拠点に活動してみようかと思ってます。新しい人生のチャプターに突入して2019年は、なんだかとてもいい予感がするから、とにかく全力で突っ走ろうと思ってます! とは言いつつ、ここ一週間で、日本の携帯が盗まれたり(!)、道端で犬のウンコ踏んだり、ジムのサウナで滑って肘を打撲したり、セーヌ川の橋で転んだり、夜には何度も金縛りにあったりって、なんだかついてないことももちろんあるんだけど(苦笑)。でもこんなことでめげてられない! 悪いことがたくさん起こった後は、きっと良いことがたくさん起こるんだと信じて、(アパートの玄関に盛り塩も置いたし!笑)負けずに頑張って行こうと思いますっ。
今回は、同じく海外で暮らしたり挑戦したいって思っている人に送る、海外暮らしの心得をお届けしたいと思います。大事なのは、“今だ!”と思ったらチャンスは逃さないこと! では、Let’s go!!
海外での活動を毎回決めるタイミングは?
ティガラは、以前にもパリに2年半くらい、L.Aに3年(行ったり来たり)、ロンドンに6カ月、サンパウロに2カ月住んでいたことがあります。どれも自分の音楽と抱えてるプロジェクトのためだったんだけど…こんなに海外を行ったり来たりする理由は、思い返してみると毎回理由が同じ。それは、どれも自分が惹かれてるって気付いた場所で、“今だ!”って思えた時だったっていうこと。
ずっと広い世界を見たい、国に関係なくどこでもやりたいことができるところに行こうっていうスタンスでね。でも一生懸命やってる道の途中でも、“あ、今はこっちに行った方がいいな”と感じたり、なぜか出会いやチャンスにすごく引かれる場所や国があるんだよね。野生の勘と言うのかも知れないんだけど…。そういう“引き”を感じてると、なぜか仕事や契約、情報、助けてくれる人などなど、色んな巡り合わせがやってきて、ちょっと頑張ったらそこに住めちゃう、っていう状況になるの。「あ、これはサインなんだ!」ってひらめいたら、後はとりあえず引っ越す準備に取りかかるだけ(笑)。ひらめいちゃったら行動が早いタイプだから、ティガラはこれまでもフットワーク軽く、さっさと動いてきました。今回のパリもまさに同じ。
こんな感じで、数カ国での経験して来たティガラなんだけど、みんなにいくつか知っておいて欲しい、海外暮らしの心得があるからちょっと聞いて!
“気付いてしまった”みたいな感覚は大事に。行動に移す価値あり。
ティガラの場合、パリにはもともと縁があって日本に帰って来てからも、ほぼ毎年仕事で行く機会があったんだ。フランスのアーティストたちや音楽・TV関係者とも、ごくごく自然な成り行きで出会ってきて、特にここ数年じわじわとフランスとの縁が強まってきたと感じてたところだった。
で、去年、2週間滞在の予定でプロジェクトのプレゼンをしにパリに行ったら、思った以上に多くの人と出会って“やばい、これはもっとパリにいないといけないかもしれない”と思えて、滞在期間を延長。1人でネットワーキングやリサーチを色々してて、3週間が過ぎた時に、唐突なお告げみたいに(笑)、ピコーン!と、“あ、私は今、パリに住んだ方がいいんだ”って気付いたの。
そこからの即行動。その週にパリの家具付きアパートをネットで探して、東京のマンションの解約手続きの流れも確認。今のところ流れはいいし(携帯盗まれたり、犬の糞を踏んだりはしたけど!笑)、今年はいい予感がするから多分大丈夫だと思ってるよ。こんな感じに直感で気付いたなら、後は行動あるのみ!
