一周回って新鮮!50〜90年代のビューティトレンド【Part1】
あなたの生まれ年のトレンドは?
いつの時代にも生まれ続けるビューティトレンド。前髪やレイヤーカットなど、時を超え、人々の支持を集めたものもありますが、そのまま過去に埋もれているものも…。どんなに人気だったカットも、時代が変われば同じヘアスタイルをしている人はいないもの。とはいえ、今でも歴史に残るトレンドの数々を振り返ってみることは、ファッションを楽しむ私たちにとって、大きな意味があるはずです。<Marie Claire>から、前後半に分けてビューティトレンドをご紹介!
1957:キャットアイ
今でこそキャットアイは、定番と言ってもいいファッションとなりましたが、1950年代にはアイメイクとしてもアイウェアとしても、最先端のトレンドでした。キャットアイ人気は今も衰えず、テイラー・スウィフトやディタ・フォン・ティースも、よく目尻のアイラインを跳ね上げています。キャットアイを上手に描くための専用アイライナーもあるほど! 今では当たり前のアイラインになりました。
1961:外はねボブ
ジャクリーン・ケネディは、誰もが認める外はねボブのアイコンと言えるでしょう。ファッションセンスの良さで知られる彼女ですが、ヘアメイクに関してもその才能を発揮! ファーストレディ時代、彼女の清楚で控えめなメイクと、外はねのショートボブに斜めに流した前髪は、とても人気のスタイルとなりました。アメリカの人気歌手ダイアナ・ロスや大女優エリザベス・モンゴメリーも、当時はこの外はねボブでした。
1965:ビーハイブ・ヘア
まるでそびえ立つようなこちらの髪型は、髪を上へ上へと盛り上げて、大量のヘアスプレーでセットしています。1960年、アメリカ・イリノイ州の美容師マーガレット・ヴィンチ・ヘルドが始めたビーハイブ・ヘア。R&Bの黄金時代を生み出したレコードレーベル“モータウン”が登場し、ソウル・ミュージックやブラック・ミュージックが盛り上がりを見せていた当時、ザ・ロネッツのメンバーやアレサ・フランクリンらがこの髪型にしたことにより、人気の絶頂を迎えました。
1967:ピクシーカット
映画『ローズマリーの赤ちゃん』の撮影のために、ミア・ファローは誰もしたことがないほどの短さに髪をカット。これが原因で当時の夫、フランク・シナトラが彼女の元を去ったという噂まで…! そんな噂の真偽はさておき、この映画のために生まれた彼女のピクシーカットは伝説となりました。オーディション番組『America's Next Top Model(原題)』では、審査員のタイラ・バンクスにピクシーカットを勧められた出場者がそれを拒否、タイラが激怒するという事件がありましたが、確かに拒みたくなるような…勇気が必要とされる短さかもしれません。
1972:ショートレイヤー
ピクシーカットでもボブでもない——ライザ・ミネリと言えば、このレイヤーが入った大胆なヘアカットでしょう。ピクシーカットとボブのいいとこ取りのこのカットは、当時の伝統的な女性らしいスタイルにはない、まったく新しい魅力がありました。この髪型が有名になったきっかけは、ジェーン・フォンダのマグショットでしたが…。