だからと言って、その時に必ず、目に見える結果や数字に繋がるわけではない…
ちょっと悲しいけど、事実だし、ちゃんと知っておいた方がいいことなんだけど、そうすぐに予想してた結果に繋がるわけじゃないのが、人生なんだよねー。ぶー。ティガラも、今まで色々移動してる中で、そういう直感と自分を信じて行動して来たわけだけど、その中で、蓋を開けたら思ったようにうまくいかなくて、“私、まじで何のためにここに来たんだろう”、って1人で公園で黄昏ていたことも何度もありました(笑)。
だから、どんなに頑張っても、勇気を出しても、上手く行かない時があるんだってことは、知っておかないといけないこと。ただ、本当に不思議なんだけど、その時に頑張っていたことが、何年か後に、なぜか自分が想像してなかった素敵なものに繋がってることがあるの! これは、人生の神秘とか縁と言うのか、神様からのプレゼントみたいなものなんだけど、そんなサプライズが後からやって来ます。
だから上手く行かない時があっても、何年かしたらこの理由が分かるんだろうなって思って、自分のペースでいいから前を見て進んで行って。
自分の夢を生きていくのって、そう簡単にできることじゃないし、そんなに簡単だったらきっとみんながやってるだろうしね。ほとんどの人がなかなかできることじゃないからこそ、とにかく自分に負けないし、辞めない。シンプルに、ただそれだけのことなんだよね。
【渡航前のすゝめ】
あとは、具体的な日常生活の話! 海外暮らしでは、ローカルの生活に馴染んでいくことも楽しいんだけど、やっぱり日本製のものって、本当にクオリティが良いし、コンビニやレストランとか生活の便利さとサービスのクオリティの高さに改めて感動して、恋しくなることが多々あります(笑)。
だから、「とりあえず、海外に行ったら、色々不便なことがあるんだ」と心の準備をしておこうっ。L.Aとニューヨークはそこまででもないけど、ヨーロッパは特に! 平日のお店の閉まる時間も早いし、日曜日はやってないところも多いしね。基本みんな働きたくないんだな、と思っておこう。そしたら、すごい並んでるスーパーのレジとかどんなに遅くても、決してイライラしません(笑)。
あとは、自分が良く使う薬、スキンケア、ヘアケア、カラコンは普段日本で使っているものを持って行こう。たまに、すごくいいものが海外で見つかることもあるけど、ティガラもこの4つは日本のものがいいって思うことが多いかな。加えるとしたら、メイク落とし、サランラップと歯ブラシは日本製が世界で一番(笑)!
【渡航後のすゝめ】
やっとやって来た新しい国、新しい街。まずは、たくさん出かけて人や場所で新たな出会いを楽しもう。そのためにも、その現地の言葉を話せるようになることは、当たり前だけどすっごく大切なこと。とにかく、語学は、最優先でなる早で覚えてね!
ずっと外国人のままでいるのと、ローカルに交じる生活は全く違うもの。見える世界や感じるものも変わってくる。言葉が話せないと、いつまでたっても観光客の枠からレベルアップできません。だから、まだその国の言葉を話せない間は、現地の日本人とつるむなんて持ってのほか! 心を鬼にして離れてください(笑)。その土地の言語で、自分で色々コミュニケーションが取れるようになるまで、最初の6カ月くらいは、とりあえずローカルの人といるか、一緒に勉強できる外国人の友達といるかで、とにかく勉強し続けて。
まあ、ティガラは大学受験で1日15時間勉強してた人だから、その辺り結構ストイックな方かも知れないんだけど(笑)。でも結局、お金も時間も限られているものだから、ある程度のレベルの集中力と向上心とストイックさは大事だと思うな。
海外で暮らして自分の好きなことを仕事にするっていう、みんながなかなかできないことをやりたいなら。普通なら絶対に見れない、素敵な景色を見たいなら。そこそこ自分に厳しくするのは、当たり前のことだよね。後々、ちゃんと頼れる人や甘えられる人は見つけておきたいところだけど、本当の友達を作るのにはやっぱり時間がかかるし、最初の6カ月くらいは孤独だったり、嫌なこともたくさんあったりすることも、事前に心の準備をしておいてね。でも、そのうちちゃんと、めっちゃ楽しいって思える日が必ず来るから!
というわけで、色々好きなように書かせてもらった、楽しいばかりじゃない「海外生活のすゝめ」。でも、そういうカルチャーショックを乗り越えた時に、自分の人間的な成長ができるし、どんどん視野が広がって、また次のレベルで、世界と人生を楽しむことができるのは間違いないの。快適な環境にい続けることに成長はないから、みんなもちょっと大変でも頑張って、長い目で見て、海外生活をエンジョイしてみてね!
ティガラでした☆
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